湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 微生物

バイオ通信 No.2840「微生物学実習・実技試験2」

1年生の微生物学実習では実技試験があります。

1日目は分離培養、2日目はグラム染色と顕微鏡の取り扱いです。

 

平板培地へ分離培養した2種類の細菌を見分けて、グラム染色を行います。

赤〇内のコロニーは大きくて半透明、青〇内のコロニーは小さくて乳白色です。

 

スライドグラスにガラス鉛筆で丸を二つ描き、白金線を用いて釣菌します。

多すぎると観察しづらくなります。

 

塗抹が終わったら乾燥、固定します。

 

グラム染色はクリスタル紫から。

 

水洗して。

 

次はルゴール液、エタノール、サフラニンと染色していきます。

染色時間は正確にね。

 

染色後は顕微鏡で観察します。

キレイに染色できたところにピントを合わせられたら先生に採点して頂きます

 

2種類の細菌はグラム陽性球菌とグラム陰性桿菌です。

きちんと染め分けられましたか?

グラム陽性菌は何色に染まるのでしょうか。。。

 

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バイオ通信 No.2824「腸内細菌の同定 その2」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。

 

DHL、SS及び、

BTB乳糖加寒天培地へ分離培養した未知検体を観察します。

 

DHL培地でのコロニーの様子。

ピンク色のコロニーと黒色、暗褐色のコロニーが見られます。

 

SS培地でのコロニーの様子。

 

BTB乳糖加寒天培地では、

乳糖分解菌か乳糖非分解菌かが分かります。

 

乳糖が分解できると緑だった培地の色が黄色に変わります。

分解できないと青色に変わります。

 

菌を保存するために、DHL培地から斜面培地へ植菌します。

斜面培地は37℃で一晩培養します。

 

植菌後、同じコロニーをグラム染色します。

 

グラム染色は実技試験もあるので、

確認しながら行いましょう。

 

グラム陰性桿菌であることを確認します。

 

ちゃんと染色できましたか?

 

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わんにゃん通信No.1486「微生物学実習」

皆さん、こんにちは。

愛玩動物看護学科のYです。

 

本日は、微生物学実習という実習についてお話させていただきます。

この実習では、私たちの手や鼻、

空気中にどのような眼に見えない微生物が潜んでいるのかを調べるために

培養・染色をし、染色した微生物を顕微鏡で見るということをしています。

 

実習中の学生の様子を見てみましょう。

1枚目の写真は、培養した細菌を白金耳で採取しているところです。

 

2・3枚目の写真は、

採取した細菌をスライドガラスに載せ、グラム染色しているところです。

 

最後の写真は、

グラム染色した細菌はどのような形状・色をしているかを

顕微鏡で確認しているところです。

 

初回の実習時は、顕微鏡の操作だけでアタフタしていた学生が、

最後には顕微鏡の細かい操作をマスターし、

色・形状から「この菌は、~菌だ」と言えるまで成長しました。

 

彼らが一歩ずつ愛玩動物看護師として、成長しているのを感じます。

 

あと4ヵ月ほどで学年も上がり、より実践に近い内容の授業・実習が始まります。

彼らの今後の成長に、大いに期待しています。

 

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バイオ通信No.2796「平板培養・斜面培養・穿刺培養」

みなさん、こんにちは。

微生物学実習で、平板培養法、斜面培養法、穿刺培養法の手技を行いました。

 

菌液から釣菌して・・・

 

平板培地に塗抹します。

 

こちらは高層培地への穿刺培養です。

目的に応じて、培養法をかえていきます。

しっかりと手技を覚えていきましょう!

 

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バイオ通信No.2786「手洗いチェック」

みなさん、こんにちは。

 

微生物学実習で、手洗いチェックを行いました。

ふだんの自分の手洗いで、

洗い残しがないかどうかをチェックします。

 

蛍光剤を手に塗り広げて手洗いをした後、チェックします。

 

洗い残しが思ったよりあるので、

手洗いを仕方をどうしたらよいか、

各自で改善点や課題を確認していました。

 

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バイオ通信No.2785「微生物培地の作製」

微生物学実習で、微生物培養用の培地作製を行いました。

まず、普通寒天培地粉末の所定量を秤量します。

 

蒸留水を計量します。

 

普通寒天培地粉末と蒸留水を混ぜ、

 

電子レンジで加温して、寒天を溶解します。

 

加温後は、オートクレーブで滅菌します。

 

滅菌終了後は適温まで冷まし、

今回は平板培地なので、

滅菌シャーレに分注します。

 

一番重要なシャーレに分注するところを

写真におさめるのを忘れてしまいました。

 

すみません。

 

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バイオ通信 No.2733「微生物培地調製」

2年生の遺伝子工学実習で

久しぶりに培地調製を行いました。

 

オートクレーブ滅菌が終わったら、

培地を50℃ほどに冷やしてから抗生物質を加え、

攪拌したらシャーレへ分注していきます。

 

抗生物質入り平板培地2種類を作りました。

 

完成です!(^^)!

久しぶりだったので、てんやわんやでした。

思い出しましたか~!

 

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バイオ通信No.2670「怖いもの見たさ」

みなさん、こんにちは。

ご飯中の方はご注意ください。

 

微生物学実習の「環境中の微生物」で行った落下細菌の培養、

「手洗いと消毒の効果」を見るための手洗い前後の培地比較・・・

実習で観察後、常温でしばらく放置して培養?!してみました。

 

その結果が以下の写真です。

いろいろな微生物が存在することが、これを見てもわかりますね。

しかし、地球上に存在する微生物で培養できるものは、5%程度などと言われることがあります。

ここからも微生物の世界の奥の深さを感じますね。

 

ちょっと刺激が強すぎましたか!?

ごめんなさい。

その後、この培地はオートクレーブされました(笑)。

 

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バイオ通信No.2669「薬剤感受性試験」

みなさん、こんにちは。

1年生の微生物学実習で、薬剤感受性試験(ディスク法)を行いました。

この試験は、動物看護師統一認定試験でも、中級バイオ技術者認定試験でも出題されていた内容です。

愛玩動物看護師国家試験でも出題される可能性がある基本的な事項です。

 

まずは薬剤感受性を調べたい菌を塗抹します。

 

次に薬剤を染みこませたディスクを培地に置いていきます。

 

少しディスク間が狭いような気がしますが、ディスクを置いたらこのようになります。

 

これを培養すると・・・

白い小さな〇が、それぞれ別の薬剤を染みこませたディスクです。

その周囲にできているのが、阻止円・・・

基本的には大きいと、その菌がそれだけその薬剤に感受性が高く(その薬剤が効く)、

小さいとそれだけその薬剤に感受性が低い(その薬剤が効かない)ということになります。

 

基本をしっかりと覚えておきましょうね。

 

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バイオ通信No.2667「天然酵母の分離培養と同定操作」

みなさん、こんにちは。

10月3日にお届けしたブログの続きになります。

様々なサンプルからアルコール発酵能が高い酵母を探していますが、

酵母らしき微生物が鏡検により観察された、いくつかのサンプルから分離培養を行いました。

 

最初の分離培養では、このようにカビが多く見られるものもありましたが・・・

 

分離培養を繰り返すと、このように一種類のコロニーが見られる状態にまでなりました。

 

みんな、少しずつ分離培養もさまになってきました。

 

このようになったら、いよいよアピCオクサノグラム

「API 20 C AUX(酵母様真菌同定キット)」で、病原性の有無を調べます。

さて、結果はどうなるでしょう!?

楽しみですね。

 

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