2年生の免疫化学実習では、モノクローナル抗体を作製しています。
クローニングした細胞の培養上清を使って、ELISAを行います。
抗原の入っているELISAプレートと、細胞上清を対応させて移していきます。
ELISAを行い、抗体価の高い細胞上清を探します。
並行してウエスタンブロッティングを行います。
抗原をSDS-PAGE電気泳動で分離し、ゲル中の抗原をPVDF膜へを写し取ります。
ブロッティングが終わったPVDF膜は、
抗原と分子量マーカーの部分を切り離して、
アミドブラック染色します。
残りの部分は、ブロッキング液へ一晩漬けて、ブロッキングします。
ELISAで発色した培養上清は、マイクロチューブへ保存して、
ウエスタンブロッティングの1次抗体として使用します。
翌日、いよいよモノクローナル抗体ができているのかがわかります。