湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

カテゴリ「応用生物科学科」の記事

バイオ通信No.2916「生化学実習14」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の生化学実習の最後は、

実技試験です。

 

試験の内容は、秘密です。

実技試験の様子をご覧ください。

 

最初のグループです。

まずは、各自実技試験の準備をしていきます。

 

次に実技試験の手順を考えていきます。

悩んでいるようです。

 

手順に沿って実験を行っていきます。

 

この実技試験では、

与えられた課題について自分で考え、

実験をしていきます。

 

実験の測定結果から、結果を導いていきます。

 

次のグループも登場です。

第2グループは、手順から考え始めたようです。

 

第1グループは終了時間になり、片付けを始めました。

第2グループは準備に取り掛かっているようです。

 

第2グループも実験に取り掛かったようです。

悩んでいる学生もいるようですが・・・。

 

実験が終わり、まとめに入っているようです。

順調に進んでいるようですが、結果はどうでしょうか・・・。

 

そして、いよいよ終了時間が近づいてきました。

片付けを始めた学生もいます。

 

最後の最後まで、頑張っています。

何か引っかかることがあったのでしょうか・・・。

 

2年生のみなさん、今回の実技試験はいかかでしたか。

 

試験時間は、ちょっと長い時間でしたが、十分にできましたか。

これからもしっかり実習は、取り組んでいきましょう。

 

お疲れさまでした。

 

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バイオ通信No.2915「応用実験動物学実習(ラット②)」

皆さん、こんにちは。

 

2年生の選択実習である、

「応用実験動物学実習」の様子をお送りします。

 

ラットを使用した実習は、今年度2回目になります。

 

前回の実習と同様に、

順化、保定をし、投与方法、採血方法を学びました。

 

H先生からコツを教えてもらい、

どんどん上達しています。

 

前回の授業より、

作業がスムーズになっていますね。

 

デモンストレーションをしてもらっている様子です。

 

真剣に聞いて、各自メモを取っています。

すぐに質問をして、解らないことは解消していました!

 

ラットを使用した実習は、2回で終了になります。

 

次回は、ウサギを使用した実習になります。

マウス、ラットよりさらに体の大きな中動物ですが、

積極的に取り組んで、技術を身につけて欲しいと思います。

 

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バイオ通信No.2914「2024年度 進路決定者紹介 その3」

みなさん、こんにちは。

 

進路決定者紹介の3回目は、

ニプロ株式会社に内々定しているYAさんです。

 

それでは、YAさんにインタビューしてみましょう。

※本人が作成してくれた内容をそのまま掲載しています。

 

―――「就職活動はどうでしたか?」

 

就職活動がはじまったばかりの1年生の冬頃は、

就職活動未経験ということもあり、不安が大きかったです。

 

会社説明会も採用試験も、もちろん初めてのことだったので、

実感が湧かなかったというのが正直なところです。

 

しかし、自分の就きたい再生医療の分野で、

しかも、ここで働きたいと思っていた会社からの求人だったので、

採用試験に挑戦しようと決意しました。

 

筆記試験は問題集で対策をして、

面接では先生の指導のもと、何度も練習を繰り返しました。

 

実際の面接では練習の成果を出すことができ、

自分らしく話せたと思います。

 

人事部の方にもよかったというお言葉をいただき、

2か月以上続いた就職活動で自分の成長につながる、

よい経験ができました。

 

―――「卒業後はどんな仕事に携わりますか?」

 

入社後は再生医療の分野で、主に細胞の培養を行います。

 

患者様の細胞を培養し、その細胞を治療に利用することで、

失われていたものが機能するようになるなど、

病気の改善を行うことができます。

 

この職業は、患者様に大きな希望を与えることができる職業です。

間接的ではありますが、たくさんの人の命に関わる機会があるため、

とても重要な仕事だと思っています。

 

―――「将来の夢は?」

 

