湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 実習

バイオ通信 No.2939「微生物学実習・培地調製」

1年生の微生物学実習が始まりました。

 

今回は、各自で平板培地を調製しました。

 

シャーレ2枚分を作ります。

普通寒天培地の粉末をはかり、蒸留水を入れます。

 

培地中には固めるための寒天が入っているので、

電子レンジを使って寒天を溶解します。

 

突沸しないように注意しながら溶解です。

 

溶液がブクブクしてきたら、そっと出して攪拌します。

 

完全溶解したらオートクレーブで滅菌します。

条件は121℃、2気圧、15分間です。

 

オートクレーブが終わったら、

50℃程度に冷ましてから、シャーレへ分注します。

 

三角フラスコの口を火炎滅菌します。

 

シャーレに入れます。

 

落下細菌を防ぐため、

シャーレのフタは全開にしません。

 

フラスコの口は斜めに保持します。

 

静かに入れます。

 

固まるまであまり動かさないように。

 

固まったらフタを下にして保存します。

一人ひとりできるように練習していきます。

 

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わんにゃん通信No.2026「模造紙作成📜」

こんにちは(^-^)

 

10月12日と13日は湘央祭が開催されます。

 

2年生は展示発表があります。

そのため、グループの人と協力しながら模造紙準備をしていきます

 

今年の展示テーマは、

「あなたの知らないわんにゃん世界」です

 

内容は様々あり、

授業で習った寄生虫や検査、ドッグトレーニング、

飼育当番内容、学校のアイドルわんにゃん達について、

などがあります。

 

皆様に楽しんでもらえるように写真を貼ったり、

紹介している道具を用意したりと、様々な工夫をしています。

 

 

今からどんな展示になるかが楽しみです♪

 

当日は2年生が案内をして展示紹介も行います。

 

ぜひ観に来てください(^ ^)

 

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バイオ通信 No.2938「化粧品学実習・柚木化粧水」

2年生の化粧品学実習で、ゆず化粧水を作りました。

 

乾燥した柚木の種子を、滅菌済みビーカーへ入れます。

さらに、種子の3倍量の滅菌水か、5~10倍量の日本酒を入れます。

 

冷蔵庫に入れて、とろみが出るまで1週間保存します。

とろみが出た液体を、ろ過して容器へ入れます。

 

とろみがありすぎてろ過が大変でした。

 

ゆず化粧水には、保湿効果のあるペクチンと、

抗炎症作用、殺菌作用のあるノミリンが含まれています。

 

ゆず化粧水は搾る手間もなく、簡単に作れます。

 

柚木の香りによるリラックス効果も得られます。

 

ろ紙でパックを作ってみました!(^^)!

 

10分ほど置いたら肌がモチモチになったそうです。

 

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わんにゃん通信No.2025「わんちゃんの体温測定」

みなさん、こんにちは。

 

愛玩動物看護学科2年生が「動物内科看護学実習Ⅲ」で、

わんちゃんの体温を測定しました。

 

ヒト場合、脇のしたの体温を測定することが多いですが、

わんちゃんやねこちゃんの場合は肛門内(直腸)の体温を測定します。

 

動物は体の表面が毛で覆われているため、

体の表面では正しく検温ができないため直腸で測ります。

 

今回は、学校犬ポメラニアンのれもんに協力してもらいました。

まず、動物が動いてしまわぬようにしっかりと保定します。

 

動物が座らないように、

また処置者の作業を遮らないように行うことがポイントです。

 

体温を測定する際は、

尾をしっかりと持ち上げて、

直腸をまっすぐにさせた状態にします。

 

肛門内に便が含まれる場合があるため、

直腸壁に沿わせるように、

優しく体温計を2~3cmほど入れます。

 

数秒で測定が完了します。

 

健康なヒトの体温は、35.5~37.5℃とされていますが、

わんちゃんとねこちゃんの体温は38.0~39.0℃が、

健康な値とされています。

 

今回のれもんの体温は38.3℃でした。

 

正常でした♪

 

体温をは測ることで、動物の健康状態を知ることができます。

定期的に検温をしてあげましょう。

 

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バイオ通信 No.2937「モノクローナル抗体の作製・培地交換」

2年生の免疫化学実習では、

モノクローナル抗体の作製を行っています。

 

前回、PEGで細胞融合を行った細胞は、HAT培地で培養中です。

 

今回はHT培地へ培地交換を行います。

 

培地を半分アスピレーターで吸って減らします。

 

新しい培地を2滴5mLピペットで2滴加えます。

 

96ウエルプレートに触れないように、

滴下していきます。

 

かなり集中して滴下するので眼が疲れます…。

 

ハイブリドーマが元気に育つといいですね。

 

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バイオ通信 No.2936「モノクローナル抗体の作製・細胞融合」

2年生の免疫化学実習では、

モノクローナル抗体の作製を行っています。

 

今回は細胞融合です。

 

1)脾細胞の調製

抗原を免疫してあるマウス(BALB/c)から

脾細胞を回収します。

 

クリーンベンチ内でマウスから脾細胞を取り出し、

メッシュですりつぶし培地へ浮遊させます。

 

遠心して細胞を集めます。

この赤い沈殿は脾細胞と赤血球です。

 

赤血球溶解bfferを加えて、赤血球を壊します。

 

遠心して脾細胞を集めます。

脾細胞だけなので沈殿は白っぽくなりました。

 

上清を取り除き、

培地へ脾細胞を浮遊させます。

 

