湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 分離

バイオ通信No.2897「生化学実習9」

みなさん、こんにちは。

 

今回の2年生の生化学実習では、

卵白アルブミンの分離を行いました。

 

この実習の最初にDNAの分離を行いましたが、

今回はタンパク質の分離です。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

まずは、卵を卵白と卵黄に分けます。

 

慎重に慎重に・・・。

 

次に㏗指示薬を滴加します。

卵白の色が変わります。

 

次に酢酸を滴加します。

酢酸は酸なので、タンパク質の変性が起こります。

 

遠心をします。

 

上清に硫安を加えます。

(塩析です。)

 

初めての塩析、ちょっと驚きもあったようです。

 

遠心をします。

 

再度、硫安により塩析を行います。

沈殿(アルブミン)が生じてきます。

 

これを遠心し、

沈殿を蒸留水で溶かし、

透析を行います。

 

初めての透析です。

慣れない操作なので、協力して行います。

 

透析(脱塩)中です。

 

次回の実習では、

この卵白アルブミンを使用して、

タンパク質の定量を行います。

 

2年生のみなさん、

卵白アルブミンの分離はいかかがでしたか。

 

タンパク質の性質を利用した分離方法なので、

タンパク質の性質の再確認ができたと思います。

 

次回も頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2204「生化学実習6」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習では、卵白アルブミンの分離を行いました。

それでは、分離操作の様子をご紹介します。

 

まずは、卵白と卵黄に分けます。卵白をガーゼで濾します。

 

pH指示薬を加えます。若干緑色になっているのがわかりますか。

酸を加え、赤紫色に変化すると終了です。

 

写真では、わかりづらいですが、実際に学生もわかりづらかったようです。

学生に色の変化を伝えると、「えー!」と言ってました。

 

緑色っぽい色からの変化なので色判断は、なかなか難しかったようです。

今回の実習では、結構重要な操作なのですが・・・・・。

 

遠心をして、上清を回収します。

 

塩を加え、遠心をして、卵白に含まれるグロブリンを除去します。

 

上清にさらに塩を加えるとアルブミンが析出してきます。

塩濃度によって、グロブリンとアルブミンがそれぞれ析出してきます。

 

沈殿(アルブミン)を水に溶解して、透析を行いました。

 

透析後、今回分離したアルブミンの定量を行います。

タンパク質の性質がわかりやすい実習だと思いますので、2年生のみなさん、しっかり理解してくださいね。

 

次回は、アルブミンの定量の様子をご紹介します。

 

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