湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2017年 9月アーカイブ

バイオ通信No.1771「手形培地を使った手洗い(消毒)効果の判定」

みなさん、こんにちは。
 
今日は、1年生の微生物学実習の模様をお伝えします。
 
先日作製した手形培地を使って、手洗い(消毒)の効果を見ました。
手洗い前の手で手形培地に「ペタン」、洗浄剤を使って手洗いまたは手洗い後に消毒薬で手指消毒した後に「ペタン」。
 
37℃で一晩培養後の写真がこれです。

写真左が手洗い前、右が手洗い→消毒後の培養結果です。
 
見づらいですが、手洗い前は大きなコロニー(菌の集落)と細かいコロニーが多数見られますが、消毒後はほとんど見られなくなりました。
 
こんなケースもありました。

写真左が手洗い前、右が洗浄剤で手洗い後の培養結果です。
 
手洗い後の方が、コロニーがたくさん見られます。
さて、これはなぜでしょう?
これは、手洗いが下手だからという訳ではありません。
ふつうに起こりうることです。
???がいっぱいになりそうですが、いかがでしょう?
 
これは、消毒薬で消毒していないケースです。
手洗い時に一生懸命に手洗いしたため、指紋の溝に存在していた
微生物が浮き出てきたのです。
こんなこともあるのです。
 
手洗い、消毒は奥が深いですね。
 
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わんにゃん通信No.718「ONE LOVE ALOHA 2017」

こんにちは(^_^)
 
明後日からですが、2017.9.30(土)と10.1(日)に横浜で開催されるONE LOVE ALOHA 2017 に動物看護コースが参加します♪

 
湘央学園のブースもあり、動物クイズ・体験イベント・展示・学校紹介などやっています。
そして、イベントのお手伝いにも参加します。
 
ぱせり(トイ・プードル)ともずく(シーズー)も参加しますので是非会いに来て下さい(▽・ω・▽)
 
見かけたときは、名前を呼んであげて下さいね♥


 
皆様にお会いできることを楽しみにしてます♪
詳細は学校のホームページにものっています(^_^)v
 
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わんにゃん通信No.717「心音を聴いてみよう♪」

こんにちは(^_^)
 
動物看護実習Ⅰで聴診器の使い方を学びました。

 
病院に行ったときにお医者さんに聴診器を使われた経験はあると思いますが、自分で使うのは初めてです。
まずは聴診器の使い方からです。
しっかり正しい使い方をしないと正しく音が聴けません!!
 

しっかり覚えましょう(^_^)/
 
次は実際に自分の心臓音を聴いてみます。

 
胸の真ん中あたりに聴診器をあてるとドクンドクン♥と聴こえます。
自分の心臓音を確認できたら、今度はわんこの心臓音を聴いていきます(▽・ω・▽)
まずは手で心臓付近を触診して位置を確かめます。
 

確認できたら聴診器を使って聴いていきます。
 

しっかり聴くことは出来たでしょうか??
 
聴診器を使用してわんこの心臓音を聴いてみたい方は、10月7・8にある湘央祭の「クイズ!わんこに聴いてみよう!!」で聴くことができます♪
是非わんこ達の心臓音を聴きに来て下さい(▽・ω・▽)♥
 
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バイオ通信No.1769「微生物の取扱方法と手形培地の作製」

1年生の微生物学実習で、微生物の取扱いと手形培地の作製を行いました。

 
前回、平板培地で分離培養を経験した1年生は、今回、その培養後の平板培地から釣菌して、グラム染色標本を作製しました。
その染色標本を観察することにより、分離培養が適切にできているかどうかがわかります。
 
グラム陽性菌は紫色に、グラム陰性菌は赤色に染色されます。
とても重要ですから、しっかりと覚えておきましょう!!!
 
また、細菌の鏡検は1000倍で行いますので、油浸での観察になります。
生物顕微鏡の適切な使用方法も、身についていなければなりませんね。
 
次に手形培地の作製を行いました。

 
培地作製はすでに何度か経験しているので、操作にだいぶ慣れてきているようですね。
この培地は後日、手洗い・消毒薬の効果を見る実験に使用します。
 
このような基本操作が適切にできることは、とても重要です。
たとえ、このようなことを実際に行わない職場だったとしても、知っている(経験したことがある)ことは、とても意味のあることです。
しっかりと記憶と記録にとどめておいてくださいね。
 
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バイオ通信No.1768「同窓会主催 実験動物技術講習会のご案内」

湘央生命科学技術専門学校同窓会が主催する「第13回実験動物技術講習会」を開催いたします。
実験動物2級技術者資格認定試験を受験される、または受験を予定されている方に限らず、試験は受験しないが技術を磨くために参加を希望される方など、興味のある方なら誰でも大歓迎です。ふるってご参加ください。
受講の申込は、実験動物技術講習会事務局までメールにてご一報ください。
 
【講習概要】
開催日時 : 平成29年10月28日(土) ~ 29日(日)  午前9時30分~午後3時30分
講習内容 : ハンドリング・保定(ケージ交換等)、個体識別法、性別判定法(新生仔動物、成熟動物)、体重測定、性周期判定、投与法(経口投与、腹腔内投与、皮下投与、筋肉内投与、尾静脈投与)、マウス毛色判定、各種器材名称とその用途等、その他
使用動物 : マウス、ラット、ハムスター、スナネズミ
定員 : 24名
参加費 : 無料(高校生、応用生物科学科在校生)、1000円(湘央学園卒業生)、3000円(左記以外の一般の方)
*社会人の参加も可能です。メールにてお問い合わせください。
*両日の参加が好ましいですが、いずれか一日の参加でもかまいません。なお、参加費は1日参加でも両日参加でも同じです。
 
