湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2025.1.8

バイオ通信 No.2981「遺伝子操作学実習・プラスミドの調製2」

1年生の遺伝子操作学実習でプラスミドの調製を行いました。

 

今回はアルカリSDS法で抽出します。

 

プラスミド保有菌をマイクロチューブへ取り、遠心して菌体を集めます。

 

アルカリSDS法は、

SolutionI、SolutionⅡ、SolutionⅢと順番に入れていきます。

 

SolutionⅡは溶菌。

SDSにより菌体の細胞膜構造を破壊し、NaOHにより染色体DMAを変性させます。

 

SolutionⅢは中和。

酢酸カリウムで溶液のpHを中性に戻します。

 

攪拌すると乳白色のおからのような沈殿が見られます。

 

遠心します。

 

沈殿と浮遊している、おからを吸わないように注意しながら、

上清を新しいマイクロチューブへ取ります。

 

アルコール沈殿を行いプラスミドをペレットにします。

 

真空デシケーターで乾燥させます。

 

TEにペレットを溶解したら、プラスミド溶液の出来上がりです。

 

アルカリSDS法では主に、閉環状DNAが調製できます。

 

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