湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

バイオ技術者と動物看護師を養成する神奈川県綾瀬市の専門学校、湘央生命科学技術専門学校の応用生物科学科と愛玩動物看護学科の公式ブログ。授業や学校行事の様子をご紹介します。

バイオ通信No.2969「微生物学実習~生菌数の測定」

みなさん、こんにちは。

1年生の「微生物学実習」で、生菌数の測定を行いました。

まずは、滅菌生理食塩水を試験管に一定量ずつ分注していきます。

 

それを使って、菌液を段階希釈していきます。

 

希釈菌液から一定量分取し、平板に塗布して培養します。

 

培養後に形成されたコロニー数から、菌液中の生菌数を求めます。

計算もしっかりと覚えておきましょうね。

 

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バイオ通信No.2968「化学実習5」

みなさん、こんにちは。

今回の1年生の化学実習は、中和滴定を行いました。

1つずつ中和反応を確認しながら、アルカリ混液の定量を行いました。

それでは、実習の様子からご覧ください。

 

まずは、準備からですね。

 

初めて使用するビュレット。慣れないせいか、

コックをひねる感じがちょっと難しいようです。

 

最初のpH指示薬は、フェノールフタレインです。

無色から紅色に変化したら終了です。

 

今回は、もう一つpH指示薬としてメチルオレンジを使用しました。

メチルオレンジの変化です。黄色から赤色に変化したら終了です。

実際に見る色とpH指示薬の変色域からイメージする色に

少し戸惑いがありましたが、アルカリ混液の測定までできました。

 

測定結果がでましたので、ここから計算です。

中和の公式を使って、アルカリ混液の定量を行います。

 

今回は、段階を経ての実習なので、混同しないように、

それぞれの測定値と中和反応を考えながら、計算をしていきます。

全員、アルカリ混液の定量はてきましたが、計算ミスが少し多かったような気がします。

1年生のみなさん、しっかりと計算していきましょうね。

 

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バイオ通信 No.2967「遺伝子・染色体検査学演習3 アガロースゲル電気泳動A」

臨床検査技術学科2年生の遺伝子・染色体検査学演習で、

1日目はPCRでDNA断片を増幅しました。

2日目は増幅したDNA断片のアガロースゲル電気泳動を行います。

アガロースゲルのサンプル溝へサンプルを

アプライするのは初めてなので、練習してから行いました。

 

take先生がポイント解説してくれました。

 

視線が熱くて余計に緊張する?

 

その調子!

 

班員も見守ります。

 

マイクロチューブからサンプルを取り

 

静かにアガロースゲルへアプライします。

 

手は固定してぶれないようにします。

100Vで30分程泳動後、染色してからDNAのバンドを確認します。

Aクラスも上手くDNAが増幅できていたようです。

細かい作業ですけれど慣れてくださいね。

 

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バイオ通信 No.2966「遺伝子・染色体検査学演習2アガロースゲル電気泳動 B」

臨床検査技術学科2年生の遺伝子・染色体検査学演習で

1日目にはPCRを行いました。

2日目はアガロースゲル電気泳動により、増幅したDNA断片を分離し確認します。

 

サンプルのアプライを余りのアガロースゲルを使って練習します。

手がぶれないように固定するとやり易いです。

 

班員に見守られながら。。。

 

慎重に。。。

 

Aクラスの皆さんの真剣な様子です。

 

泳動後はアガロースゲルを染色します。

染色後、UVトランスイルミネーター上で観察します。

今回は3種類の大きさのDNA断片を増幅しました。

バンドがしっかりと確認できています。

成功ですね。

 

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バイオ通信 No.2965「遺伝子・染色体検査学演習1 PCR法」

臨床検査技術学科2年生が115実習室で実習を行いました。

遺伝子・染色体検査学演習の一部の内容です。

1日目は「PCRによるDNAの増幅」を行いました。

 

2人一組で反応液を調製します。

 

各溶液はマイクロピペットで入れていきます。

慎重に1μLをはかり、マイクロチューブへ。

 

反応液が調製出来たらPCR装置(サーマルサイクラー)へセットして

あとは待つだけです。

PCR法(polymerase chain reaction)は、DNA鎖の熱変性、

プライマーのアニーリング、ポリメラーゼによる伸長反応を

繰り返すことによって、2種類のプライマーに挟まれた目的とする

DNA領域を増幅する方法です。

試薬が一つでも足りないと増幅しません。

確実に入れてくださいね。

 

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わんにゃん通信No.2053「微生物学実習~薬剤感受性試験」

みなさん、こんにちは。

1年生の「微生物学実習」で、薬剤感受性試験(ペーパーディスク法)を行いました。

対象となる菌を塗り広げて培養した平板培地に、薬剤を染みこませたディスクを置き、

対象菌の薬剤感受性を調べるものです。

阻止円の大きさを測定して、当該薬剤に感受性か、耐性かを判別します。

薬剤感受性試験は、愛玩動物看護師国家試験(その前の動物看護師統一認定試験)でも

出題されていますので、操作手順や判定のしかた等、記憶にしっかりととどめておきましょう。

 