【開催場所および応募方法】
開催場所 : 湘央学園1号館114教室、115実習室
参加資格 : 高校生、湘央学園卒業生、一般の方
応募方法 : 実験動物技術講習会事務局(花輪)hana@sho-oh.ac.jpまでご連絡ください。
*ご連絡をいただきましたら、折り返し、こちらからご連絡申しあげます。
応募締切 : 平成29年10月20日(金) 定員になり次第締め切りますのでご了承ください。
*ご不明な点がありましたら事務局まで、メールにてご連絡ください。
 
実験動物技術講習会担当責任者 : 磯江孝治(B17期)
 
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わんにゃん通信No.716「ノミ標本作製99」

こんにちは(^_^)
 
動物臨床検査学実習Ⅰで、前回は「幼ダニ」の標本を作製しましたが、今回は「ノミ」の標本を作製しました♪
その数なんと、99匹!!
眼をカッと開いて標本作りSTARTです(◎▽◎)
 


 
前回幼ダニの標本を作製しているので、手順はスムーズでした。
しかも幼ダニよりノミの方が大きいため、余裕が少しあるように見えました。
ただ、スライドに乗せるのは比較的簡単にできるのですが、身体の向きが縦にならないようにと
脚が身体と重ならないようにするのが難しかったみたいで、竹串で頑張って作製していました(*^_^*)
 


 
無事に99枚作製出来ました(^_^)v
作製した標本は封入剤が乾いてから使用します。
綺麗に作製出来たか楽しみです♪
 
ノミもダニも危険で厄介な寄生虫の1つです。
作製した標本でしっかり生態を理解しましょう!!
 
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バイオ通信No.1767「モノクローナル抗体の作製・細胞融合」

バイオコース2年生の免疫化学実習では「モノクローナル抗体の作製」が始まりました。
7月の終わりからマウスへ免疫を開始しました。
 
今回は細胞融合です。
 
免役したマウスの脾細胞(抗体産生細胞)を無菌的に取り出し、ミエローマ細胞(ガン細胞)と融合しました。
脾細胞とミエローマ細胞をカウントして、10:1で混ぜて遠心します。
 
アスピレーターで培地を取り除きます。

 
ポリエチレングリコール(PEG)1mlを1分間かけて細胞へ加えていきます。
PEGは細胞膜の脂質二重層構造を部分的にかく乱し、流動性を高めて膜融合を容易にします。
 

次に培地10mlを5分間かけて加えていき、PEGを希釈していきます。
1滴加えては、混ぜての繰り返しです。
 

希釈が終わったら遠心し、HAT培地に再浮遊させます。
 
96ウエル培養プレートに分注して培養開始です。

 
2滴づつ、慎重に分注していきます。

 
脾細胞とミエローマ細胞を融合すると、脾細胞と脾細胞、ミエローマ細胞とミエローマ細胞、脾細胞とミエローマ細胞、の3種類の融合細胞が出来ます。
必要なのは、脾細胞とミエローマ細胞の融合細胞だけです。
 
必要ない融合細胞を排除する方法がHAT選択です。
HAT培地にはヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジンが添加されています。
 
脾細胞同士の融合細胞は寿命により1~2週間で死滅します。
使用するミエローマ細胞はサルベージ経路欠損株なので、HAT培地中のアミノプテリンによってde novo経路が使えないため、ミエローマ細胞同士の融合細胞は死滅してしまいます。
 
脾細胞とミエローマ細胞の融合細胞は脾細胞由来のサルベージ経路を使って生存することが出来ます。
たくさん、融合細胞が出来ますように(^o^)
 
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バイオ通信No.1766「実験動物の実習がはじまりました」

バイオコース1年生の基礎実験動物学実習が、今年度もはじまりました。
 
この実習は2年生との交流がある実習ですので、実習の内容だけでなく、就職のことやテストのことなど、先輩といろいろと情報交換ができるのがよいところのひとつではないかと思っています。
 
まずは「あいさつ」から・・・

 
あいさつの後は、マスク、グローブ、キャップの着用法を体験します。

 
動物に対してという意味もありますが、我々の防護やアレルギー防止の意味もあるので、しっかりとした着用法を身につけておきましょう。
 

 
これから様々な技術を学んでいきます。
よろしくお願いします。
 
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わんにゃん通信No.715「集中力養成講座?」

動物看護コース1年生の「動物臨床検査学実習 Ⅰ 」での一幕です。
内容は、「幼ダニの標本を作る」というものなのですが・・・
 

シャーレの中に幼ダニがいるのですが、見えますでしょうか(;^_^A
 
かすかに見える点々です。
この中には幼ダニと卵が混じっています。
 
それを実体顕微鏡で見ながら、標本に向いている幼ダニだけを収集していきます。


 
一人10体が目標です。
細かい作業です。
もはや集中力の養成が授業内容になっているような、実習なのに静かな教室となっていました。
 
集中力を切らすこと無く収集が終わり、無事に標本を作製することが出来ました(*^-^)

 
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