湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2024.12.3

バイオ通信 No.2961「微生物学実習・鼻腔内常在ブドウ球菌の検出1」

1年生の微生物学実習で鼻腔内常在ブドウ球菌の検出を行いました。

自分の鼻腔内の菌を培養します。

 

まず、滅菌綿棒に生理食塩水を含ませます。

 

綿棒を鼻前庭へこすりつけ菌を採取します。

 

10%卵黄加マンニット食塩寒天培地へ、綿棒の菌を塗ります。

 

残りの菌をスライドグラスへ塗り、グラム染色へ。

 

白金耳で全体に広げます。

 

グラム陽性球菌を確認します。

 

マンニット食塩寒天培地は、37℃ふ卵器で培養します。

マンニット食塩寒天培地には、7.5%塩化ナトリウム、マンニットが含まれています。

 

ブドウ球菌は、塩化ナトリウムの入っている培地によく発育します。

黄色ブドウ球菌は、培地中のマンニットを分解し酸を産生します。

 

指示薬のフェノールレッドにより、コロニーと培地が黄変すれば、

マンニットを分解する黄色ブドウ球菌と判定できます。

 

一方、マンニット非分解性のブドウ球菌は、白色のコロニーを作るので、

コロニーも培地の色も変化しません。

 

培養後、何色のコロニーが見られるでしょうか。。。

 

↓↓クリックお願いします

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://sho-oh.ac.jp/blog/bio/2024/12/%e3%83%90%e3%82%a4%e3%82%aa%e9%80%9a%e4%bf%a1-no-2961%e3%80%8c%e5%be%ae%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6%e5%ae%9f%e7%bf%92%e3%83%bb%e9%bc%bb%e8%85%94%e5%86%85%e5%b8%b8%e5%9c%a8%e3%83%96%e3%83%89%e3%82%a6.html/trackback

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)