湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: DNA

バイオ通信 No.2929「合同オープンキャンパス」

学科ブログ管理者のせいで、

だいぶ前に作成していたのに、

お蔵入りになってしまっていました。

 

すみません。

 

沖縄の浦添看護学校で開催された、

合同オープンキャンパスへ参加してきました。

 

オープンキャンパス前日は豪雨で大変でしたが、

当日は雨も降らず、

たくさん参加者の方がお見えになりました。(全体では約200名程)

 

 

応用生物科学科は、

「核の中のスゴイやつ!DNAを見てみよう」を行いました。

 

バナナをつぶして、バナナのDNAを抽出します。

 

アルコール沈殿するとDNAが出現し、

皆さんびっくりΣ(゚Д゚)されていました。

 

今回の参加者の方は、

とても熱心な方が多かったです。

 

沖縄の方にとって神奈川の気候は少し寒いけれど、

バイオに興味が出たらいいなぁと思いました。

 

当日は浦添看護の学生さんと、

沖縄在住の卒業生にお手伝いいただき、

とても助かりました。

 

ありがとうございました。

 

↓↓クリックお願いします
湘央学園,バイオテクノロジー,専門学校,バイオ通信,バイオ,実習


バイオ通信No.2920「学内イベント~仕事のまなび場~」

みなさん、こんにちは。

 

毎日暑い日が続いていますが、

水分補給と休息を十分にとって、

熱中症にはお気をつけください。

 

応用生物科学科では、

8月19・20日の2日間、

高校生を対象とした職業体験プログラムを実施しました。

 

応用生物科学科は、

実験を中心に体験をしていただきました。

 

参加していただいた高校生のみなさん、

ありがとうございました&おつかれさまでした。

 

体験の様子をダイジェストでご紹介したいと思います。

 

初日の体験は、

DNAの抽出と細菌の培養を行いました。

 

実験に必要なものは試薬ですね。

最初に試薬の調製から始めていただきました。

 

その後、DNAを抽出するために、

ブロッコリーをすり鉢ですり潰したり、

サケの白子を細かく刻んだりと・・・・・。

 

さらに、サケの白子からDNAを抽出するために

調整した試薬を入れて、激しく振ったりと、

意外と体力を使っていただきました。

 

左が振る前、右が振った後です。

 

ちょっと初日から体力を使っていただきましたが、

無事にブロッコリー&サケの白子から

DNAを抽出することができました。

 

左がブロッコリー、右がサケの白子です。

 

初日の最後は、細菌の培養を行いました。

2日目の実験に使用します。

 

2日目の最初は、昨日培養した細菌の染色からです。

細菌をスライドガラスに固定して染色をしました。

 

染色後、顕微鏡で観察をしました。

 

2日目の午後は、

アガロースゲル電気泳動を行いました。

 

ちょっと細かな操作ですが、

高校生のみなさんは、すんなりできてました。

 

以上、

2日間の体験実験の様子をダイジェストでご紹介しました。

 

参加していただいた高校生のみなさん、

体験実験はいかがでしたか。

 

実験は、うまくいったり失敗したりと、

いろいろなことがありますが、

実験することに少しでも興味を持っていただけたらと思います。

 

2日間、お疲れさまでした。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2898「サザンブロッティング」

2年生の遺伝子工学実習で、

サザンブロッティングを行いました。

 

調べたいDNAサンプルを電気泳動で分離します。

 

泳動後、

染色して泳動像を写真にとっておきます。

 

アガロースゲル中のDNAを変性、中和している間に

ブロッティング装置を用意します。

 

20×SSCがしみ込んだろ紙を

ガラス板の上にのせます。

 

その上にアガロースゲルをのせます。

 

ゲルの周りをラップで囲みます。

 

アガロースゲルの上に、

メンブレンフィルターを

気泡が入らないように密着させます。

 

さらに、

アガロースゲルと同じ大きさのろ紙をのせます。

 

最後にペーパータオルと、

500g程度の重りをのせて一晩おきます。

 

アガロースゲル中の一本鎖DNAは、

毛細管現象を利用して

メンブレンフィルターへ転写されます。

 

次の日。。。

重りとペーパータオルを取り除くと。。。

 

アガロースゲルは水分が無くなり

うっすーくなっています。

 

メンブレンフィルターをガラス板へ移動して、

サンプル溝、ゲルの大きさをボールペンで書き入れます。

 

この時、

なるべくメンブレンフィルターを

乾かさないように注意します。

 

2×SSCで洗浄後、自然乾燥させ、

80℃でbakingしてDNA断片を

メンブレンフィルターに固定させます。

 

