湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2023年 7月アーカイブ

バイオ通信No.2761「ニンジン肥大根形成層の初代培養 再掲」

みなさん、こんにちは。

 

応用生物科学科1年生が「細胞組織学実習」で、

ニンジン肥大根形成層の初代培養を行いました。

 

使用するニンジンは市販のものですが、

まずは輪切りにして、皮むきをします。

 

ここまではお料理のようでしたが、ここからは違います。

輪切りにしたニンジンを殺菌剤につけ、殺菌して・・・

 

クリーンベンチ内に移動・・・滅菌水で水洗します。

 

滅菌水で水洗したニンジン肥大根の形成層部分を、

コルクボーラーで打ち抜き、サンプルとします。

 

円柱状に打ち抜かれたサンプルの両底面は、

殺菌剤の影響を受けているので、

その部分は、メスでカットして取り除きます。

 

そして、サンプルを培地に置床します。

 

これを培養ラックで、培養します。

 

ニンジン肥大根は、

根だけにコンタミネーションをおこしやすいのですが、

それを低減する方法もいくつか考えられています。

 

コンタミネーションしやすいため、あえてそれを利用して、

学生さんにコンタミネーションを低減させる方法を考えてもらうのも、

実習としてはおもしろいですね。

 

もちろん、もともとのニンジンの質の影響が大きい部分もありますが、

楽しい実習になるような気がします。

 

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バイオ通信No.2760「自然放射線の測定実習」

みなさん、こんにちは。

 

応用生物科学科2年生の「放射線入門」の授業で、

自然放射線の測定実習が行われました。

 

担当講師のYS先生から・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GMサーベイメーター、

NaIシンチレーションサーベイメーターの

原理や取り扱い方をご説明いただいた後は・・・

 

実際に測定器に触れてみます。

 

ホンモノの測定器に興味津々・・・

 

各自、実習室を出て、

思い思いの場所で放射線測定を行いました。

 

実習で使用した測定器は、

TS先生から借用したものです。

 

この場を借りて、御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

「放射線=こわい」

というイメージがありますが、

それを利用する分野では、しっかりとした知識と技術をもって、

適切な利用を図る必要がありますね。

 

バイオ分野も動物医療分野も

放射線を利用する可能性がある分野でもあります。

 

放射線を適切に利用できるように、

しっかりとした知識と技術を持って、

社会に出て行きたいものです。

 

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バイオ通信No.2759「卒業生が訪ねてくれました!」

みなさん、こんにちは。

 

先日、卒業生のAMさんとNMさんが、

学校を訪ねてくれました。

 

写真右から2人目がAMさん、

3人目がNMさんです。

 

AMさんは

2001年3月卒業のバイオ13期生、

一方、NMさんは

2014年3月卒業のバイオ26期生です。

 

ふたりは

ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社に

所属する先輩・後輩です。

 

AMさんは

センター長として業務に当たられていて、

NMさんも卒業後、

AMさんのもとで経験を重ねて力をつけ、

活躍されているようです。

 

ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社には、

ほかにもたくさんの卒業生がお世話になっていて、

ありがたい限りです。

 

卒業生が母校をこのように

訪ねてくれることはありがたいことです。

 

AMさん、NMさん、ありがとうございました。

機会がありましたら、また学校に顔を出してください。

 

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バイオ通信No.2758「生化学実習13」

みなさん、こんにちは。

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、ゲルろ過クロマトグラフィーを行いました。

最初にカラムにゲルを詰める作業からです。

ゲルを詰めてる間に、学生に実習の様子の写真撮影をお願いしてみました。

詰め作業が終わるまで、学生の撮った写真を組み合わせて少し推測をしてみましたので、ご覧ください。

 

①もしかして、寂しがってるのかな?見ている人もいますよ。

 

②楽しそうな実習の中で、普段はほとんど見せない鋭い眼差し!!!

あまりにも鋭すぎて・・・ビックリかな!!!

 

カラムにゲルを詰める作業が終わり、サンプルを塗布しました。

 

分離の開始です。開始をすると分子量標準液が分離をしていきます。

分子量標準液は、色がついているので、分離の様子がわかります。

 

随分、分離が進んできました。

上から黄色、赤色、青色になっています。

 

青色はカラムから溶出しました。

 

分離操作を行っている間の2年生のみなさんです。

次の操作の準備をちょっとのんびりしています。

 

赤色もカラムから溶出しました。

最後の黄色が溶出をすると終了です。

 

各溶出液を回収して、吸光度測定とヨウ素デンプン反応を行いました。

吸光度の測定です。測定の本数の多さに少しお疲れ気味です。

 

こちらは、ヨウ素デンプン反応です。

 

以上の結果から、唾液アミラーゼの分子量を測定しました。

いつもは、全員で結果のまとめを行うのですが、今回は少し時間がかかって遅くなったので、

手分けをして作業を行いました。

時間は、かかってしまいましたが、良い結果が出せたと思います。

2年生のみなさん、お疲れ様でした。

 

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バイオ通信No.2757「生化学実習12」

みなさん、こんにちは。

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、SDS-PAGEを行いました。

SDS-PAGEは、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法の略です。

タンパク質の分子量を求めることができます。

 

今回は、実習で分離した卵白アルブミンの分子量を求めました。

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

まずは、ポリアクリルアミドゲルを作製しました。

 

電気泳動装置にセットして、サンプルを塗布します。

 

