湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 遺伝子

バイオ通信 No.2864「実習が始まりました」

2年生の遺伝子工学実習が始まりました。

 

久しぶりの実習なので、

班員で協力しながらアガロースゲルを調製しました。

 

今回はアルカリ法により、

プラスミドを調製しました。

 

試薬をマイクロチューブへ加えたら、

試験管ミキサーを使って混ぜます。

 

各自、操作法をテキストで確認しながら行います。

 

空き時間には実習ノートをまとめます。

 

2年生の実習は1日(1~4時限)実習です。

やる内容も盛りだくさん。

 

反応時間、電気泳動時間や染色時間など、

待ち時間を有効に使って実習していけるようにしていきます。

 

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バイオ通信No.2821「大腸菌の形質転換実験」

みなさん、こんにちは。

今年度もバイオコース2年生の「遺伝子解析実習」で、大腸菌にGFP遺伝子を導入して、

それを発現させる実験を行いました。

 

実験結果は・・・

少し放置してしまったので、サテライトも見られますが、これに紫外線を照射すると・・・

GFPが発現しているコロニーは緑色に光ります。

きれいですね。

 

ちなみにサテライトとは、下の写真に見られるような

遅れて生育してくる菌体によるコロニーのことです。

大きなコロニーは先に生育している菌体によるコロニーで、

その周囲にある小さなコロニーがサテライトです。

 

大きなコロニーを形成している菌体は組換えプラスミドを持っていて、

そこにある抗生物質耐性遺伝子が働いて、培地中に添加されている抗生物質を無効化します。

それに伴い、大きなコロニーの周辺には抗生物質がない部分が形成され、

今まで抗生物質で増殖が抑えられていた抗生物質感受性菌が増殖できるようになり、

サテライトを形成するというものです。

 

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バイオ通信 No.2817「PCR法・臨床検査技術学科Bクラス」

臨床検査技術学科2年生が、

遺伝子の実習に115実習室へやってきました。

午前はBクラス、午後はAクラスです。

 

実習内容はPCRによるDNAの増幅と、

アガロースゲル電気泳動によるDNAの分離です。

 

二人一組で実習します。

 

PCR(Polymetase chain reaction)法はDNA鎖の熱変性、

プライマーのアニーリング、

ポリメラーゼによる伸長反応を繰り返すことによって、

2種類のプライマーに挟まれた目的とする特定のDNAを増幅する方法です。

 

マイクロチューブへ反応に必要な試薬を加えていきます。

 

微量なので確実に加えてくださいね。

 

見守られながら。。。

 

入れ忘れのないようにね。反応しませんよ。

 

普段のマイクロピペットと勝手が違うので大変そうでした。

 

PCR装置にセットして反応開始です。

 

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バイオ通信No.2810「お酒に強い?弱い?」

みなさん、こんにちは。

 

バイオコース2年生の遺伝子解析実習で、自分がお酒に強いか、弱いかを遺伝子レベルで検証してみる実験を行いました。

 

具体的には、ALDH2遺伝子に多型が見られることを利用して、これを調べますが、これだけでお酒に強いか、弱いかが決まる訳ではありません。

 

しかし、一つの要素であるので、各人がALDH2遺伝子のどのタイプであるかを各自で調べました。

 

今まで学んできた技術を活かしつつ、実験を進めていきます。

 

写真撮影が上手ではなく済みませんが、電気泳動した結果はこのようになりました。

 

これをもとにALDH2遺伝子から見て、各人がお酒に強いか、弱いかを検証しました。

2年生は全員二十歳を超えていますので、お酒を飲んだ経験が少なからずあるようです。

 

その経験と今回の結果を比較してみると、???となる人もいれば、納得できる!という結果となった人もいるようです。

今回の実験結果を踏まえ、レポートの考察を楽しみにしています。

 

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バイオ通信No.2706「実技試験・アガロースゲル電気泳動」

1年生の遺伝子操作学実習で実技試験がありました。

プラスミドの調製後、アガロースゲル電気泳動によりプラスミドの有無を確認します。

もちろん、電気泳動槽も一人ずつです。

 

バンドが見えないと困るので、サンプル量を変えて

何本か泳動します。

 

手が震えないように固定してアプライします。

 

サンプル溝からあふれないように入れてくださいね。

 

きれいに調製できているといいのですが。。。

 

泳動後は染色して、UVトランスイルミネーター上で

DNAのバンドを確認します。

今年は全員バンドが確認できました。

しっかりと、プラスミドが調製出来たようです。

2年生になっても忘れないでね♪

 

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バイオ通信No.2705「実技試験・プラスミドの調製」

1年生の遺伝子操作学実習では実技試験がありました。

内容は「プラスミドの調製とアガロースゲル電気泳動」です。

プラスミドの調製法はボイル法、アルカリ法どちらかを選んで操作します。

 

試験時間は3時間、午前と午後に分かれての実施となりました。

機器・器具はすべて各自に用意されています。

始めに、電気泳動で使用する泳動用Buffer、アガロースゲルを調製する学生、

早速プラスミド調製に入る学生といろいろでした。

 

アガロースゲル粉末を天秤ではかります。

 

ゲルは電子レンジで熔解して、ゲル作製板へ分注します。

 

今回はプラスミド保有大腸菌からプラスミドを調製します。

 

ボイル法ではリゾチームで宿主菌の細胞壁を破壊、煮沸によりタンパク質を変性させます。

 

その後、遠心によりいらないものを沈殿させます。

 

沈殿しているいらないものは、爪楊枝でツルっと取り除きます。

 

アルコール沈殿により、DNAを沈殿させます。

アルコールを出来るだけ取り除き、真空デシケーターを用いて沈殿(プラスミド)を乾燥させます。

乾燥後、TEに溶解してプラスミド溶液の出来上がりです。

 

アガロースゲル電気泳動によりプラスミドの有無を確認します。

プラスミドが確認できたら合格です。

上手く出来たのでしょうか。。。

 

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バイオ通信No.2682「遺伝子解析実習」

みなさん、こんにちは。

今年度もバイオコース2年生は、遺伝子解析実習を行っています。

 

PCRやクローニング、コンピテントセルの作製やRFLPなどなど、

様々な実習で経験してきたことを応用する場でもあります。

 

技術的にはそれ相応のものが求められますので、

すべてのことをしっかりと行わなければ結果は得られません。

今年度の2年生は結果がうまく出ず、苦戦をしていますが、

それはそれで、そこからいろいろなことを学び取っていただければと思います。

 

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