2)細胞数を求めます。

調製した脾細胞の一部をトリパンブルー液で染色し、

生細胞数を求めます。

 

同様に、

培養していたミエローマ細胞(SP2/0)の生細胞数も求めます。

 

脾細胞は5000万~1億個取れました。

 

3)PEG(ポリエチレングリコール)による細胞融合

脾細胞と1/10量のミエローマ細胞を、遠心管へ入れます。

 

遠心して上清を取り除き、

細胞をタッピングによりほぐします。

 

50%PEGを1分間かけて細胞に滴下していきます。

チューブを振り攪拌しながら滴下します。

 

PEG添加後、

今度は培地を10分間かけて滴下していきます。

 

PEGをゆっくりと希釈します。

 

希釈が終わったら遠心して細胞を集めます。

 

HAT培地へ浮遊させ、

組織培養用96ウエルプレートへ巻いていきます。

 

37℃、5%炭酸ふ卵器で培養します。

 

HAT選択により、

脾細胞とミエローマ細胞が融合した細胞だけが生き残り、

増殖する予定です。

 

たくさん融合しますように。。。

 

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バイオ通信 No.2935「化粧品学実習・ドクダミ化粧水」

2年生の化粧品学実習で、

ドクダミ化粧水を作りました。

 

ドクダミは、

学校敷地内に生えていたものを使用しました。

 

柔らかく、日焼けやシミの無い葉っぱを選び、

水洗してから冷凍しておきました。

 

細かく刻んで、すり鉢ですります。

 

すりつぶされてくると、水っぽくなってきます。

 

すりつぶしたものをビーカーへ集めます。

 

ガーゼに包んで。。。

 

搾ります。

 

昨年よりたくさん搾れそうです。

 

搾り汁を3000rpmで10分間、遠心します。

 

そうすると、葉緑素などの粒子が沈殿します。

 

上清をビーカーへ集めます。

4℃で1週間保存します。

 

1週間後…

 

少し色が変化し茶褐色になりました。

 

また、上清を遠心して粒子を取り除きます。

 

沈殿の色が白っぽくなりました。

上清を集めます。

 

ドクダミ溶液に、

溶液の10%のグリセリンと、

レモン汁を混ぜて出来上がりです。

 

もう一つは、

ドクダミ溶液と同量の日本酒を混ぜて出来上がりです。

 

ドクダミ化粧水の主な成分は、

デカノイルアセトアルデヒド、

クエルシトリンドクダミです。

 

デカノイルアセトアルデヒドは、

ドクダミの独特な匂いの原因物質であり、

抗菌、解毒作用があります。

 

クエルシトリンは血液循環、新陳代謝の活発化、

毛細血管の強化などの作用があります。

 

今回の化粧水は、

つけたらしばらく置いて、洗い流して使用します。

 

すべすべ、ふっくらのお肌を目指しましょう(^^♪

 

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バイオ通信No.2934「実験動物2級技術者資格認定試験(学科試験)結果が届きました」

みなさん、こんにちは。

 

少し前(9月5日)のことになりますが、

応用生物科学科2年生6名が受験していた、

実験動物2級技術者資格認定試験(学科試験)の合否結果が届きました。

 

無事、6名全員が学科試験を通過しました。

 

以前は当たり前だった全員合格が、

3年ぶりに見えてきましたね。

 

全員合格だけでなく、

成績優秀者表彰を見据えて、

実技試験に臨んで欲しいと思っています。

 

これから、実技試験対策がはじまります。

頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2933「無菌操作の実技試験」

みなさん、こんにちは。

 

1・2期に渡り実施していた、

1年生の細胞組織学実習・・・。

 

その最後に実技試験を行いました。

 

今まで、

植物組織培養の基本技術について学んできましたが・・・、

 

その集大成として、

基本技術に立ち戻り・・・、

 

実技試験として、

無菌播種の作業をしていただきました。

 

慣れてくると、

基本操作が雑になりがちですが、

 

そういうこともなく・・・

 

しっかりと作業ができていました。

 

無菌操作はバイオ分野では基本技術の一つですので、

これからいろいろと経験していきますが、

きれいに見える、

しっかりとした技術を身につけていきましょう。

 

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バイオ通信No.2932「細胞組織学実習の番外編」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の組織細胞学実習では、

主に植物を扱ってきました。

 

サンプルで使用後のお野菜は、

食べるために持ち帰りますが、

実習中の息抜きに、

工作したりする方も時々見られます。

 

それを実習の番外編として、

少しご紹介しましょう。

 

プロトプラスト作製のため、

サンプルを取った後のアーリーレッド・・・。

 

フジツボみたいな形ですが・・・、

 

指輪だそうです・・・・・・・・・・。

 

個・性・的ですね。

 

 

こちらもアーリーレッドから作られた・・・・・、

 

小さなイス

 

・・・だそうです。

 

 

こちらは、

プロトプラスト作製のため、

サンプルを取った後のチンゲンサイ・・・。

 

お・ば・け

 

と・・・・・・・・・

 

かぶとむし(星付き)

 

だということです。

 

 

成長点を摘出した後のアスパラガスは・・・・・、

 

タケノコに見えるからでしょうか!?

 

こちらは、

小さな人物像(中央)です。

 

 

ホワイトボードには・・・・・

 

ユニークな絵が・・・・・。

 

見ている人によっては、

怒る対象にされたりしないかな?

 

学生の息抜きなので、

お許しください。

 

ごめんなさい。

 

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