みなさん、こんにちは。
動物看護コース2年生が動物臨床看護学実習で、網状赤血球を観察しましたのでご紹介します。
はじめに、通常赤血球は骨髄で生成され脱核(核がなくなること)を行い、成熟した後に末梢血中を流れ、全身に酸素を供給します。
成熟赤血球に対し、網状赤血球とは、成熟した赤血球のひとつ前の段階の未熟な赤血球のことで、特殊な染色を行うと脱核した跡が網状・塊状を観察することができます。
今回はニューメチレンブルー染色を行い、網状赤血球の観察を行いました。
写真は染色液が入った、ガラス管(ヘマトクリット毛細管)です。
ガラス管に血液を流し入れます。
ガラス管を傾けて中の血液と染色液を混和します。
数分間静置します。
スライドガラスにガラス管内の血液を滴下し、血液塗抹標本を作り、鏡検します。
写真は鏡検像です。
内部が青紫色に染色されている血球が、網状赤血球です。
スケッチもしました♪
染色方法によって長所・短所があります。
検体によって染色方法を使い分けましょう♪