みなさん、こんにちは。
今回のバイオコース2年生の生化学実習では、卵白アルブミンの分離を行いました。
それでは、分離操作の様子をご紹介します。
まずは、卵白と卵黄に分けます。卵白をガーゼで濾します。
pH指示薬を加えます。若干緑色になっているのがわかりますか。
酸を加え、赤紫色に変化すると終了です。
写真では、わかりづらいですが、実際に学生もわかりづらかったようです。
学生に色の変化を伝えると、「えー!」と言ってました。
緑色っぽい色からの変化なので色判断は、なかなか難しかったようです。
今回の実習では、結構重要な操作なのですが・・・・・。
遠心をして、上清を回収します。
塩を加え、遠心をして、卵白に含まれるグロブリンを除去します。
上清にさらに塩を加えるとアルブミンが析出してきます。
塩濃度によって、グロブリンとアルブミンがそれぞれ析出してきます。
沈殿(アルブミン)を水に溶解して、透析を行いました。
透析後、今回分離したアルブミンの定量を行います。
タンパク質の性質がわかりやすい実習だと思いますので、2年生のみなさん、しっかり理解してくださいね。
次回は、アルブミンの定量の様子をご紹介します。