湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: DNA

バイオ通信No.2748「生化学実習8」

みなさん、こんにちは。

 

今回の2年生の生化学実習は、

DNAの定量を行いました。

 

使用したDNAは、

4月の最初の実習で分離したDNAです。

 

DNAの性質の確認と

得られたDNAの濃度を求めました。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

最初に、得られたDNA溶液の

吸収スペクトルを作成しました。

DNAであれば、260nmに吸収があります。

 

グラフでは、ちょっとわかりづらいので、

データをリスト化しました。

 

波長260nmのときの吸光度が最も高いようです。

DNAの特徴を表していますね。

 

プリンターに接続をしていませんので、

2年生は、グラフの作成です。

これも練習ですね。

 

次にDNAの定量を行いました。

今回はジフェニルアミン法で定量を行いました。

動物看護コースの2年生もピペット操作に慣れてきました。

 

DNAと試薬を混合させ、反応をさせます。

 

左側がDNA標準液、右側が得られたDNA溶液です。

青色の濃さの違いは、濃度の違いになります。

濃度が高ければ濃く、濃度が低ければ薄くなります。

 

反応終了後、分光光度計で測定をします。

 

ブログでは、順調に進んできましたが・・・・・。

 

反応があったりなかったりの班が登場しました。

 

原因は、試薬量を間違ったようです。

これも操作に慣れてきたころによくあるうっかりミスですね。

 

やり直しをして、しっかり結果を出しました。

 

今回の実習で、1期の生化学実習が終了です。

また2期から始まりますので、

1期の経験を活かして、頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2722「生化学実習3-1」

みなさん、こんにちは。

前回の実習では、DNAの分離を行いました。

今回の生化学実習は、RNAの分離です。さて、今回もうまく分離できるでしょうか。

今回もバイオ通信、わんにゃん通信と分けてご紹介します。2コース分なので、すみません。

では、実習の様子をご紹介します。

 

DNAの分離と同じような操作になります。

まずは、ブタの肝臓を細かくしていきます。

 

次にホモジナイザーで細胞を壊していきます。

2回目なので、機器の取り扱いも慣れてきました。

 

ホモジナイザー後、遠心をします。ここまでは、DNAの分離と同様です。

遠心後、DNAでは沈殿が必要でしたが、今回は上清が必要になります。

 

上清に薬品を入れて、分離させていきます。

除タンパク操作です。前回と同様にフリフリしていきます。力が入ってますね。

 

振り終わったあとは、こんな感じです。使う薬品も少し違います。

この液を遠心します。さてどのように分離されるでしょう。

この続きは、わんにゃん通信「生化学実習3-2」でご紹介します。

引き続き、ご覧ください。

 

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バイオ通信No.2717「生化学実習2」

みんさん、こんにちは。

「わんにゃん通信・生化学実習1」からの続きです。

生化学実習1からの続きで見ていただき、ありがとうございます。

生化学実習2からご覧の方は、わんにゃん通信・生化学実習1からご覧いただければ幸いです。

それでは、撹拌からのつづきです。

 

撹拌後、遠心をします。

遠心をすると3層に分かれます。

上から順に、水層(DNA)→中間層(変性蛋白質)→クロロホルム層に分かれます。

 

水層(DNA)を回収し、もう一度撹拌を行い、遠心をします。

 

3層に分かれます。中間層の変性蛋白質が少なくなっています。

 

水層(DNA)をビーカーに丁寧に回収します。

 

そして、いよいよ水層(DNA)に薬品をいれると、DNAが析出します。

ガラス棒に巻き付けて回収しました。

無事に、全班、DNAを分離できました。

 

今回の実習は、遠心操作も多く、ちょっと待ち時間が多かったので、待ち時間の様子も少しだけ。

2年生のみなさん、初回の実習から少し大変だったと思いますが、頑張っていきましょう。

 

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わんにゃん通信No.1406「生化学実習1」

みなさん、こんにちは。

新学年が始まりました。

今回は、2年生の生化学実習の様子をご紹介します。

初回の実習は、「DNAの分離」です。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

初回の実習なので、多めに写真を撮りましたのご紹介します。

まずは、細胞をホモジナイザーで破砕していきます。

 

破砕後、遠心をしました。

 

上清を捨てて、沈殿に薬品を入れます。写真ではわかりませんが、少し粘性がでてきます。

 

これを遠心します。

 

DNAは、上清にあるので、上清を回収します。

慎重に慎重に回収をします。あまりに真剣だったので、多く写真を撮ってしまいました。

 

回収した上清に薬品を入れ、撹拌をします。この実習では一つのポイントになります。

頑張って撹拌しています。

撹拌後、遠心をします。

 

少し長くなってきましたので、この続きは、バイオ通信「生化学実習2」でご紹介します。

よろしければ、バイオ通信「生化学実習2」をご覧ください。

分離したDNAは、どんな感じに見えるのかな?

