湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 実験

バイオ通信 No.2981「遺伝子操作学実習・プラスミドの調製2」

1年生の遺伝子操作学実習でプラスミドの調製を行いました。

 

今回はアルカリSDS法で抽出します。

 

プラスミド保有菌をマイクロチューブへ取り、遠心して菌体を集めます。

 

アルカリSDS法は、

SolutionI、SolutionⅡ、SolutionⅢと順番に入れていきます。

 

SolutionⅡは溶菌。

SDSにより菌体の細胞膜構造を破壊し、NaOHにより染色体DMAを変性させます。

 

SolutionⅢは中和。

酢酸カリウムで溶液のpHを中性に戻します。

 

攪拌すると乳白色のおからのような沈殿が見られます。

 

遠心します。

 

沈殿と浮遊している、おからを吸わないように注意しながら、

上清を新しいマイクロチューブへ取ります。

 

アルコール沈殿を行いプラスミドをペレットにします。

 

真空デシケーターで乾燥させます。

 

TEにペレットを溶解したら、プラスミド溶液の出来上がりです。

 

アルカリSDS法では主に、閉環状DNAが調製できます。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信 No.2980「遺伝子操作学実習・プラスミドの調製1」

1年生の遺伝子操作学実習でプラスミドの調製を行いました。

 

今回はボイル法です。

 

全培養したプラスミド保有菌をマイクロチューブへ取ります。

 

遠心して菌体を集めます。

 

STET、リゾチームを入れて菌体を再浮遊します。

リゾチームは菌体の細胞壁を破壊します。

 

沸騰水浴中で煮沸(ボイル)します。

 

遠心すると、菌体の染色体DNAと変性タンパク質が沈殿します。

 

プラスミドは溶液中の存在します。

沈殿は必要ないので取り除きます。

 

アルコール沈殿を行うと、核酸は水に溶解していられなくなり、

凝集して沈殿となります。

 

遠心してプラスミドを回収します。

TEに溶解して、プラスミド溶液の出来上がりです。

 

ちゃんと調製できたかをアガロースゲル電気泳動で確認します。

 

矢印の位置で光っているのがプラスミド(DNA)です。

左のレーンはRNAを除去したプラスミド溶液。

右のレーンはRNAを除去していない溶液です。

プラス側に長く伸びて見えるのがRNAです。

 

バンドが確認できたのでプラスミドが調製出来たようです。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2974「令和6年度 実験動物2級技術者資格認定試験結果」

みなさん、こんにちは。

 

去る8月4日(日)に学科試験が、

11月23日(土)に実技試験が行われた、

実験動物2級技術者資格認定試験の結果通知が、

12月20日(金)に届きました。

 

今回は6名の受験でしたが、

全員合格しました!!

 

令和4年度、令和5年度と全員合格を達成できておりませんでしたので、

3年ぶりの全員合格となりました。

 

合格者のみなさん、おめでとうございます!!

 

それと、KHさんが成績優秀者表彰を、堂々の専門学校の部 第一位で受賞しました!

こちらも、おめでとうございます!!

 

受験者のみなさん、中級バイオ技術者認定試験の合格発表は年明けですが、

これでよい年を迎えられますね。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2954「マウス投与技術の確認」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の基礎実験動物学実習で、

マウス投与技術の確認を行いました。

 

今まで、保定→投与の練習を重ねてきましたが、

今回は制限時間を決めて、クラスメイトの前で一人ひとりが手技を披露します。

 

そして、それぞれの手技が終わったら、

全員でその人の技術についてディスカッション・・・。

 

教員から技術を学ぶ普段とは、違う学びがあります。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2953「天然酵母のスクリーニング その2」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の「発酵実習」で、

酵母増殖用培地にサンプルを入れた後、

培養していると・・・。

 

気泡が発生しているものが見られました。

 

そこから培養液の一部をとり、スライドグラス上に載せ、

カバーガラスをして、菌の大きさや形態を観察しました。

 

酵母らしきものが見られた試験管培地から釣菌して、

平板培地で分離培養をしました。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2952「天然酵母のスクリーニング その1」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の「発酵実習」で、

天然酵母のスクリーニングを行いました。

 

学生各自が思い思いのサンプルを持ち寄り、酵母を探索します。

 

やはり、ブドウは外せないようです。

 

パイナップルも可能性がありそうですね。

 

中には、こんなものをサンプルにする人も・・・

 

なんだかわかりますか?

 

アケビです。

 

珍しいですね。

スーパーに売られていたそうです。

 

それぞれのサンプルを酵母増殖用の培地に入れ、培養することにしました。

 

アルコール発酵能の高い酵母が見つかるでしょうか?

