湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2017年12月25日アーカイブ

わんにゃん通信No.735「クロスマッチ(^∪^)」

こんにちは(^_^)
 
一年生の動物看護実習でクロスマッチをしました。
クロスマッチとは交差適合試験ともいって、輸血をするうえで副作用がでないか調べる検査になります。
 
クロスマッチでまず覚えなければいけない言葉が「ドナー」と「レシピエント」。
ドナーとは血液をあげる方で、レシピエントとは血液を貰う方です。
 
今回は「まろん」と「ぱせり」が交通事故にあい輸血が必要という設定で、クロスマッチをしました。

 
クロスマッチはただドナーとレシピエントの血液を混ぜるのではなく、血球と血漿を分けたり、血球を洗ったりすることがいっぱいあります。
 
細かい繊細な作業が多いので慎重かつ確実にしていきます。


 
最後に顕微鏡で血球観察して輸血できるか判定します。
血球が重なりあっていたり繋がっていることを凝集といいますが、凝集していると血管に血球が詰まってしまうため輸血はできません。

 
血球がバラバラになっていたら輸血出来ます(^_^)v

 
今回の結果は・・・。

 
ぐりとビアンコは輸血できますが、たけぞうとレモンは凝集があり出来ない結果になりました。
実はたけぞうとレモンは猫なので、犬のぱせりとまろんとは輸血できません。
ぐりとビアンコは犬です。
 
今回は犬同士は輸血大丈夫な結果でしたが、犬同士でも輸血出来ない場合はあります。
輸血をする時は一分一秒無駄に出来ない状況が多いです。
しっかり操作方法を覚えましょう!!
 
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