 

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バイオ通信 No.2684「遺伝子の実習しました(Aクラス)」

臨床検査技術学科2年生が、臨床化学実習の中でPCR法の実習を行いました。

 

1日目は、λファージのDNAを鋳型としてPCRにより3種類のDNA断片を増幅しました。

2日目は、増幅であろうDNA断片をアガロースゲル電気泳動により分離して、増幅の有無を確認しました。

普段はあまり使用しない容量のマイクロピペットの取り扱いに緊張しているようでした。

アガロースゲルへのDNA断片のアプライは各自で行いました。

 

写真は、学生達のピペット操作の様子です。

みんな、とても真剣な表情でした。

 

泳動後は染色してUVトランスイルミネーター上でアガロースゲルを観察します。

分子量マーカーも増幅したDNA断片もきれいに観察できました。

左のゲルは増幅したDNA断片がひとつ足りないようです。

何がおこったのか、考察してみましょう♪

 

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バイオ通信No.2605「生化学実習5」

みなさん、こんにちは。

 

今回の生化学実習は、DNAの性質を利用してDNAの定量分析を行いました。

今回定量したDNAは、もちろん、この生化学実習で最初に行ったDNAの分離で得られたDNAです。

まずは、DNAは、紫外線を吸収しますので、この性質を利用してDNAの確認を行いました。

 

得られたDNAを確認するために、吸収スペクトルを作成しました。

吸収スペクトルから波長260nm付近に吸収極大波長があるようです。

DNAは、波長260nm付近の紫外線をよく吸収しますので、これでDNAの確認ができました。

 

DNAの確認だけでは物足りないので、さらにこの吸収スペクトルから

DNAの純度とDNA濃度の推定を行いました。

DNAの濃度は、波長260nmの吸収より計算で求めることができます。

 

そしてさらに、ジフェニルアミン法でもDNAの定量を行いました。

ジフェニルアミンは、DNAに含まれるデオキシリボースと反応し青色になります。

 

この青色は、結構キレイな青色です。学生も驚いていました。

今回は、検量線を用いて定量をしますので、写真はDNA標準液の反応です。

 

色の比較のために並べてみました。

左側が得られたDNA溶液の反応、右側がDNA標準液の反応です。

色の濃さの違いは、DNAの濃度の違いになります。

この溶液を分光光度計で測定して、検量線よりDNAの濃度を求めました。

 

今回の実習は、少し盛りだくさんの内容になりました。

2年生のみなさん、しっかりレポートにまとめてくださいね。

 


バイオ通信No.2382「生化学実習1」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科2年生の共通科目の生化学実習が始まりました。

動物看護コースの学生には、今までの動物看護系の実習とは違う感覚で取り組んでもらいました。

 

今回の実習は、DNAの分離です。

いつもなら、実習の様子をご覧いただくのですが、今回は、実習中の様子が全く撮れませんでした。

すみません。ということで、今回は、こんな感じで実習がスタートしました。

 

先ずは、動物看護コース側のみなさんです。

 

次はバイオコース側のみなさんです。

 

まだまだ、カメラ目線はしてくれませんが、このブログで実習の様子をご紹介したいと思います。

実習の方は、両コースとも、無事にDNAを分離できました。

2年生のみなさん、頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信 No.2369「プラスミドの調製」

1年生の遺伝子操作学実習でキットを使用してプラスミドを調製しました。

前培養したプラスミド保有菌液をマイクロチューブへ入れてます。

 

次に微量高速遠心機で遠心して。

 

集菌します。

 

プラスミドは細菌の中に存在する染色体DNAとは独立に自己複製能力をもつDNAです。

 

上清を取り除き、bufferに菌体を再浮遊します。

 

Lysis Bufferを加えて溶菌させます。Lysis Bufferを加えると溶液は青に変わります。

 

Neutralization Bufferを加えて、溶液を中和します。

 

青い色がなくなるまでしっかりと混ぜます。

 

遠心して上清をカラムへ移します。

カラム中のメンブレンへにDNAを吸着させてから、メンブレンを洗浄・乾燥します。

 

カラムへTE bufferを加えてDNAを溶出したら出来上がりです。

プラスミドが調製できたら、アガロースゲル電気泳動を行います。

 

キットを使用するとあっという間に調製できますね。

便利、便利(^^)/

 

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バイオ通信 No.2344「臨床検査技術学科の実習をしました。1日目」

臨床検査技術学科2年生の実習で、PCR法によるDNA断片の増幅を行いました。

 

教室で講義の後、115実習室でPCR反応を行いました。

 

PCR法(Polymerase chain reaction)は二種類のプライマーに挟まれたDNA部分を大量に増幅する方法です。

 

0.5mLマイクロチューブへ鋳型DNA、二種類のプライマー、dNTP、Taq ポリメラーゼ、反応緩衝液を加えていきます。

普段とは違って少量をはかりとるため、みんな真剣な表情です。

 

ひとり1サンプル作ります。

 

入れ忘れがあると反応が起きないので、チェックしながら操作します。

 

マイクロピペットも普段のメーカーと違うので、I先生に目盛りと使用法を確認してもらいます。

 

みなさん、楽しそうです。

 

今回はλファージのDNAを鋳型として使用しています。

増幅出来ますように!(^^)!

 

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バイオ通信No.2201「生化学実習5」

みなさん、こんにちは。

今回の生化学実習は、DNAの定量を行いました。

 

今回定量したDNAは、第1回目の生化学実習のときにブタの肝臓から分離したDNAです。

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

こちらは、吸収曲線です。DNAは、260nm付近に最大吸収波長があります。

今回分離したDNAも最大吸収波長が260nm付近にあることが確認できました。

 

DNAの確認ができたところで、余裕のポーズかな?

 

さらに今回は定量ですので、ジフェニルアミン法で定量を行いました。

 

今回も無事に実習は終了。

この実習で1期の生化学実習は終了です。

 

2期からも生化学実習はありますので、2年生のみなさん、しっかり頑張っていきましょう。

 

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