湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2017年 12月アーカイブ

わんにゃん通信 No.737「ドライケミストリー」

2年生の実習でドライケムを行いました。
 
今回は、富士フイルムメディカル株式会社の方から実際に機械を使いながらドライケミストリーについて教えていただきました。

 
ドライケミストリーとは、ドライケミストリーシステムと呼ばれる機械と試薬を用いて測定します。
特定の化学反応を起こす試薬が乾燥状態で保存されていて、そこに液体の試料が加わると化学反応が起こって発色するような検査法です。
 
2年生は生化学実習で生化学検査を学校犬の血清を試料として検査しました。
項目ごとに違うキットを使用して、標準液や試料を発色させ、分光光度計で吸光度を測定、データから濃度を求めました。
 
この装置はそれらをいとも簡単に行う機械です。。。

 
試薬が入っているスライドをカートリッジへセットします。

 
カートリッジを機械へセットします。

 
サンプルもセットします。

 
みんなで、確認しながら操作します。


 
今回の測定器は最大20項目まで測定でき、サンプル量は10μℓと少量ですむそうです。


 
富士フイルムメディカルのドライケムは動物病院の6割くらいで使用されているそうです。
メーカーが違っても、基本は違いません。
 
これから、動物病院で見かけたら興味深く装置を見てみましょう。
とても、働き者の装置ですyo(^o^)
 
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バイオ通信 No.1787「バクテリオファージ」

1年生の微生物学実習でバクテリオファージの測定を行いました。
 
細菌に感染するウイルスをバクテリオファージ(ファージ)といいます。
ウイルスは細胞構造がなく、他の生物の細胞内でのみ増殖します。
感染する生物は宿主といいます。
 
今回は大腸菌へファージを感染させてファージの量を調べました。
軟寒天培地の中で大腸菌(宿主菌)と希釈したファージ液を等量(0.1mℓ)混ぜてから、平板培地へ重層します。
 
37℃、一晩培養して形成されたプラーク数(溶菌斑)をカウントします。

 
宿主菌だけのシャーレは。。。菌が培地一面にベッタリと生えています。

 
1000万倍希釈したファージ液のシャーレでは、プラーク数は7個見られました。

 
100万倍希釈ファージ液は。。。

 
10万倍希釈ファージ液では。。。かなりの数のプラークが見られて半透明状態です。

 
プラーク数をカウントして、ファージ原液中のファージの量を求めます。
 
例えば、1000万倍希釈のときプラークが7個見られたので7×1000万で7000万。
この値は0.1mℓあたりなので1mℓへ換算すると7000万×10。
このファージ液原液のファージの量は7億pfu/mLとなりました。
 
1mLに7億って!想像がつかないですね (^^)
 
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わんにゃん通信No.736「卒業アルバム撮影」

2年生は卒業アルバムの個人写真撮影がありました。
 
バイオコースは卒業アルバム用だけでしたが、動物看護コースは動物看護師統一認定試験用の受験票写真も一緒に撮影しました。
 
まずはスーツ着用で受験票用の撮影から。

 
次は卒業アルバム用です。にっこり笑顔でね。

 
ぱせりも出番です。

 
中田先生はネクタイが気になるようで。。

 
カメラマンさんに直して頂いて(^^;)

 
早いものですね。卒業まであと。。。何日?
 
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わんにゃん通信No.735「クロスマッチ(^∪^)」

こんにちは(^_^)
 
一年生の動物看護実習でクロスマッチをしました。
クロスマッチとは交差適合試験ともいって、輸血をするうえで副作用がでないか調べる検査になります。
 
クロスマッチでまず覚えなければいけない言葉が「ドナー」と「レシピエント」。
ドナーとは血液をあげる方で、レシピエントとは血液を貰う方です。
 
今回は「まろん」と「ぱせり」が交通事故にあい輸血が必要という設定で、クロスマッチをしました。

 
クロスマッチはただドナーとレシピエントの血液を混ぜるのではなく、血球と血漿を分けたり、血球を洗ったりすることがいっぱいあります。
 
細かい繊細な作業が多いので慎重かつ確実にしていきます。


 
最後に顕微鏡で血球観察して輸血できるか判定します。
血球が重なりあっていたり繋がっていることを凝集といいますが、凝集していると血管に血球が詰まってしまうため輸血はできません。

 
血球がバラバラになっていたら輸血出来ます(^_^)v

 
今回の結果は・・・。

 
ぐりとビアンコは輸血できますが、たけぞうとレモンは凝集があり出来ない結果になりました。
実はたけぞうとレモンは猫なので、犬のぱせりとまろんとは輸血できません。
ぐりとビアンコは犬です。
 
今回は犬同士は輸血大丈夫な結果でしたが、犬同士でも輸血出来ない場合はあります。
輸血をする時は一分一秒無駄に出来ない状況が多いです。
しっかり操作方法を覚えましょう!!
 
