湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 微生物学

バイオ通信 No.2939「微生物学実習・培地調製」

1年生の微生物学実習が始まりました。

 

今回は、各自で平板培地を調製しました。

 

シャーレ2枚分を作ります。

普通寒天培地の粉末をはかり、蒸留水を入れます。

 

培地中には固めるための寒天が入っているので、

電子レンジを使って寒天を溶解します。

 

突沸しないように注意しながら溶解です。

 

溶液がブクブクしてきたら、そっと出して攪拌します。

 

完全溶解したらオートクレーブで滅菌します。

条件は121℃、2気圧、15分間です。

 

オートクレーブが終わったら、

50℃程度に冷ましてから、シャーレへ分注します。

 

三角フラスコの口を火炎滅菌します。

 

シャーレに入れます。

 

落下細菌を防ぐため、

シャーレのフタは全開にしません。

 

フラスコの口は斜めに保持します。

 

静かに入れます。

 

固まるまであまり動かさないように。

 

固まったらフタを下にして保存します。

一人ひとりできるように練習していきます。

 

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バイオ通信No.2227「グラム染色」

みなさん、こんにちは。

 

先日、微生物学実習で行った平板培地を使った分離培養・・・

それがしっかりと分離できているかを確認するために、コロニーから釣菌して、

グラム染色により確認する操作を行いました。

 

各自行った分離培養の培地から、特徴が違うそれぞれのコロニーを見つけ、そこから釣菌します。

 

スライドグラス上の蒸留水に釣菌した菌を懸濁させ、火炎固定の後、グラム染色しました。

グラム染色も初めてだったので、操作をしっかりと覚えながらの操作です。

 

鏡検は時間の都合で、次回の実習でということになりましたが、バイオ技術者認定試験や

動物看護師統一認定試験にも出題されている重要なものですので、

しっかりと覚えておきましょう。

 

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バイオ通信No. 2226「各種培地での培養結果」

みなさん、こんにちは。

 

微生物学実習で行った各種培地での培養結果を、みなさんに見ていただきたいと思います。

最初はブイヨン培地(液体)です。

<写真左>は培養前の培地、<写真右>は微生物培養後の培地です。

微生物の増殖により、<写真右>は培地が濁っています。

 

次に斜面培地です。

真菌の保存では、斜面培地で培養後、4℃に一定期間保存することもあります。

 

次は高層培地です。

酸素が少し苦手な微生物の培養には、高層培地を使った穿刺培養が使われることもあります。

ガスの発生を確認することができます。

また、寒天を少し柔らかめにすると、微生物の運動性を見ることもできます。

 

最後に平板培地です。

微生物の分離培養では、平板培地が使われますね。

 

初めての培養ですからうまくいかないのが当然ですが、

少しずつ塗抹のコツをつかめるようになりましょう。

 

実習でよく使う培地、あまり使わない培地がありますが、

基本的なこととしてしっかり覚えておきましょう。

 

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バイオ通信No.2225「微生物培地の調製」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の微生物学実習で、培養方法の習得に使用する斜面培地、高層培地、ブイヨン培地を作製しました。

 

ブイヨン培地は液体培地なので、溶解、分注してオートクレーブするだけですが、

斜面培地と高層培地は固体培地のため、寒天が含まれているので、加温溶解して分注する必要があります。

 

加温溶解後は、寒天が固まらないうちに各容器に所定量ずつ培地を分注です。

オートクレーブにかける際は、硫酸紙をかけ、たこ糸で縛ります。

オートクレーブの滅菌条件は、121℃で15分間滅菌です。

 

滅菌後は、高層培地とブイヨン培地についてはそのまま冷却すればよいのですが、斜面培地はほどよく容器を傾けて、冷却します。

培地は調製済みのものが販売されていたり、オートクレーブが必要ない培地があったりもしますが、基本的な培地の調製ができるようになっておくと安心ですね。

 

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