1年生の遺伝子操作学実習でプラスミドの調製を行いました。
今回はボイル法です。
全培養したプラスミド保有菌をマイクロチューブへ取ります。
遠心して菌体を集めます。
STET、リゾチームを入れて菌体を再浮遊します。
リゾチームは菌体の細胞壁を破壊します。
沸騰水浴中で煮沸(ボイル)します。
遠心すると、菌体の染色体DNAと変性タンパク質が沈殿します。
プラスミドは溶液中の存在します。
沈殿は必要ないので取り除きます。
アルコール沈殿を行うと、核酸は水に溶解していられなくなり、
凝集して沈殿となります。
遠心してプラスミドを回収します。
TEに溶解して、プラスミド溶液の出来上がりです。
ちゃんと調製できたかをアガロースゲル電気泳動で確認します。
矢印の位置で光っているのがプラスミド(DNA)です。
左のレーンはRNAを除去したプラスミド溶液。
右のレーンはRNAを除去していない溶液です。
プラス側に長く伸びて見えるのがRNAです。
バンドが確認できたのでプラスミドが調製出来たようです。