湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

カテゴリ「応用生物科学科」の記事

バイオ通信 No.2998「食品衛生学実習・食品中の細菌検査」

2年生の食品衛生学実習で食品における細菌検査を行いました。

 

試料は各自が持ち寄った食品です。

手作りおにぎり。

 

パセリ。

 

和菓子、おかずの余り?

 

2g測り、滅菌生理食塩水と共に袋に入れて、ストマッカーで処理します。

 

処理後、試料はつぶされてこんな感じに。

 

混釈培養用の培地を恒温槽で保温しておきます。

 

使用する培地は、普通寒天、DHL、卵黄加マンニット食塩培地です。

 

試料を1mLシャーレへ入れます。

 

保温しておいた培地をシャーレへ注ぎます。

 

シャーレのフタに培地がつかないように静かに回しながら混和します。

 

37℃ふ卵器で48時間培養します。

 

コロニーが出来て欲しいような。。。

出来て欲しくないような。。。

 

お楽しみに。

 

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バイオ通信No.2997「化学実習9」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の化学実習の最後は、実技試験です。

化学実習で学んだことを確認しながら試験を行いましたので、その様子をご覧ください。

 

まずは、準備からです。これから行う実技試験の操作手順を考えます。

 

操作手順に従って実技を行っていきます。

 

最初の準備に取り掛かったのは・・・。

 

普段の実習の成果が出ているようです。

 

一通り操作が終わると操作手順の確認です。

メモを取りながら確認をしていきます。

 

次に測定です。

機器の取り扱いもしっかりできているようです。

 

そして最後にまとめです。

しっかり測定結果をまとめてくださいね。

 

化学実習の実技試験では、1つの課題として、

「時間との闘い」(決められた時間内に操作を行なう)があります。

 

今回は、一定時間ごとに実習台を移動しました。

 

実習台ごとの操作になりますので、時間が過ぎてしまうと操作が途中になってしまいます。

そうならないように、最初に操作手順を考えてもらいました。

 

1年生は、しっかり考えられたようです。

操作が途中になった学生はいませんでした。

 

普段の実習の成果だと思います。

 

1年生のみなさん、実技試験はいかがでしたか。

おつかれさまでした。

 

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バイオ通信No.2996「化学実習8」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の化学実習も実習としては、今回が最後になります。

 

化学実習の最後の実習は、実技試験になります。

その様子はまた次回ご紹介します。

 

今回の実習は、前回に続き酵素活性の測定を行いました。

それでは、冬休み明けの久しぶりの実習の様子をご覧ください。

 

まずは、準備からです。今回は2人1組で行いました。

 

続いて、酵素反応を行います。

 

冬休みがちょっと長かったせいか、

少し忘れていることもあったようですが、順調です。

 

反応終了後、分光光度計で吸光度を測定します。

 

機器の取り扱いも特に問題なく測定していきます。

 

そして、最後にまとめになります。

 

基本的な操作は、しっかりできていたようですが、

細かいところは少し忘れているようです。

 

1年生のみなさん、久しぶりの実習でしたがいかがでしたか。

来週は、実技試験です。しっかり頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信 No.2994「微生物学実習・腸内細菌の同定4」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。

 

1晩培養した確認培地を観察していよいよ判定です。

 

TSI培地はtriple sugar iron寒天培地といい、

斜面部で乳糖、白糖の分解、

高層部でブドウ糖の発酵、ガスの産生、硫化水素の産生を見ることができます。

 

一番左が菌を植える前です。(これ以降の培地すべて)

糖を分解すると酸を産生するので培地が黄色に変化します。

ガスが産生すると培地に亀裂が入ったり、培地が浮いたりします。

硫化水素を産生すると培地が黒変します。

 

SIM培地は硫化水素の産生、IPA反応、インドールの産生、運動性、が見られます。

 

シモンズクエン酸培地は炭素源としてクエン酸ナトリウム、

窒素源としてアンモニウム塩のみを含む合成培地です。

 

これらを利用できる菌のみが発育でき、

発育すると培地は緑色から青色(アルカリ性)に変化します。

 

VP半流動培地はアセチルメチルカルビノール(アセトイン)の生成が確認できます。

VP試薬を加えて混和し、赤色に変化したら陽性です。

 

チトクロームオキシダーゼ試験で好気性菌と通性嫌気性菌の鑑別も行いました。

これらの結果を総合して未知検体を同定します。

 

今回は大腸菌、肺炎桿菌、サルモネラ、プロテウスの4つの菌から2つを同定しました。

 

上手く同定できたのでしょうか。。。

 

細菌にもいろいろな性状がありますね。

それらを調べるためにいろいろな培地が開発されていますね。

 

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バイオ通信 No.2993「微生物学実習・腸内細菌の同定3」

1年生の微生物学実習で、腸内細菌の同定を行いました。

 

斜面培地で保存している未知検体を液体培地で、2時間ほど増菌してから確認培地へ植えます。

 