私は将来、たくさんの患者様の力になれるような技術者になりたいと思っています。

この夢を実現させるためには、たくさんの時間と努力が必要になります。

 

そのため、就職先で今の自分に無いものを補い、

自分が興味を持っている分野で、

自分の力が発揮できるように努めたいと思います。

 

―――「ブログを見てくれている人へのメッセージをお願いします。

 

筆記試験や面接は、本番までしっかりと対策をして、

分からないことがあったら、先輩や先生、

既に就職活動が終わっている友達や経験者である先輩に聞いて、

情報をたくさん得ておくとよいと思います。

 

面接では、先生やキャリア支援室の方々に手伝ってもらい、

話す練習をしておくことで、本番までに自信がつきます。

 

その際は自分の一番伝えたいことを決めておいて、

それを軸に話すことをおすすめします。

 

本番は固くなりすぎず、なるべく自然体でいけるようにした方がよいです。

 

―――YAさん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。


バイオ通信No.2913「登録販売者試験対策講座」

みなさん、こんにちは。

 

8月6・7・8・9・13・14・15日の7日間の日程で、

登録販売者試験対策講座を開講しました。

 

この講座は、9月上旬(今年度は9月8日)に実施される、

登録販売者試験(南関東ブロック)を受験予定の

応用生物科学科と愛玩動物看護学科の学生さんを対象に開講しているもので、

今年で2年目になります。

 

夏休み期間中に勉強とは、

本当に頭が下がります。

 

この中から、

一人でも多くの合格者が出ることを期待しています。

 

ご指導くださった

KM先生、KH先生、IK先生の3先生に、

御礼申し上げます。

 

ありがとうございました。

 

みなさん、

先生方によい報告ができるように、

頑張って勉強しましょう!!!

 

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バイオ通信No.2912「生化学実習13」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の生化学実習も最後の実技試験を残して、

今回が最後の実習です。

 

今回の実習は、糖の定性試験を行いました。

 

まずは、使用する試薬の調製からです。

協力して調製していきます。

 

試薬調製後、いよいよ定性試験です。

 

今回使用する糖は、

キシロース、グルコース、フルクトース、

マルトース、ショ糖、デンプン、

そして対象として、

水の7種類について定性試験を行いました。

 

番号順が逆ですが、すみません。

 

7本の試験管にいずれかの糖が入っています。

定性試験により同定していきます。

 

それでは、定性試験の結果を見ていきましょう。

 

アントロン試験(糖であれば陽性)の結果です。

 

糖であれば青緑色になります。

水は糖ではありませんので反応しません。

No.1は反応してないようです。

 

ベネディクト試験(還元糖であれば陽性)の結果です。

 

還元糖は赤色沈殿ができます。

No.2、3、4、5に赤色沈殿があるようです。

 

バールフェズ試験(単糖類であれば陽性)の結果です。

 

単糖類であれば赤色沈殿ができます。

No.2、3、4に赤色沈殿があるようです。

No.7は白く濁っています。

 

セリワノフ試験(ケトースであれば陽性)の結果です。

 

ケトース(ケト基をもつ単糖類)であれが紅色になります。

No.3、6が紅色になったようです。

 

ビアル試験(ペントースであれば陽性)の結果です。

 

ペントース(五炭糖)であれば青緑色になります。

No.4が青緑色になったようです。

 

最後にヨウ素反応(デンプンであれば陽性)の結果です。

 

デンプンであれば青紫色になります。

No.7が青紫色になったようです。

 

以上、6種類の定性試験を行い、

試験管7本の同定を行いました。

 

写真では少しわかりずらいので、

一覧表にしてみました。

 

一覧表をもとに、

みなさんも同定をしてみてください。

 

今回使用した糖類です。

単糖類(キシロース、グルコース、フルクトース)、

二糖類(マルトース、ショ糖)、

多糖類(デンプン)、

 

補足:還元性有(単糖類とマルトース)、

ケトース(フルクトース)、

ペントース(キシロース)

