湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 実験

バイオ通信 No.3001「遺伝子操作学実習・実技試験2」

1年生の遺伝子操作学実習では最後に実技試験があります。

 

午前チームは3時間以内に全員終了しました。

午後チームはどうなるでしょうか。

 

解答用紙へ実際に行った操作を記録していきます。

 

作業の途中に電気泳動用bufferを希釈します。

メスアップの時はメニスカスをしっかりと合わせましょう。

 

アガロースゲルは電子レンジで溶解します。

 

作業は慎重に。。。

 

午後チームも大幅に時間を過ぎることもなくできました。

 

実技試験では、1年間に学んだことがどれくらい身に付いているのかを、お互いに確認するために行っています。

 

2年生に向けて、出来なかったところなどは復習しておくといいと思います。

 

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バイオ通信 No.3000「遺伝子操作学実習・実技試験1」

みなさん、こんにちは。

 

2月14日の今日はバレンタインデーですが、バイオ通信も3000回の節目を迎えました。

これもご覧いただいているみなさまのおかげです。

これからも、バイオ通信をよろしくお願いします。

 

1年生の遺伝子操作学実習では最後に実技試験を行っています。

内容はプラスミドの調製とアガロースゲル電気泳動です。

 

試験時間は3時間、午前チーム、午後チームに分かれての実施です。

 

プラスミドの調製はボイル法かアルカリSDS法を選択して調製します。

 

煮沸の後に、沈殿物(宿主菌の染色体DNAと変性した菌体のタンパク質)を取り除きます。

 

プラスミドが調製出来たら、アガロースゲル電気泳動を行います。

 

泳動後は染色して、プラスミドを確認します。

 

実技試験では、全ての試薬、器具は自分で準備して作業します。

後片付けも含めて3時間となります。

 

時間が限られていますので、操作の順番も考えて動かないといけません。

 

午前チームはまず、アガロースゲルの調製から行っていました。

午後はどうなるでしょうか。

 

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バイオ通信 No.2998「食品衛生学実習・食品中の細菌検査」

2年生の食品衛生学実習で食品における細菌検査を行いました。

 

試料は各自が持ち寄った食品です。

手作りおにぎり。

 

パセリ。

 

和菓子、おかずの余り?

 

2g測り、滅菌生理食塩水と共に袋に入れて、ストマッカーで処理します。

 

処理後、試料はつぶされてこんな感じに。

 

混釈培養用の培地を恒温槽で保温しておきます。

 

使用する培地は、普通寒天、DHL、卵黄加マンニット食塩培地です。

 

試料を1mLシャーレへ入れます。

 

保温しておいた培地をシャーレへ注ぎます。

 

シャーレのフタに培地がつかないように静かに回しながら混和します。

 

37℃ふ卵器で48時間培養します。

 

コロニーが出来て欲しいような。。。

出来て欲しくないような。。。

 

お楽しみに。

 

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バイオ通信No.2997「化学実習9」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の化学実習の最後は、実技試験です。

化学実習で学んだことを確認しながら試験を行いましたので、その様子をご覧ください。

 

まずは、準備からです。これから行う実技試験の操作手順を考えます。

 

操作手順に従って実技を行っていきます。

 

最初の準備に取り掛かったのは・・・。

 

普段の実習の成果が出ているようです。

 

一通り操作が終わると操作手順の確認です。

メモを取りながら確認をしていきます。

 

次に測定です。

機器の取り扱いもしっかりできているようです。

 

そして最後にまとめです。

しっかり測定結果をまとめてくださいね。

 

化学実習の実技試験では、1つの課題として、

「時間との闘い」(決められた時間内に操作を行なう)があります。

 

今回は、一定時間ごとに実習台を移動しました。

 

実習台ごとの操作になりますので、時間が過ぎてしまうと操作が途中になってしまいます。

そうならないように、最初に操作手順を考えてもらいました。

 

1年生は、しっかり考えられたようです。

操作が途中になった学生はいませんでした。

 

普段の実習の成果だと思います。

 

1年生のみなさん、実技試験はいかがでしたか。

おつかれさまでした。

 

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バイオ通信No.2988「化学実習7」

みなさん、こんにちは。

 

今回の1年生の化学実習は、2回ある酵素の実習の1回目です。

 

2回とも酵素の活性の測定を行いますが、

1回目は初速度測定法で酵素活性を測定しました。

 

酵素は、触媒作用をもつタンパク質です。

その酵素のもつ触媒作用を初速度測定法で定量的に測定しました。

 

測定の準備ができると、あとは機器で測定となりますので、あまり実習をしてる感じはありません。

 

できたグラフから前回の経験を活かして、酵素活性を求めました。

 

2種類の希釈倍率の異なる酵素で行いましたが、わかりやすいグラフから酵素活性を求めました。

 

1年生のみなさん、

2回目の酵素活性の測定の伏線的なこともありましたが、わかりましたか。

 