培地はTSI、SIM、シモンズクエン酸培地、VP培地の4種類です。

 

各自、2検体行っています。

 

TSI培地は半高層、SIM培地、

VP半流動培地は高層培地、

シモンズクエン酸培地は斜面培地です。

 

培地ごとに植え方が違います。白金耳を使ったり、白金線を使ったり。

 

37℃、一晩培養後、検体ごとに変化を観察していきます。

培地はどのようになっているでしょうか。。。

 

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バイオ通信 No.2992「目黒寄生虫館へ行ってきました」

2年生の食品衛生学実習で目黒寄生虫館に行ってきました。

 

午前中に学校で実習後の見学です。

 

相鉄線が便利になったので、学校から目黒へは乗換えなしで行くことが出来ます。

 

公益財団法人目黒寄生虫館は寄生虫専門の研究博物館です。

目黒駅から徒歩12分です。

 

1階は寄生虫の多様性、2階は人体に関わる寄生虫の内容で展示がされています。

巳年なのでヘビの寄生虫であるシタムシ類の特別展示が開催されています。

 

ミュージアムショップでグッズを購入!

 

復刻したフタゴムシネックレスも。

かわいいです。

 

寄生虫についてのへぇーな情報がたくさんあります。

8.8mのサナダムシ体感ロープが復活していてうれしかったです。

 

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バイオ通信No.2991「バイオインフォマティクス5」

みなさん、こんにちは。

 

2年生で実施している、バイオインフォマティクスの授業の最終回となる今回は、

復習を兼ねて、いままで使用したプログラムやサイトを利用し、ある遺伝子Hについて調べる課題を行いました。

 

まずは、調べる遺伝子Hについて、予備知識をつけるためにgoogle検索をしました。

 

何やらいろいろと調べているようです。

 

課題のある遺伝子Hについて大まかに調べたところで、NCBIから調査スタートです。

サイトを確認しながら、ある遺伝子Hがどんな遺伝子か調べながら、途中で系統樹の作成も行いました。

 

画面には動物の写真がでていますが、生物種が学名で出てきますので、調べ中ですね。

 

今回は、自由に生物種を選んで分子系統樹を作成しましたので、こんな感じの系統樹ができました。

 

さらに、ある遺伝子Hから得られる転写産物の立体構造をRasMolを使って、グラフィカルに表示しました。

色で表示する部分は自由に色を考えてもらいました。

 

2年生のみなさん、コンピュータを使っての授業はいかがでしたか。

 

慣れないコンピュータの作業と英語のサイトばかりで少し大変だっと思いますが、

データベースという形でいろいろな生物情報が蓄えられていることも覚えておいてくださいね。

 

お疲れさまでした。

 

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バイオ通信 No.2990「微生物学実習・腸内細菌の同定2」

1年生の微生物学実習で、腸内細菌の同定を行いました。

 

BTB乳糖寒天培地、DHL寒天培地、SS寒天培地へ未知検体を培養しました。

菌の種類によって培地の色の変化が違います。

 

BTB乳糖寒天培地は、乳糖分解菌と乳糖非分解菌が区別できます。

乳糖を分解すると酸が産生されるので、培地が緑から黄色へ変化します。

 

分解できないと代わりにペプトンを分解して、

アンモニアを産生するので、青色に変化します。

 

SS培地は選択培地で、サルモネラ属菌と赤痢菌の検索用培地です。

 

DHL培地も選択培地で、

腸内細菌科の乳糖・白糖分解菌と非分解菌を、区別することが出来ます。

 

SS、DHLでは硫化水素産生菌を判別することもでき、

硫化鉄を形成すると黒色コロニーが見られます。

 

観察後はBTB培地から斜面培地へ植菌します。

 

37℃ふ卵器で培養します。

 

斜面培地へ植菌した同じ菌をスライドグラスへ釣菌し、

 

グラム染色します。

 

顕微鏡で観察して、グラム陰性桿菌であることを確認します。

 

腸内細菌はグラム陰性桿菌、

通性嫌気性菌、

ブドウ糖を発酵的に分解する、

硝酸塩を亜硝酸塩に還元する、

チトクローム・オキシダーゼ反応が陰性、

普通寒天培地によく発育するという性状を備えています。

 

今回の培地3つでかなり絞られたと思います。

次は確認培地を使って培養します。

 

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バイオ通信 No.2989「微生物学実習・腸内細菌の同定1」

1年生の微生物学実習では、腸内細菌の同定が始まりました。

 

未知検体をいろいろな培地へ培養して性状を調べて、

未知検体に名前をつけて(同定)いきます。

 

今年はひとり2検体を調べます。

 

DHL、SS、BTB培地へ分離培養します。

 

未知検体は4種類あります。

みんなの結果をまとめて、同定していきます。

 

37℃ふ卵器で1晩培養します。

 

どんな変化があるのか楽しみですね。

 

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