 

みなさん、いかかですか。

7本の試験管を同定できましたか。

 

それでは答え合わせです。

 

No.1(水)、

No.2(グルコース)、

No.3(フルクトース)、

No.4(キシロース)、

No.5(マルトース)、

No.6(ショ糖)、

No.7(デンプン)となります。

 

ショ糖は、フルクトース(ケトース)を含んでいますので、

セリワノフ反応で擬陽性を示します。

 

2年生のみなさん、次回は実技試験です。

頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2911「生化学実習12」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の生化学実習では、

ゲルろ過クロマトグラフィーを行いました。

 

ゲルろ過クロマトグラフィーは、

カラムクロマトグラフィーに分類されます。

 

ゲルを詰めたカラムで分離された物質を分取し、

分析を行います。

 

ゲルろ過クロマトグラフィーは、

分子量の違いによって分離されます。

 

したがって前回のSDS-PAGE法と同様に、

物質の分子量を求めることができます。

 

今回は、アミラーゼ(タンパク質、酵素)の

分子量を求めました。

 

実習は、カラムにゲルを詰める作業からスタートです。

詰め過ぎも詰め足らずもダメなので慎重に詰めていきます。

 

次にサンプルを塗布します。

ゲルを乱さないように驚異の集中力発揮中、

慎重に慎重に!!!!!

 

溶出液(緩衝液)を追加しながら、

分離された物質を分取します。

 

色付きは分子量マーカーです。

早速、分離が始まりました。

 

下から青色、赤色、黄色が確認できます。

黄色がすべて溶出されたら終了です。

 

今回は、1mLずつ分取しました。

 

分取後、

吸光度測定と今回は試料にアミラーゼを用いましたので、

ヨウ素デンプン反応を行いました。

 

分取した溶液は、青色、赤色、黄色の溶液になっています。

これらの溶液の吸光度を測定します。

 

ヨウ素デンプン反応でアミラーゼの確認をします。

デンプン溶液にヨウ素を加えると青紫色になります。

 

アミラーゼは、デンプンを分解しますので、

アミラーゼが分取された試験管は、青紫色になりません。

 

試験管立ての中央あたりは色がありません。

この部分にアミラーゼが含まれます。

 

吸光度測定とヨウ素デンプン反応の結果から、

アミラーゼの分子量を求めます。

 

分取した試験管の本数が多く、

吸光度測定も大変でしたが、

グラフの作成も大変そうでした。

 

青紫色にならない試験管がある程度の範囲でありましたが、

ヨウ素デンプン反応も確認ができました。

 

ちょっと長めの実習になりましたが、

アミラーゼの分子量も求められました。

 

2年生のみなさん、ゲルを詰める作業からの実習、

お疲れ様でした。

 

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バイオ通信No.2910「バイオサイエンス実習~分光光度計3~」

みなさん、こんにちは。

 

今回の1年生のバイオサイエンス実習では、

検量線の作成を行いました。

 

ランベルト-ベールの法則の

ベールの法則になります。

 

ベールの法則は、

「光路長一定のとき、

物質の吸光度は物質の濃度に比例する。」

という法則です。

 

このことから、縦軸に吸光度、

横軸に濃度でグラフを作成すると直線のグラフになります。

 

このグラフを検量線といいます。

定量分析の基本的な手法になります。

 

実習が進むにしたがって、

徐々に機器・器具が増えてきて実験らしくなってきました。

 

学生のやる気も十分なようです。

 

まずは、異なる濃度の標準液を作成します。

 

次に発色させます。

今回は、赤色に発色します。

 

この溶液の吸光度を測定します。

 

測定値をもとに、グラフを作成します。

 

グラフの作成も2回目になりますが、

ちょっとしたプロットミスで、

直線にならなかったようです。

 

すぐにプロットミスを直すことによって、

直線のグラフが作成できました。

 

