1年生の遺伝子操作学実習でプラスミドの調製を行いました。
今回はアルカリSDS法で抽出します。
プラスミド保有菌をマイクロチューブへ取り、遠心して菌体を集めます。
アルカリSDS法は、
SolutionI、SolutionⅡ、SolutionⅢと順番に入れていきます。
SolutionⅡは溶菌。
SDSにより菌体の細胞膜構造を破壊し、NaOHにより染色体DMAを変性させます。
SolutionⅢは中和。
酢酸カリウムで溶液のpHを中性に戻します。
攪拌すると乳白色のおからのような沈殿が見られます。
遠心します。
沈殿と浮遊している、おからを吸わないように注意しながら、
上清を新しいマイクロチューブへ取ります。
アルコール沈殿を行いプラスミドをペレットにします。
真空デシケーターで乾燥させます。
TEにペレットを溶解したら、プラスミド溶液の出来上がりです。
アルカリSDS法では主に、閉環状DNAが調製できます。