1年生の微生物学実習で鼻腔内常在ブドウ球菌の検出を行いました。
自分の鼻腔内の菌を培養します。
まず、滅菌綿棒に生理食塩水を含ませます。
綿棒を鼻前庭へこすりつけ菌を採取します。
10%卵黄加マンニット食塩寒天培地へ、綿棒の菌を塗ります。
残りの菌をスライドグラスへ塗り、グラム染色へ。
白金耳で全体に広げます。
グラム陽性球菌を確認します。
マンニット食塩寒天培地は、37℃ふ卵器で培養します。
マンニット食塩寒天培地には、7.5%塩化ナトリウム、マンニットが含まれています。
ブドウ球菌は、塩化ナトリウムの入っている培地によく発育します。
黄色ブドウ球菌は、培地中のマンニットを分解し酸を産生します。
指示薬のフェノールレッドにより、コロニーと培地が黄変すれば、
マンニットを分解する黄色ブドウ球菌と判定できます。
一方、マンニット非分解性のブドウ球菌は、白色のコロニーを作るので、
コロニーも培地の色も変化しません。
培養後、何色のコロニーが見られるでしょうか。。。