楽しみですね。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2949「化学実習3」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の化学実習では、

モル吸光係数を求める実習を行いました。

 

3期に入り、いろいろな実習を行っていますが、

化学実習では、まだまだ基本技術の確認・確認・再確認です。

 

まずは、いつも通りの準備からです。

 

連携を取りながら進めているようです。

 

希釈系列を各自作製し、吸光度測定をします。

 

測定後、グラフを作成し、

結果をまとめていきます。

 

久しぶりのメスピペットの操作で、

少し操作が怪しい部分もありましたが、

全員、ランベルト-ベールの法則が確認でき、

モル吸光係数を求めることができました。

 

1年生のみなさん、

これからもしっかり取り組んで、

しっかり考えて、

技術を磨いていきましょう。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2934「実験動物2級技術者資格認定試験(学科試験)結果が届きました」

みなさん、こんにちは。

 

少し前(9月5日)のことになりますが、

応用生物科学科2年生6名が受験していた、

実験動物2級技術者資格認定試験(学科試験)の合否結果が届きました。

 

無事、6名全員が学科試験を通過しました。

 

以前は当たり前だった全員合格が、

3年ぶりに見えてきましたね。

 

全員合格だけでなく、

成績優秀者表彰を見据えて、

実技試験に臨んで欲しいと思っています。

 

これから、実技試験対策がはじまります。

頑張っていきましょう。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信 No.2929「合同オープンキャンパス」

学科ブログ管理者のせいで、

だいぶ前に作成していたのに、

お蔵入りになってしまっていました。

 

すみません。

 

沖縄の浦添看護学校で開催された、

合同オープンキャンパスへ参加してきました。

 

オープンキャンパス前日は豪雨で大変でしたが、

当日は雨も降らず、

たくさん参加者の方がお見えになりました。(全体では約200名程)

 

 

応用生物科学科は、

「核の中のスゴイやつ!DNAを見てみよう」を行いました。

 

バナナをつぶして、バナナのDNAを抽出します。

 

アルコール沈殿するとDNAが出現し、

皆さんびっくりΣ(゚Д゚)されていました。

 

今回の参加者の方は、

とても熱心な方が多かったです。

 

沖縄の方にとって神奈川の気候は少し寒いけれど、

バイオに興味が出たらいいなぁと思いました。

 

当日は浦添看護の学生さんと、

沖縄在住の卒業生にお手伝いいただき、

とても助かりました。

 

ありがとうございました。

 

↓↓クリックお願いします
湘央学園,バイオテクノロジー,専門学校,バイオ通信,バイオ,実習


バイオ通信No.2920「学内イベント~仕事のまなび場~」

みなさん、こんにちは。

 

毎日暑い日が続いていますが、

水分補給と休息を十分にとって、

熱中症にはお気をつけください。

 

応用生物科学科では、

8月19・20日の2日間、

高校生を対象とした職業体験プログラムを実施しました。

 

応用生物科学科は、

実験を中心に体験をしていただきました。

 

参加していただいた高校生のみなさん、

ありがとうございました&おつかれさまでした。

 

体験の様子をダイジェストでご紹介したいと思います。

 

初日の体験は、

DNAの抽出と細菌の培養を行いました。

 

実験に必要なものは試薬ですね。

最初に試薬の調製から始めていただきました。

 

その後、DNAを抽出するために、

ブロッコリーをすり鉢ですり潰したり、

サケの白子を細かく刻んだりと・・・・・。

 

さらに、サケの白子からDNAを抽出するために

調整した試薬を入れて、激しく振ったりと、

意外と体力を使っていただきました。

 

左が振る前、右が振った後です。

 

ちょっと初日から体力を使っていただきましたが、

無事にブロッコリー&サケの白子から

DNAを抽出することができました。

 

左がブロッコリー、右がサケの白子です。

 

初日の最後は、細菌の培養を行いました。

2日目の実験に使用します。

 

2日目の最初は、昨日培養した細菌の染色からです。

細菌をスライドガラスに固定して染色をしました。

 

染色後、顕微鏡で観察をしました。

 

2日目の午後は、

アガロースゲル電気泳動を行いました。

 

ちょっと細かな操作ですが、

高校生のみなさんは、すんなりできてました。

 

以上、

2日間の体験実験の様子をダイジェストでご紹介しました。

 

参加していただいた高校生のみなさん、

体験実験はいかがでしたか。

 

実験は、うまくいったり失敗したりと、

いろいろなことがありますが、

実験することに少しでも興味を持っていただけたらと思います。

 

2日間、お疲れさまでした。

 

↓↓クリックお願いします