みなさん、こんにちは。
前回は、植物プロトプラスト作製のための酵素液を作りましたが、
今回は、実際にプロトプラストを作製する様子をお届けします。
最初にお断りしておきますが、
今回の実験では、細胞融合の観察を目的としておりますので、
その後の培養を視野に入れておりません。
そのため、無菌的に作業をしていないことを承知の上で、
ご覧ください。
それでは、スタートです。
サンプルとして利用するレッドオニオンは、
ムラサキ色の色素を含む細胞がある部分を取ってきて・・・、
シャーレ内の酵素液につけます。
また、チンゲンサイの葉肉細胞のプロトプラストを得るために、
裏側表皮を剥離して、その葉肉部分を酵素液につけます。
そして、振盪しながら酵素反応をスタート・・・。
変なキャラクターがシャーレの上に乗っておりますが、
気にしないでください。
早くプロトプラストができるように、
おまじないだそうです。
「しゃれ(シャーレ)にならないな。」なんて、
ダジャレは言わないでください。
しばらく酵素反応をしたものを、
倒立顕微鏡で観察すると・・・、
アーリレッドは、このような感じ。
チンゲンサイは、このような感じです。
見づらいかもしれませんが、
一つ一つの丸いものが、プロトプラストです。
次回も、お楽しみに・・・。