湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2023年7月31日アーカイブ

バイオ通信No.2761「ニンジン肥大根形成層の初代培養 再掲」

みなさん、こんにちは。

 

応用生物科学科1年生が「細胞組織学実習」で、

ニンジン肥大根形成層の初代培養を行いました。

 

使用するニンジンは市販のものですが、

まずは輪切りにして、皮むきをします。

 

ここまではお料理のようでしたが、ここからは違います。

輪切りにしたニンジンを殺菌剤につけ、殺菌して・・・

 

クリーンベンチ内に移動・・・滅菌水で水洗します。

 

滅菌水で水洗したニンジン肥大根の形成層部分を、

コルクボーラーで打ち抜き、サンプルとします。

 

円柱状に打ち抜かれたサンプルの両底面は、

殺菌剤の影響を受けているので、

その部分は、メスでカットして取り除きます。

 

そして、サンプルを培地に置床します。

 

これを培養ラックで、培養します。

 

ニンジン肥大根は、

根だけにコンタミネーションをおこしやすいのですが、

それを低減する方法もいくつか考えられています。

 

コンタミネーションしやすいため、あえてそれを利用して、

学生さんにコンタミネーションを低減させる方法を考えてもらうのも、

実習としてはおもしろいですね。

 

もちろん、もともとのニンジンの質の影響が大きい部分もありますが、

楽しい実習になるような気がします。

 

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