湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 遺伝子

わんにゃん通信No.2037「微生物学実習~グラム染色~」

皆さん、こんにちは☺

愛玩動物看護学科1年生の、微生物学実習の様子をお伝えします。

 

この実習では、実際に微生物を取り扱いながら、

細菌や菌類、ウイルス、原生動物などの基礎的な知識を身に付けます。

 

また、寒天粉末培地の作製方法や、

器具の使用方法などの知識も身に付けます。

 

今回は、細菌をグラム染色して顕微鏡で観察する実習を行いました。

 

グラム染色は、細菌を「赤色」と「青色」に染め分ける染色法です。

染色した細菌を顕微鏡を使って、色、形などを観察し、

どういった細菌なのかを確認します。

 

まずは、デモンストレーションを見て、しっかりメモを取ります。

 

染色時間も大切です。

班ごとに時間を確認しながら染色を行なっています。

 

染色した細菌を顕微鏡使用して観察しています。

うまく染色できたでしょうか。

 

大学病院や大きな動物病院では、

遺伝子検査や細菌検査を行うことがあります。

 

将来そういった病院でも、

「活躍できる愛玩動物看護師」になるため、

しっかりと学びましょう。

 

実習を通して、様々な知識を身に付けて欲しいと思います♬

 

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バイオ通信 No.2929「合同オープンキャンパス」

学科ブログ管理者のせいで、

だいぶ前に作成していたのに、

お蔵入りになってしまっていました。

 

すみません。

 

沖縄の浦添看護学校で開催された、

合同オープンキャンパスへ参加してきました。

 

オープンキャンパス前日は豪雨で大変でしたが、

当日は雨も降らず、

たくさん参加者の方がお見えになりました。(全体では約200名程)

 

 

応用生物科学科は、

「核の中のスゴイやつ!DNAを見てみよう」を行いました。

 

バナナをつぶして、バナナのDNAを抽出します。

 

アルコール沈殿するとDNAが出現し、

皆さんびっくりΣ(゚Д゚)されていました。

 

今回の参加者の方は、

とても熱心な方が多かったです。

 

沖縄の方にとって神奈川の気候は少し寒いけれど、

バイオに興味が出たらいいなぁと思いました。

 

当日は浦添看護の学生さんと、

沖縄在住の卒業生にお手伝いいただき、

とても助かりました。

 

ありがとうございました。

 

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バイオ通信No.2921「課題発表」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の植物バイオの授業で、課題発表を行いました。

 

以下の6つのテーマについてをパワーポイントにまとめ、発表をしてもらうというものです。

 

1.茎頂培養

※写真撮影を忘れてしまいました。

すみません。

 

2.ウイルス検定

 

3.葯培養

 

4.胚培養

 

5.細胞融合

 

6.植物遺伝子組換え

 

パワーポイントの使用もはじめてという人もいましたが、それぞれユニークなところもあったり、みなさん、うまく発表できていたと思います。

よかったです。

 

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バイオ通信 No.2899「ハイブリダイゼーション」

2年生の遺伝子工学実習で、

コロニーハイブリダイゼーションを行いました。

 

形質転換した菌が生えているシャーレに

メンブレンフィルターを密着させて、

コロニーの細菌をメンブレンに写し取ります。

 

写し取った細菌を処理して、

1本鎖にしたDNA分子を

メンブレンフィルターへ固定します。

 

以前行った、

サザンブロッティングのメンブレンフィルターと共に、

ハイブリダイゼーションを行います。

 

ハイブリダイゼーションでは、

塩基配列の相補性を利用して、

特定の塩基配列や遺伝子が検出できます。

 

コロニーハイブリダイゼーションでは、

メンブレン上に写し取ったコロニー内に、

目的の遺伝子が存在するかどうかがわかります。

 

サザンブロッティングしたメンブレンでは、

目的の遺伝子の存在と、

そのDNA断片の大きさもわかります。

 