2回目の酵素の実習では、みなさんで実習を行います。

しっかり頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信 No.2987「微生物学実習・初代培養3」

1年生の微生物学実習で初代培養を行いました。

 

細胞を一週間培養し、マウスアデノウイルスを感染させました。

 

さらに1週間培養し、細胞変性効果(CPE)を倒立顕微鏡で観察しました。

 

感染前は全面にのびていた細胞が。。。

 

円形化したり、膨化したり細胞が変性しています。

 

ウイルス濃度が高いウエルでは細胞間に隙間が空き、変性して丸くなっていました。

 

ウイルスは小さいので直接観察することはできません。

細胞に感染させることで、その存在を知ることができます。

 

今年度は細胞がとてもよい状態で培養できましたので、

細胞変性効果がわかりやすく、観察できました。

 

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バイオ通信 No.2986「微生物学実習・初代単層培養2」

1年生の微生物学実習で初代培養を行いました。

 

トリプシン液へ細かく切った腎臓細胞を入れ、一晩反応させました。

 

次の日のトリプシン液は。。。

 

細胞片はバラバラになり、溶液が濁っています。

 

細胞浮遊液を遠心して、細胞を集めます。

培地へ再浮遊させてから、ロートでろ過して組織片などを取り除きます。

 

細胞浮遊液の細胞数をカウントして30万個/mLになるように調整します。

24ウエルマイクロプレートへ細胞浮遊液を入れ、5%炭酸ふ卵器で培養を開始します。

 

翌日、その後2日おきに、培地交換を行います。

 

培地をアスピレーターで吸って取り除きます。

 

新しい培地を加えていきます。

 

1週間後、

細胞がプレート全体に広がっている様子が観察できました。

 

次回は、マウスアデノウイルスを感染させます。

 

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バイオ通信 No.2985「微生物学実習・初代単層培養1」

1年生の微生物学実習で初代培養を行いました。

 

マウスから腎臓を取り出して、PBSの入ったシャーレへ入れます。

 

腎臓の皮膜をピンセットで剥離します。

 

剥離後は滅菌したハサミで細かく刻みます。

 

分担して、手早く行います。

 

なるべく、同じ大きさに刻みます。

 

細かくなったら、PBSで洗浄します。

PBSがにごらなくなったら、細胞だけを0.2%トリプシン液の中へ。

 

一晩、攪拌して反応させ、細胞をバラバラにします。

 

明日、溶液はどのように変化しているでしょうか。。。

お楽しみに♪

 

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バイオ通信 No.2983「遺伝子操作学実習・プラスミドの精製」

1年生の遺伝子操作学実習で、ボイル法で調製したプラスミドを精製しました。

 

フェノール抽出により、プラスミド溶液に含まれている、タンパク質を除去(除タンパク)します。

 

等量の平衡化中性フェノールをプラスミド溶液へ加えて、攪拌します。

 

フェノールを加えて混ぜると、乳化しました。

 

遠心後、3層に分かれます。

上層にプラスミド、中間層に変性したタンパク質、下層にフェノールです。

 

平衡化中性フェノールには酸化防止剤である、8-ヒドロキシキノリンが入っています。

黄色なので上清と区別しやすくなっています。

 

しっかりと確認してから。。。

 

上層の溶液を新しいマイクロチューブへ移します。

中間層、下層を取らないように気を付けて。

 

移した溶液と等量のフェノール:クロロホルム(1:1)を加え、混和、遠心。

 

上清を取り、等量のクロロホルムを加えて、混和、遠心。

上清をアルコール沈殿すると、精製したプラスミドが得られます。

 

左から右へ泳動したサンプル量が多くなっています。

タンパク質が取り除かれキレイになりました。

 

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バイオ通信 No.2982「遺伝子操作学実習・プラスミドの調製3」

1年生の遺伝子操作学実習でプラスミドの調製を行いました。

 

3回目はプラスミド調製キットを使用して抽出しました。

 

キットの溶液は、

BufferA1、BufferA2、BufferA3と順番に使用していきます。

 

原理はアルカリSDS法とだいたい同じなので、前回の操作を思い出しながら行いましょう。

 

BufferA2には青い色がついています。

 

この溶液で溶菌します。操作は穏やかに。

 

BufferA3で中和します。

青い色が消えるまで転倒混和します。

 

消えたら中和完了です。

 

遠心します。

 

上清を取り、Collection Tubeへセットしたカラムへ入れます。

 

遠心すると、カラムに付いているメンブレンにDNAが吸着します。

 

エタノールの入っているBufferAQでメンブレンを洗浄・乾燥します。

 

カラムをマイクロチューブへ移し、溶出液を加えます。

遠心するとメンブレンに吸着していたDNAが溶出されて出来上がりです。

 

キットを使用すると、あっという間に(カタログによると14分間)プラスミドを調製することができます。

便利ですね(^^♪

 

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