転写されたDNA断片はこの後、

ハイブリダイゼーションを行っていきます。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2879「生化学実習7」

みなさん、こんにちは。

 

今回の2年生の生化学実習は、

DNAの性質と定量を行いました。

 

使用したDNAは、

この実習の最初に行った

DNAの分離で得たDNAです。

 

得られたDNAは、

DNAなのかなど考えながら実習を行いました。

 

最初に吸収スペクトルの作成を行いました。

 

DNAは、

260nm付近に最大吸収波長があります。

 

得られたDNAは、

260nm付近に最大吸収波長があるので、

DNAのようです。

 

結果が得られましたので、

最初のまとめ作業です。

 

吸収スペクトルのグラフは手書きで書きます。

 

次にジフェニルアミン法を用いて定量を行いました。

ジフェニルアミンは、

DNAに含まれるデオキシリボースと特異的に反応します。

 

溶液の吸光度を測定し、

検量線を作成し、定量を行います。

 

測定後、結果のまとめになります。

 

今回は項目が少し多かったので、

ちょっと大変だったかも・・・

 

2年生のみなさん、項目が多いときは、

一つずつ整理をして、

しっかりまとめていきましょう。

 

お疲れ様でした。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信 No.2872「遺伝子工学実習2」

2年生の遺伝子工学実習で

「ゲルからのDNA断片の回収」を行いました。

 

アガロースゲル電気泳動を行います。

 

サンプルは

制限酵素で切断した

プラスミドDNAです。

 

サンプルのアプライは慎重に。

手がぶれないように固定します。

 

電気泳動後に目的のバンドを

ゲルバンドカッターで切り取ります。

 

本番前に練習してから。

 

アガロースゲルを染色後、

トランスイルミネーター上にのせます。

 

紫外線を当てながら

目的のバンドを切り取ります。

 

切り取ったゲルは、

穴の開いた0.5mLマイクロチューブへ入れます。

 

それを1.5mLマイクロチューブへ入れて

遠心します。

 

ゲルが穴を通ってバラバラになり、

下の1.5mLマイクロチューブに集まります。

 

バラバラにしたゲルに

平衡化中性フェノールを加えて

よく混合させます。

 

-80℃で凍結して

ゲルマトリックス内部の水分を凍らせて

ゲルの構造を破壊します。

 

DNAはゲルマトリックスの間の水分子の間にあって、

中性条件ではフェノールよりも水によく溶けるので

凍ったゲルを室温で溶解すると、

水と一緒にゲルから外に出てきます。

 

水に溶けているDNAはアルコール沈殿を行い、

DNA沈殿させて得ることができます。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2868「生化学実習2」

みなさん、こんにちは。

 

今回の生化学実習はRNAの分離です。

 

まだ始まって2週目に入ったばかりですで、

春休み気分が抜けていないようです・・・。

 

長い撹拌時間では、

こんな感じですが、しっかり取り組んでいます。

 

それでは、今回の実習の流れをご紹介します。

 

RNAは細胞の中にありますので、

まずは細胞を壊し、遠心をします。

 

上清(赤い溶液の部分)をとり、

タンパク変性剤を加えて、撹拌します。

 

撹拌後、しばらく放置すると、層に分かれてきます。

 

これを遠心すると、3層に分離します。

 

ちょっとわかりづらいですが、

一番上に少し濁った白い上清、

真ん中に白い層(タンパク質が変性したもの)、

一番下に有機溶剤(タンパク質変性剤)の層ができます。

 

一番上の層(少し濁った白い液)に

アルコールを加えると、沈殿が生じてきます。

 

しばらく放置すると、沈殿が沈んできます。

 

これを遠心します。

 

遠心管の材質が白いので、

かなりわかりづらいですが、

遠心管の底に沈殿があります。

 

ちょっと濃い白色になってます。

 

この沈殿が、RNAになります。

最後にRNAを回収して乾燥して保存しました。

 

久しぶりの実習なので、

1回目(DNAの分離)、

2回目(RNAの分離)で肩慣らしをしていただきました。

 

来週から、酵素の実習になります。

 

2年生のみなさん、

マイクロピペットの操作になりますので、

しっかり取り組んでいきましょう。

 

~おまけ~

うっかりでしたが、

しっかりリカバリーしました。

 

さすが2年生ですね。

 

うっかり部分はご想像にお任せします。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2748「生化学実習8」

みなさん、こんにちは。

 

今回の2年生の生化学実習は、

DNAの定量を行いました。

 

使用したDNAは、

4月の最初の実習で分離したDNAです。

 