検出するには、

標的となる特定の配列のすべて、

または、

一部に対して相補的な一本鎖DNA(RNA)をもとに

作製された標識プローブを用います。

 

メンブレンフィルターに固定された一本鎖DNAと

標識プローブの塩基配列が同じ、または似ていれば、

相補的に二本鎖を形成します。

 

今回の標識プローブは、

酵素が標識してあるので、

基質と反応させて発色を得ます。

 

発色しているところには、

目的の遺伝子が存在していることになります。

 

コロニーハイブリダイゼーション↓

 

サザンハイブリダイゼーション↓

 

コロニーハイブリダイゼーションで

発色している場所のコロニーを培養すると、

目的の遺伝子を持つ細菌が得られます。

 

サザンハイブリダイゼーションで

発色しているDNA断片は目的の遺伝子と、

同じ塩基配列を持つことがわかります。

 

操作が多く、

時間がかかり、

発色するまで結果がわからないので、

今何が起こっているのかを

考えながら取り組むことが大切ですね。

 

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バイオ通信No.2898「サザンブロッティング」

2年生の遺伝子工学実習で、

サザンブロッティングを行いました。

 

調べたいDNAサンプルを電気泳動で分離します。

 

泳動後、

染色して泳動像を写真にとっておきます。

 

アガロースゲル中のDNAを変性、中和している間に

ブロッティング装置を用意します。

 

20×SSCがしみ込んだろ紙を

ガラス板の上にのせます。

 

その上にアガロースゲルをのせます。

 

ゲルの周りをラップで囲みます。

 

アガロースゲルの上に、

メンブレンフィルターを

気泡が入らないように密着させます。

 

さらに、

アガロースゲルと同じ大きさのろ紙をのせます。

 

最後にペーパータオルと、

500g程度の重りをのせて一晩おきます。

 

アガロースゲル中の一本鎖DNAは、

毛細管現象を利用して

メンブレンフィルターへ転写されます。

 

次の日。。。

重りとペーパータオルを取り除くと。。。

 

アガロースゲルは水分が無くなり

うっすーくなっています。

 

メンブレンフィルターをガラス板へ移動して、

サンプル溝、ゲルの大きさをボールペンで書き入れます。

 

この時、

なるべくメンブレンフィルターを

乾かさないように注意します。

 

2×SSCで洗浄後、自然乾燥させ、

80℃でbakingしてDNA断片を

メンブレンフィルターに固定させます。

 

転写されたDNA断片はこの後、

ハイブリダイゼーションを行っていきます。

 

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バイオ通信 No.2872「遺伝子工学実習2」

2年生の遺伝子工学実習で

「ゲルからのDNA断片の回収」を行いました。

 

アガロースゲル電気泳動を行います。

 

サンプルは

制限酵素で切断した

プラスミドDNAです。

 

サンプルのアプライは慎重に。

手がぶれないように固定します。

 

電気泳動後に目的のバンドを

ゲルバンドカッターで切り取ります。

 

本番前に練習してから。

 

アガロースゲルを染色後、

トランスイルミネーター上にのせます。

 

紫外線を当てながら

目的のバンドを切り取ります。

 

切り取ったゲルは、

穴の開いた0.5mLマイクロチューブへ入れます。

 

それを1.5mLマイクロチューブへ入れて

遠心します。

 

ゲルが穴を通ってバラバラになり、

下の1.5mLマイクロチューブに集まります。

 

バラバラにしたゲルに

平衡化中性フェノールを加えて

よく混合させます。

 

-80℃で凍結して

ゲルマトリックス内部の水分を凍らせて

ゲルの構造を破壊します。

 

DNAはゲルマトリックスの間の水分子の間にあって、

中性条件ではフェノールよりも水によく溶けるので

凍ったゲルを室温で溶解すると、

水と一緒にゲルから外に出てきます。

 