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バイオ通信No.1786「平成29年度 就職内定者紹介 その12」

みなさん、こんにちは。
 
就職内定者紹介の12回目は、関東サービス株式会社に内定しているSIくんをご紹介します。
 

実習室のアイドルベアーのファーファと一緒に・・・・・
 
SIくんは、関東サービス株式会社で物流に関わる仕事をする予定です。
バイオと直接関連しない仕事をすることになりますが、そこにはSIくんの想いと考えがあります。
 
それでは、SIくんにインタビューしてみましょう。
 
「就職活動はどうでしたか?」

採用試験では面接が何度もあり、途中で採用試験不合格にならないか、不安でした。

 
「卒業後はどんな仕事に携わりますか?」
物流倉庫内で検品をしたり、ピッキング作業に携わります。
私の父が同じ物流に関わる仕事をしているので、知らず知らずのうちに父の背中を追っていたのかもしれません。
バイオ技術者として働くことを最初は考えていましたが、いざ就職活動をはじめたときには父と同じ仕事に興味を持ち、採用試験を受験していました。
 
「将来の夢は?」
父と同じように日本の物流を陰ながら支えていきたいです。
とにかく人の役に立つ人間になりたいと思っています。
 
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バイオ通信No.1785「化学実習5」

みなさん、こんにちは。
 
前回に続き、バイオコース1年生の化学実習は、3項目のローテーション実習です。
内容は、前回と同じですが、実習の様子をご覧ください。
 
ローテーション実習は、測定データをまとめる作業が多いので、考える時間がちょっと長いです。

 
こちらは、操作中。技術者っぽくなってきました。


 
こちらは測定データをグラフ化中。頑張ってプロットをしています。


 
完成したグラフはこちら。グラフから結果を読み取りました。

 
測定データを囲んで、検討中。上手くまとまりましたか?


 
今回の実習が、今年度最後の化学実習でした。
あと1回、実習がありますので、冬休み中にしっかり復習して、しっかり取り組みましょう。
 
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バイオ通信No.1784「平成29年度 就職内定者紹介 その11」

みなさん、こんにちは。
 
就職内定者紹介の11回目は、日本ゼトック株式会社に内定しているMHくんをご紹介します。

 
MHくんは、日本ゼトック株式会社にFRくんと一緒に同期入社します。
同期として切磋琢磨して、社会人としても技術者としても成長していって欲しいと思っています。
 
それでは、MHくんにインタビューしてみましょう。
 
「就職活動はどうでしたか?」
先生に受験してみないかと勧められたことをきっかけに会社見学へ行くことになり、そこで「この会社で働きたい!」と強く思いました。
そして、受験するのであれば、自分でできる限りの準備をしっかりとして臨むと決意して、就職活動をしました。
履歴書の作成では友達からの言葉や先生からのアドバイスも受けながら、自分の考えをまとめ、自信が持てる内容に仕上げました。
面接は2日連続で行われたのでたいへんでしたが、履歴書をしっかりとまとめ、それをもとに面接の練習をしっかりとしてきたことを思い出し、本番では自分で納得できる面接の内容にすることができました。
内定をいただけたときは、うれしさと協力していただいた人達への感謝の気持ちでいっぱいでした。
 
「卒業後はどんな仕事に携わりますか?」
入社後は、歯磨き粉などの製造の仕事に携わります。
採用試験前の施設見学で、働かれている技術者の方々に説明いただいた際、自分の仕事に誇りを持って取り組まれているのを感じました。
私もこんな風に自分のしている仕事について、自信を持って伝えられる社会人(技術者)になりたいと思いました。
そうなるためには、日々の仕事を着実に行いながら、技術や知識、コミュニケーションスキルなど、様々なことを磨いていかなければならないと考えています。
人々の歯や肌の健康を支えるこの仕事に誇りを持って、取り組んでいきます。
 
「将来の夢は?」
日本ゼトックがつくる製品を使ってくださる方々が、いつでもどこでも同じ、高品質のものを使い続けることができるようにすることです。
そして、自分自身がステップアップして、技術者としての幅を広げ、これから様々なことにチャレンジしていきたいと思っています。
 
「ブログを見てくれている人へのメッセージ」
就職活動は自分を見つめ直すよい機会です。
いろいろなことを考えてみるといいかもしれません。
 
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わんにゃん通信No.734「✿卒業しました✿」

こんにちは(^_^)
少し前ですが、ゆずが卒業しました。
 
ゆずは、ぬいぐるみみたいな可愛いさで、常にみんなをメロメロにしていました♪
感謝の気持ちをこめて細やかですが卒業式をしました(▽・ω・▽)
 
hana先生から感謝状をもらい、t先生と在校生代表でkさんから一言もらいました。
あとは在校生からプレゼントももらいました(^_^)v




 
最後は新しく家族になる卒業生のOさんから一言もらい卒業しました。

 
みんなに愛されていたゆず。
新しい家族と一緒に幸せになって下さい。
 
たまには遊びにきてね(*^∪^*)

 
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バイオ通信No.1783「化学実習4」

みなさん、こんにちは。
 
今回から化学実習は、ローテーション実習です。
 
酵素の実習2つ、緩衝液の実習を各班で行いました。
それでは、実習の様子から見てください。
 
まずは、いつも通りの準備から。


 
酵素の実習では、ALPの活性測定をしました。
以前にも酵素を使った実習は行っていますが、酵素の活性を測定するのは初めてです。
 
酵素反応すると黄色の生成物ができます。


 
今回は2倍希釈の酵素も反応させました。
ちょっとわかりづらいですが、濃い黄色と薄い黄色がわかりますか。
 
上手く反応したようです。


 
各班ごとに測定結果をまとめます。
身を乗り出すほどに熱心に、結果について検証しているようです。
でも、実習台の上には危険なので、乗らないようにしましょう。

 
今回は各班、うまく結果が出ました。
 
次回はどうかな?
しっかり頑張っていきましょう。
 
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バイオ通信No.1782「実験動物2級技術者資格認定試験の結果が届きました」

みなさん、こんにちは。
hanaです。
 
昨日(12月15日)、実験動物2技術者資格認定試験の結果が届きました。
おかげさまで、今年度も受験者全員が合格しました!!!
 
成績優秀者表彰(専門学校の部)でも、以下の3名が受賞しました。
MHくん(第1位)
KNくん(第2位)
TEさん(第4位)
 
みなさん、合格おめでとうございます。
 
この勢いで、明日のバイオ技術者認定試験も全員合格でお願いします。
 
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