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バイオ通信No.2964「バイオインフォマティクス1」

みなさん、こんにちは。

いよいよ4期も始まり、2年生のバイオインフォマティクスの授業も始まりました。

バイオインフォマティクスとは、バイオ(生物学)と

インフォマティクス(情報学)が融合した造語です。

 

いままで実習でよく使っていたマイクロピペットをコンピュータに変えて、

バイオ関連のサイトでツールを使って、

基本的なバイオインフォマティクスの分野を学んでいきます。

 

初回の今回、2年生が最初に困ったことは、

バイオ関連のサイトはほとんど英語だということです。

2年生のみなさん、少しずつ慣れていきましょうね。

 

今回の授業では、バイオ関連サイトの紹介と塩基配列の取得を実施してみました。

今年の2年生は、いつもよりすんなり取得ができたようです。

英語に少し抵抗があったようですが、ツールを使う上では、

それほど問題はなかったようです。

2年生のみんさん、これからいろいろなサイトを見ていきますので、

今まで勉強してきたことを振り返りながら頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2963「化学実習4」

みなさん、こんにちは。

今回の1年生の化学実習は、グルコースの定量を行いました。

1年生と相談(?)の上、ちょっと意地悪なサンプルも用意しました。

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

まずは、準備・準備・準備です。今回も個人で行います。

化学実習で取り扱う試験管もちょっとですが増えてきました。

しっかり準備して取り組んでいきましょう。

 

準備の次は、反応試薬の調製後、反応を開始します。

グルコースは無色なので、発色試薬と反応させて呈色させます。

反応時間の間にちょっと休憩中。

 

反応中のグルコース標準液です。

 

反応終了。

 

今回のグルコースの定量は、検量線法です。グルコース標準液で検量線を作成します。

色の違いは、グルコースの濃度の違いです。色が濃いほどグルコース量が多いことになります。

色の濃さを分光光度計で測定をしてグラフを作成し、グルコースの定量を行います。

久しぶりの分析実習だったので、勘違いもありましたが、無事に終了しました。

ちょっと意地悪なサンプルの色の濃さを見ていただきたかったのですが、

写真を撮り忘れてしまいました。すみません。

1年生は、「どす黒い」と表現していました。赤色のなのですが・・・。

1年生のみなさん、久しぶりの分析実習でしたが、しっかり覚えておいてくださいね。

 

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バイオ通信 No.2962「微生物学実習・鼻腔内常在ブドウ球菌の検出2」

1年生の微生物学実習で自分の鼻腔内の細菌を培養しました。

 

培養後のシャーレがこちらです。

左のシャーレはコロニー、培地も黄変しています。

写真ではわかりずらいですが、卵黄反応も見られ、コロニーの周囲が白濁しています。

右のシャーレはコロニーは白色、培地も変化していません。

左は黄色ブドウ球菌、右は表皮ブドウ球菌と推定されます。

 

グラム染色して。。。

 

検鏡します。

 

紫(青)色の球菌です。

 

グラム陽性球菌を確認できました。

 

この菌を液体培地で2時間ほど増菌し培地へ塗り広げます。

 

3種類の抗生物質のディスクをのせて、薬剤感受性試験を行いました。

自分の鼻腔内のブドウ球菌がどの薬剤に感受性なのかを調べます。

 

一晩培養しました。

阻止円の大きさにより感受性かどうかがわかります。

 

阻止円が大きければ大きいほど抗生物質が効いて、

菌の増殖が抑えられたことになります。

 

人によって菌が違うので、効く抗生物質も違ってきます。

阻止円がないものは全く抗生物質が効いていないということになります。

 

また、コアグラーゼ試験も行いました。コアグラーゼはウサギの血漿を凝固させる酵素です。

黄色ブドウ球菌はコアグラーゼを産生し、表皮ブドウ球菌はコアグラーゼを産生しません。

ウサギ血漿と菌液を混ぜ、37℃、2時間反応後、溶液が凝固しているか否かを判定します。

自分のブドウ球菌について、いろいろわかりましたね。

 

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バイオ通信 No.2961「微生物学実習・鼻腔内常在ブドウ球菌の検出1」

1年生の微生物学実習で鼻腔内常在ブドウ球菌の検出を行いました。

自分の鼻腔内の菌を培養します。

 

まず、滅菌綿棒に生理食塩水を含ませます。

 

綿棒を鼻前庭へこすりつけ菌を採取します。

 

10%卵黄加マンニット食塩寒天培地へ、綿棒の菌を塗ります。

 

残りの菌をスライドグラスへ塗り、グラム染色へ。

 

白金耳で全体に広げます。

 

グラム陽性球菌を確認します。

 

マンニット食塩寒天培地は、37℃ふ卵器で培養します。

マンニット食塩寒天培地には、7.5%塩化ナトリウム、マンニットが含まれています。

 

ブドウ球菌は、塩化ナトリウムの入っている培地によく発育します。

黄色ブドウ球菌は、培地中のマンニットを分解し酸を産生します。

 

指示薬のフェノールレッドにより、コロニーと培地が黄変すれば、

マンニットを分解する黄色ブドウ球菌と判定できます。

 

一方、マンニット非分解性のブドウ球菌は、白色のコロニーを作るので、

コロニーも培地の色も変化しません。

 

培養後、何色のコロニーが見られるでしょうか。。。

 

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