水に溶けているDNAはアルコール沈殿を行い、

DNA沈殿させて得ることができます。

 

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バイオ通信 No.2864「実習が始まりました」

2年生の遺伝子工学実習が始まりました。

 

久しぶりの実習なので、

班員で協力しながらアガロースゲルを調製しました。

 

今回はアルカリ法により、

プラスミドを調製しました。

 

試薬をマイクロチューブへ加えたら、

試験管ミキサーを使って混ぜます。

 

各自、操作法をテキストで確認しながら行います。

 

空き時間には実習ノートをまとめます。

 

2年生の実習は1日(1~4時限)実習です。

やる内容も盛りだくさん。

 

反応時間、電気泳動時間や染色時間など、

待ち時間を有効に使って実習していけるようにしていきます。

 

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バイオ通信No.2821「大腸菌の形質転換実験」

みなさん、こんにちは。

今年度もバイオコース2年生の「遺伝子解析実習」で、大腸菌にGFP遺伝子を導入して、

それを発現させる実験を行いました。

 

実験結果は・・・

少し放置してしまったので、サテライトも見られますが、これに紫外線を照射すると・・・

GFPが発現しているコロニーは緑色に光ります。

きれいですね。

 

ちなみにサテライトとは、下の写真に見られるような

遅れて生育してくる菌体によるコロニーのことです。

大きなコロニーは先に生育している菌体によるコロニーで、

その周囲にある小さなコロニーがサテライトです。

 

大きなコロニーを形成している菌体は組換えプラスミドを持っていて、

そこにある抗生物質耐性遺伝子が働いて、培地中に添加されている抗生物質を無効化します。

それに伴い、大きなコロニーの周辺には抗生物質がない部分が形成され、

今まで抗生物質で増殖が抑えられていた抗生物質感受性菌が増殖できるようになり、

サテライトを形成するというものです。

 

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バイオ通信 No.2817「PCR法・臨床検査技術学科Bクラス」

臨床検査技術学科2年生が、

遺伝子の実習に115実習室へやってきました。

午前はBクラス、午後はAクラスです。

 

実習内容はPCRによるDNAの増幅と、

アガロースゲル電気泳動によるDNAの分離です。

 

二人一組で実習します。

 

PCR(Polymetase chain reaction)法はDNA鎖の熱変性、

プライマーのアニーリング、

ポリメラーゼによる伸長反応を繰り返すことによって、

2種類のプライマーに挟まれた目的とする特定のDNAを増幅する方法です。

 

マイクロチューブへ反応に必要な試薬を加えていきます。

 

微量なので確実に加えてくださいね。

 

見守られながら。。。

 

入れ忘れのないようにね。反応しませんよ。

 

普段のマイクロピペットと勝手が違うので大変そうでした。

 

PCR装置にセットして反応開始です。

 

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バイオ通信No.2810「お酒に強い?弱い?」

みなさん、こんにちは。

 

バイオコース2年生の遺伝子解析実習で、自分がお酒に強いか、弱いかを遺伝子レベルで検証してみる実験を行いました。

 

具体的には、ALDH2遺伝子に多型が見られることを利用して、これを調べますが、これだけでお酒に強いか、弱いかが決まる訳ではありません。

 

しかし、一つの要素であるので、各人がALDH2遺伝子のどのタイプであるかを各自で調べました。

 

今まで学んできた技術を活かしつつ、実験を進めていきます。

 

写真撮影が上手ではなく済みませんが、電気泳動した結果はこのようになりました。

 

これをもとにALDH2遺伝子から見て、各人がお酒に強いか、弱いかを検証しました。

2年生は全員二十歳を超えていますので、お酒を飲んだ経験が少なからずあるようです。

 

その経験と今回の結果を比較してみると、???となる人もいれば、納得できる!という結果となった人もいるようです。

今回の実験結果を踏まえ、レポートの考察を楽しみにしています。

 

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