2年生の免疫化学実習では、モノクローナル抗体を作製しています。
今回はメンブレンの抗原と、保存していた培養上清(1次抗体)を反応させます。
前日にブロッキングをしたメンブレンを、短冊状に切ります。
パラフィルムを貼った容器へ、メンブレンを並べて反応を行います。
11枚のうち3枚はコントロールとして使います。
①1次抗体無し、2次抗体有り
②1次抗体無し、2次抗体無し
③1次抗体(陽性)必ず発色するものです。
残りのメンブレンは、保存した溶液(陽性になった培養上清)を1次抗体とします。
ELISAと同様に、
1次抗体→洗浄→2次抗体→基質→発色の反応を、
メンブレン上で行います。
洗浄はチューブに1枚ずつ入れて。。。
基質を入れて発色させます。
乾燥させたら、もとに戻して考察します。
左のメンブレンの結果を見てみると、
サンプル3は陽性コントロールです。
褐色のバンドが1つ見られます。
1つだけ反応しているので、「モノクローナル抗体」です。
サンプル9は褐色のバンドが複数見られるので、「ポリクローナル抗体」です。
もう一度クローニングをする必要があります。
目的のハイブリドーマを得るまでの道のりは遠い。。。