1年生の遺伝子操作学実習で、ボイル法で調製したプラスミドを精製しました。
フェノール抽出により、プラスミド溶液に含まれている、タンパク質を除去(除タンパク)します。
等量の平衡化中性フェノールをプラスミド溶液へ加えて、攪拌します。
フェノールを加えて混ぜると、乳化しました。
遠心後、3層に分かれます。
上層にプラスミド、中間層に変性したタンパク質、下層にフェノールです。
平衡化中性フェノールには酸化防止剤である、8-ヒドロキシキノリンが入っています。
黄色なので上清と区別しやすくなっています。
しっかりと確認してから。。。
上層の溶液を新しいマイクロチューブへ移します。
中間層、下層を取らないように気を付けて。
移した溶液と等量のフェノール:クロロホルム(1:1)を加え、混和、遠心。
上清を取り、等量のクロロホルムを加えて、混和、遠心。
上清をアルコール沈殿すると、精製したプラスミドが得られます。
左から右へ泳動したサンプル量が多くなっています。
タンパク質が取り除かれキレイになりました。