ちょっとコツがいるのですが、気がつけば・・・・・。

A先生が見守る中、みんなが集まってきました。

 

サンプルを塗布する様子を見ようと動画撮影まで登場。

 

あまりにも密集状態で操作しにくかったのか、その後は各自でサンプル塗布を行いました。

 

そして、泳動の開始です。泳動の様子をご覧ください。

 

分子量マーカーの部分を黄色で囲ってみました。

分子量マーカーには色がついていますので、分離されていく様子がわかると思います。

 

黄色に囲ったところが分離されているのがわかりますか。

写真が小さくて、すみません。

 

拡大しました。

 

泳動中の2年生です。

 

泳動終了後、染色を行います。

今回は、脱色はしなかったので、ちょっと見えにくいですが、

卵白アルブミンのバンドが確認できます。

 

グラフを作成し、卵白アルブミンの分子量を求めました。

2年生のみなさん、SDS-PAGEは、他の実習でも行いますので、

しっかり理解をしておいてくださいね。

 

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わんにゃん通信No.1436「生化学実習11」

みなさん、こんにちは。

今回の生化学実習は、動物看護コース2年生の実習の様子をご紹介します。

2期の生化学実習では、分光光度計を使用して血液検査を中心に行っています。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

測定が終わるとデータのまとめです。

 

今回は2項目実施しました。

先生方の厳しい目?で確認をしてもらいます。

動物看護コースの2年生も器具・機器の取り扱いがずいぶん慣れてきたようです。

しかし慣れてきたころに、先生方の厳しいチェックがあり、

しっかりデータを取ることを確認していきます。

 

一方、バイオコースの2年生は、卵白アルブミンの定量を行いました。

 

卵白アルブミンの吸収スペクトルです。280nmに吸収がありますね。

 

今回は、ビウレット法で定量を行いました。

気が付けば、今回の実習では、両コースとも青色溶液の測定でした。

2年生のみなさん、データをしっかり測定して、頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2756「バイオサイエンス実習8」

みなさん、こんにちは。

今回の応用生物科学科1年生のバイオサイエンス実習では、ランバート・ベアーの法則を確認しました。

ランバート・ベアーの法則は、ランバートの法則とベアーの法則が合わさった法則になります。

ランバートの法則は「濃度一定ならば吸光度は液層に比例する」、

ベアーの法則は「液層一定ならば吸光度は濃度に比例する」という法則です。

 

今回は、ベアーの法則の確認になります。

使用した溶液は、赤色溶液と青色溶液です。

この溶液を各自、希釈(異なる濃度の溶液を調製)して、

分光光度計(吸光度を測定する機器)で測定を行いました。

 

測定終了後、グラフを作成し、吸光度は濃度に比例することを確認しました。

作成したグラフは、こちらです。縦軸に吸光度、横軸に濃度で作成しました。

キレイに比例のグラフになってます。

1年生のみなさん、ベアーの法則が確認できましたか。

今後もベアーの法則(ランバート・ベアーの法則)は、実習でよく出てきますので、

しっかり理解し、しっかり操作をしていきましょう。

 

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わんにゃん通信 No.1435「心エコー検査をしました。」

1年生の検査機器総論で心エコー検査を行いました。

 

心臓の4つのお部屋、弁を思い浮かべながら、画像を見ていきます。

 

T先生の華麗なる技を見せていただきます。

プローブを胸にあてると一瞬で左室長軸断面が画面に映し出され、

血流の様子が観察できました。

 

交代しながら、プローブを当ててみました。

 

上手に画像が出ました(^^♪

 

解剖学の授業が役に立ちますね。

 

わんちゃん、ねこちゃんのエコー検査では

検査に邪魔にならず、動物たちに負担のないような保定技術が求められます。

 

練習してくださいね。

 

 

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バイオ通信 No.2755「細胞培養始めました!その1」

2年生の細胞工学実習が始まりました。

 

細胞培養を開始すると日曜日、火曜日以外は細胞のお世話があります。

頑張っていきましょう(^^♪

 

まずは、培地調製です。

DMEM培地粉末を溶解します。

 

炭酸水素ナトリウムを加えます。

培地の色が黄色から赤色に変化しました。

 

培地にはpH指示薬のフェノールレッドが添加されています。

培地のpHは細胞培養にとって重要なので、

pHが適正範囲であるかどうかを判断できるようになっています。

 

抗生物質、血清を加え、ろ過滅菌します。

 

血清が入っているのでろ過するのが大変ですね。

 

交代しながらろ過していきます。

 

コンタミチェックしてから使用します。

さぁ、次は細胞を起こします!

 

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わんにゃん通信 No.1434「心電図をとりました。」

1年生の検査機器総論で心電計を取り扱いを行いました。

 

臨床検査技術学科T先生から測定方法を教わります。

 

被検者、測定者と交代しながら行いました。

 

被検者へ電極を付けていきます。

右手首は赤色、左手首は黄色、右足首は黒、左足首に緑です。

 

測定した波形がこちら。

 

T先生のチェックをうけます。

 

測定した波形からR-R間隔、心拍数、

PQ時間、QT間隔、補正QTを求めました。

 

検査する側、検査される側の両方を体験しました。

どちらの立場も注意するところがありました。

 

これから、みなさんが相手にするのはわんちゃん、ねこちゃんです。

この経験を生かして、みてくださいね。

 

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