こんにちは。
動物看護コース1年生の動物臨床検査学実習Ⅰにて、
魚(スケソウダラ・マサバ)から海産性哺乳動物に寄生する寄生虫を取り出しました。
海産性哺乳動物とは、イルカやシャチ・アシカ等の事でそれらの動物が終宿主になる
回虫類の中に有名な「アニサキス」がいます。
今回の実習で捌かれた魚は、待機宿主になっています。
アニサキスは、人が生きたまま飲み込むと胃に突き刺さり激痛を与えるそうです。
特に日本人は生で魚を食べるという文化がありますので気をつけなければいけません。
魚を捌いた経験がない学生も多い中、みんな一生懸命作業をしてくれました。
内臓を取り出してみますとこんな感じでたくさんの寄生虫が・・・
表面に白く見えているモノ、すべて寄生虫です。
ピンセットで膜を取り、一匹一匹丁寧に取り出していきます。
今回採取出来たのは「アニサキス」と「ニベリン」という寄生虫です。
寄生虫の生活環や寄生部位、
寄生された時の症状等を知っておくと迅速な対応が出来ると思います。
しっかり火を通したり等で調理をしましたら問題はありませんので、魚を嫌いにならないでください!
とても楽しい実習でした。