2年生の遺伝子工学実習で
「ゲルからのDNA断片の回収」を行いました。
アガロースゲル電気泳動を行います。
サンプルは
制限酵素で切断した
プラスミドDNAです。
サンプルのアプライは慎重に。
手がぶれないように固定します。
電気泳動後に目的のバンドを
ゲルバンドカッターで切り取ります。
本番前に練習してから。
アガロースゲルを染色後、
トランスイルミネーター上にのせます。
紫外線を当てながら
目的のバンドを切り取ります。
切り取ったゲルは、
穴の開いた0.5mLマイクロチューブへ入れます。
それを1.5mLマイクロチューブへ入れて
遠心します。
ゲルが穴を通ってバラバラになり、
下の1.5mLマイクロチューブに集まります。
バラバラにしたゲルに
平衡化中性フェノールを加えて
よく混合させます。
-80℃で凍結して
ゲルマトリックス内部の水分を凍らせて
ゲルの構造を破壊します。
DNAはゲルマトリックスの間の水分子の間にあって、
中性条件ではフェノールよりも水によく溶けるので
凍ったゲルを室温で溶解すると、
水と一緒にゲルから外に出てきます。
水に溶けているDNAはアルコール沈殿を行い、
DNA沈殿させて得ることができます。