今回のようなグラフの場合、

ちょっとしたプロットミスがずれを生じますので、

注意しましょう。

 

1年生のみなさん、

バイオサイエンス実習では、

一つずつ技術を積み重ねてきました。

 

その成果が、発揮できましたね。

この調子で頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信 No.2909「細胞工学実習・培地調製2」

2年生の細胞工学実習で、

培地調製を行いました。

 

滅菌された器具をクリーンベンチへ入れて、

調製開始です。

 

細胞を培養するためのDMEM培地です。

 

滅菌水へ粉末を入れて、溶解させます。

 

黄色い溶液ですね。

 

炭酸水素ナトリウムを加えると、

赤く色が変化します。

 

抗生物質を添加し、

最後に血清(FBS+CS)を加えます。

 

調製できたら、ろ過滅菌を行います。

 

まず、シリンジに培地と空気を入れ、

フィルターが使用できるかチェックします。

 

培地入りのシリンジにフィルターをつけて、

元のビーカーへシリンジ内の培地をろ過します。

 

溶液が全部ろ過出来て、

空気が通らなかったらOKです。

 

使用できないフィルターは内筒が軽く押せたり、

フィルターホルダーの横から培地が出てきたりしちゃいます。

 

フィルターが使用できるのを確認したら、

滅菌済みの瓶へ培地をろ過していきます。

 

滅菌が終わった培地の一部をディッシュに取り、

インキュベーターへ一晩おいて、

コンタミチェックをします。

 

培地が出来たら、

いよいよ細胞を起こします(^^♪

 

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バイオ通信No.2908「応用実験動物学実習(ラット①)」

皆さん、こんにちは。

 

2年生の選択授業である、

「応用実験動物学実習 Ⅰ」の様子をお送りします。

 

今回の授業ではラットを使用して、

投与方法、採血方法について学習しました。

 

まず初めに、

動物をリラックスさせるために順化を行います。

 

順化をした後に保定をして、投与します。

 

ラットはマウスより体が大きいため、

保定が難しいです。

 

経口投与、腹腔内投与、

皮下投与、尾静脈投与の方法を学びました。

 

保定をして、投与をしている様子です。

 

皮下投与の様子です。

 

尾静脈投与の様子です。

 

腹腔内投与の様子です。

 

分からないことは

すぐに先生に聞いて練習しています。

 

全員真剣に取り組んでいました☺

 

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バイオ通信No.2907「生化学実習11」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の生化学実習では、SDS-PAGE法を用いて、卵白アルブミンの分子量測定を行いました。

※SDS-PAGE法:SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法

 

今回使用した卵白アルブミンは、生化学実習で分離した卵白アルブミンです。

 

まずは、ポリアクリルアミドゲルの作成です。

 

ポリアクリルアミドゲルを電気泳動装置にセットし、サンプルを塗布します。

 

青色は、泳動の進み具合を見るための目印の色素です。

 

泳動を開始します。

青色の色素とともに上から下に移動していきます。

 

移動とともに分離が始まります。

 

真ん中に見えるカラフルなバンドは、分子量マーカーです。

カラフルに色が付けられています。

青色の線は、目印の色素です。

 

反対側にもポリアクリルアミドゲルがあるので、二重に見えてます。

 

卵白アルブミンは、無色なので見えません。

 

泳動終了後、ガラス板からポリアクリルアミドゲルを外します。

 

分子量マーカーは色がついていますが、卵白アルブミンは色がありませんので染色をします。

 

カラフルなバンドが分子量マーカーです。

左右対称の真ん中あたりに、うっすらと青色のバンドが見えます。

 

脱色をするともう少しはっきりバンドが見えるのですが、時間の関係で脱色はしていません。

 

この結果をもとに卵白アルブミンの分子量を求めます。

 

2年生のみなさん、他の実習でもSDS-PAGE法は使用しますので、しっかり頑張っていきましょう。

 

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