みなさん、こんにちは。
応用生物科学科1年生が「細胞組織学実習」で、
ニンジン肥大根形成層の初代培養を行いました。
使用するニンジンは市販のものですが、
まずは輪切りにして、皮むきをします。
ここまではお料理のようでしたが、ここからは違います。
輪切りにしたニンジンを殺菌剤につけ、殺菌して・・・
クリーンベンチ内に移動・・・滅菌水で水洗します。
滅菌水で水洗したニンジン肥大根の形成層部分を、
コルクボーラーで打ち抜き、サンプルとします。
円柱状に打ち抜かれたサンプルの両底面は、
殺菌剤の影響を受けているので、
その部分は、メスでカットして取り除きます。
そして、サンプルを培地に置床します。
これを培養ラックで、培養します。
ニンジン肥大根は、
根だけにコンタミネーションをおこしやすいのですが、
それを低減する方法もいくつか考えられています。
コンタミネーションしやすいため、あえてそれを利用して、
学生さんにコンタミネーションを低減させる方法を考えてもらうのも、
実習としてはおもしろいですね。
もちろん、もともとのニンジンの質の影響が大きい部分もありますが、
楽しい実習になるような気がします。