DNAの性質の確認と

得られたDNAの濃度を求めました。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

最初に、得られたDNA溶液の

吸収スペクトルを作成しました。

DNAであれば、260nmに吸収があります。

 

グラフでは、ちょっとわかりづらいので、

データをリスト化しました。

 

波長260nmのときの吸光度が最も高いようです。

DNAの特徴を表していますね。

 

プリンターに接続をしていませんので、

2年生は、グラフの作成です。

これも練習ですね。

 

次にDNAの定量を行いました。

今回はジフェニルアミン法で定量を行いました。

動物看護コースの2年生もピペット操作に慣れてきました。

 

DNAと試薬を混合させ、反応をさせます。

 

左側がDNA標準液、右側が得られたDNA溶液です。

青色の濃さの違いは、濃度の違いになります。

濃度が高ければ濃く、濃度が低ければ薄くなります。

 

反応終了後、分光光度計で測定をします。

 

ブログでは、順調に進んできましたが・・・・・。

 

反応があったりなかったりの班が登場しました。

 

原因は、試薬量を間違ったようです。

これも操作に慣れてきたころによくあるうっかりミスですね。

 

やり直しをして、しっかり結果を出しました。

 

今回の実習で、1期の生化学実習が終了です。

また2期から始まりますので、

1期の経験を活かして、頑張っていきましょう。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2722「生化学実習3-1」

みなさん、こんにちは。

前回の実習では、DNAの分離を行いました。

今回の生化学実習は、RNAの分離です。さて、今回もうまく分離できるでしょうか。

今回もバイオ通信、わんにゃん通信と分けてご紹介します。2コース分なので、すみません。

では、実習の様子をご紹介します。

 

DNAの分離と同じような操作になります。

まずは、ブタの肝臓を細かくしていきます。

 

次にホモジナイザーで細胞を壊していきます。

2回目なので、機器の取り扱いも慣れてきました。

 

ホモジナイザー後、遠心をします。ここまでは、DNAの分離と同様です。

遠心後、DNAでは沈殿が必要でしたが、今回は上清が必要になります。

 

上清に薬品を入れて、分離させていきます。

除タンパク操作です。前回と同様にフリフリしていきます。力が入ってますね。

 

振り終わったあとは、こんな感じです。使う薬品も少し違います。

この液を遠心します。さてどのように分離されるでしょう。

この続きは、わんにゃん通信「生化学実習3-2」でご紹介します。

引き続き、ご覧ください。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2717「生化学実習2」

みんさん、こんにちは。

「わんにゃん通信・生化学実習1」からの続きです。

生化学実習1からの続きで見ていただき、ありがとうございます。

生化学実習2からご覧の方は、わんにゃん通信・生化学実習1からご覧いただければ幸いです。

それでは、撹拌からのつづきです。

 

撹拌後、遠心をします。

遠心をすると3層に分かれます。

上から順に、水層(DNA)→中間層(変性蛋白質)→クロロホルム層に分かれます。

 

水層(DNA)を回収し、もう一度撹拌を行い、遠心をします。

 

3層に分かれます。中間層の変性蛋白質が少なくなっています。

 

水層(DNA)をビーカーに丁寧に回収します。

 

そして、いよいよ水層(DNA)に薬品をいれると、DNAが析出します。

ガラス棒に巻き付けて回収しました。

無事に、全班、DNAを分離できました。

 

今回の実習は、遠心操作も多く、ちょっと待ち時間が多かったので、待ち時間の様子も少しだけ。

2年生のみなさん、初回の実習から少し大変だったと思いますが、頑張っていきましょう。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1406「生化学実習1」

みなさん、こんにちは。

新学年が始まりました。

今回は、2年生の生化学実習の様子をご紹介します。

初回の実習は、「DNAの分離」です。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

初回の実習なので、多めに写真を撮りましたのご紹介します。

まずは、細胞をホモジナイザーで破砕していきます。

 

破砕後、遠心をしました。

 

上清を捨てて、沈殿に薬品を入れます。写真ではわかりませんが、少し粘性がでてきます。

 

これを遠心します。

 

DNAは、上清にあるので、上清を回収します。

慎重に慎重に回収をします。あまりに真剣だったので、多く写真を撮ってしまいました。

 

回収した上清に薬品を入れ、撹拌をします。この実習では一つのポイントになります。

頑張って撹拌しています。

撹拌後、遠心をします。

 

少し長くなってきましたので、この続きは、バイオ通信「生化学実習2」でご紹介します。

よろしければ、バイオ通信「生化学実習2」をご覧ください。

分離したDNAは、どんな感じに見えるのかな?

 

↓↓クリックお願いします