こんにちは。
寒い日が続きます。長野のほうでは、雪が降ってるなんて話も耳にしました。
動物看護コース1年生の動物臨床検査学実習 Ⅰ にて糞便検査を実施・・・
遠心沈殿法の「ホルマリン・エーテル法」という手技で虫卵を検出しました。
水よりも比重が重たいものを試験管の底に沈ませて採取する方法ですので、すべての虫卵が検出できます。
今回は複数感染している猫の便から虫卵を探しました。
上の写真の中の大きい虫卵は壺型肺吸虫の虫卵です。
そして、似たような色形した小さい虫卵はマンソン裂頭条虫の虫卵です。
似ているので間違いやすいですが、学生達はしっかり大きさを測ったり、卵殻の薄さを見たりして見極め、報告をしてくれました。
こうした結果をみることで、その動物の生活環境や食事内容が分かる場合もあります。
今回、壺型肺吸虫とマンソン裂頭条虫の複合感染ということで、この2種の中間宿主はカエルになります。
この便をくれた猫ちゃんは、頑張ってカエルを捕獲して食べたんですね・・・
良いタイミングでクリスマスツリー感のある置物を頂きました。
なんとそれがカエル!笑
運命を感じます。
検査結果からストーリーを妄想するのも楽しいですね。
1年生は検査方法をしっかり覚えておきましょう。