1年生の微生物学実習で、
バクテリオファージの実験を行いました。
55℃恒温槽で軟寒天培地を保温しておきます。
T先生のデモンストレーションを見て、操作の流れを確認します。
まずは、ファージ液の希釈を行います。
10倍希釈を6回行って、10-6(100万倍希釈)まで。
軟寒天培地へ宿主菌と希釈したファージ液を加えてよく混ぜ、
平板培地に重層します。
培地全体へ広げます。
宿主菌にファージが感染して、
溶菌するとプラークを形成します。
左のシャーレは全面に菌が生えています。
右のシャーレは宿主菌にファージが感染し、
ほぼ溶菌してしまっています
(左より、右の方が透明っぽいのわかりますか?)。
こちらはプラークが数えられます。
丸く抜けて見えるのがプラークです。
バクテリオファージは細菌に感染するウイルスです。
ウイルスは小さいので、
光学顕微鏡下では数えられないのもあり、
宿主に感染させて溶菌されるという、
その変化を利用してウイルス量を調べていきます。