湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2021年 7月アーカイブ

わんにゃん通信No.1173「耳鏡・検眼鏡」

こんにちは。

動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習にて、学校犬の眼と耳を検眼鏡及び耳鏡を用いて観察をしました。

 

眼は、目視で見える範囲で充血はないか、流涙・眼脂の有無、左右の眼の大きさ、水晶体の白濁等をチェックし、その後、検眼鏡で眼の中に光を入れて観察します。

 

光を直接眼に当てるので、みかん まぶしそうです。

 

びっくりする子もいますので、保定も大事ですし短時間でしっかり診られるようにしましょうね。

血管等がきれいに見れたそうです。

 

耳道の検査では、やはり耳の中に器具を入れられることを嫌がる子が大半でした。

耳道が傷つかないように、そしてしっかり診察できるように保定をします。

また、耳毛が多い子も観察が大変です。鼓膜までしっかり観ることができたかな?

 

あろえ君、覗かれてますがお疲れのようでウトウトしてました。

 

学校にいる実習犬は、検査に慣れているのかジッと耐えて頑張ってくれているのですが、現場ではそうはいきません。

これからの季節は耳の疾患が多発・悪化しますので看護師の保定の技術、観察力 大事になってきます。

 

綿棒の出来はさすがです!

きれいにしっかり巻かれてますね。

 

学校犬のもみじ君は、慢性的に耳の状態が悪いです。

実習を通して眼を養い、手技を磨いてほしいと思います。

 

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わんにゃん通信No.1172「食虫植物」

こんにちは。

 

食虫植物とは...!?

「食虫」という習慣をもっている被子植物門に属する植物の総称らしいです。

ウツボカズラやハエトリグサといった名前は聞いたことがあるかもしれません。

 

こちらはハエトリグサです。

 

かわいらしいですね。植物として日光を浴び光合成をすることで成長もできますが、捕虫して消化吸収することでエネルギーを得る能力もあります。

不思議ですよね。

 

この度、モウセンゴケという種類の食虫植物を頂きました。

ふさふさしている腺毛から粘液を出し、虫を捕まえます。上の写真、よく見ると中央にハエが捕まってます!

すごい能力です!

 

というわけではなく、A先生が干からびて横たわっていたハエをモウセンゴケの上に供えてくれました。

よく触れますね...ニヤニヤしながらハエを持ってきたA先生に恐怖を感じる瞬間でした。

 

食虫植物の世界は全く分かりませんが、頂いたのを機にいろいろ調べてみたいと思います。

 

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わんにゃん通信No.1171「涙の量」

こんにちは。

 

動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習Ⅱにて、学校犬の眼科検査を行いました。

眼科検査にも様々ありますが、今回は涙液の量を調べるシルマー試験を実施しました。

 

シルマー試験とは、涙の分泌量を測定し、適正か異常はないかを目視で行うものになります。

短冊状の試験紙を下瞼と眼球の間に挟み、1分間待ちます。

 

犬の正常値は1分間で15mm以上です。

その数値以下になりますと乾性角膜炎の疑いまたは診断されます。

 

重度の乾性角膜炎になると1分間の涙液量は5mm以下です。

その場合、人工涙液やヒアルロン酸の点眼が必要になってきます。

 

人の場合ですと、正常は10mm以上、5mm以下はドライアイと診断されます。

学校犬の検査と同時に学生K君が体を張って測定しました。

 

される側の経験をしておくことも大事な事だと思います。

S君に試験紙を入れられるK君。

1分間は意外と長い!

 

結果は・・・

右目は正常でしたが、左目は7mm/min。グレーゾーンでした。

自分の眼の状態が分かってよかったですね。

 

学校犬は5匹とも正常でした。

 

保定する人は、どうすれば実施者がスムーズに作業出来るか考えながらやりましょう。

K君は左目に潤いを...。

 

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バイオ通信No.2205「生化学実習7」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、卵白アルブミンの定量を行いました。

この卵白アルブミンは、前回分離した卵白アルブミンです。

 

まずは、吸収曲線の作成をしました。

 

卵白アルブミンは、タンパク質なので、最大吸収波長は280nmになります。

しっかり280nm付近に吸収が出ています。

 

次に卵白アルブミンの定量です。今回は、ビウレット法を用いました。アルブミン標準液の発色です。

各濃度によって、発色(紫色)具合が違います。一番左は、未反応です。

 

今回のサンプル(卵白アルブミン)の発色です。色の濃さの違いは、希釈倍率の違いです。

 

2年生ではお馴染みの検量線による定量です。

DNAの定量同様に、今回の卵白アルブミンの定量も無事に定量できました。

 

2年生のみなさん、一つの実験の流れとして、分離→定性・定量を忘れないようにしましょう。

 

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わんにゃん通信No.1170「2021年3月の卒業生」

こんにちは。

今年3月に卒業し、動物病院に勤めたTさんとSさんが仲良く来てくれました。

 

学校犬におもちゃとおやつをたくさん持って来て頂き、ワンコ達も大喜び&大興奮でした。

教員にも甘いスイーツを♥ごちそうさまでした!

 

新社会人として二人とも苦労しているみたいで・・・笑

不満や愚痴たくさんあると思いますが、誰しもが通る道かなと思います。

 

辛い事もありますが、そこで踏ん張れるのは「動物を助けたい」「動物が好き」という気持ちと、一緒に勉強し苦労してきた学校の仲間がいるということではないかな。

また、1年目はキツいと思うことも多いと思いますが、チャンスの1年でもあります。

なんでも聞くことが許される1年であり、たくさんの事を柔軟に吸収できる年なのではと思います。

 

どう感じるか、どう考えるか、それにたいしてどう行動するか・・・たくさん悩んでたくさん人に聞くと良いです。

頑張ってる姿は、必ず誰かが見てくれてるはず。

ずっと応援してます。

 

学校犬全員抱っこして素敵な笑顔でパシャリ!

みかんがちょっと残念

Tさん溺愛のあろえ君はかっこよくピンで撮ってもらいました。

 

忙しい中来てくれてありがとう♪

 

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わんにゃん通信No.1169「超音波検査を行いました。」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の検査機器総論で超音波検査を行いました。

超音波検査は超音波を用いて体の内部を観察する検査方法です。

 

教えてくださるのは、臨床検査技術学科のT先生とI先生です。

2グループに分かれて教えていただきました。

 

写真はT先生がY君の胸部にゼリーを塗って、その上から端末器(プローブ)をあてている様子です。

 

先生のお手本の後は、学生同士で超音波検査を体験しました。

 

見た目以上に難しいですね!

心臓の解剖を復習することもできましたね♪

 

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バイオ通信No.2204「生化学実習6」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習では、卵白アルブミンの分離を行いました。

それでは、分離操作の様子をご紹介します。

 

まずは、卵白と卵黄に分けます。卵白をガーゼで濾します。

 

pH指示薬を加えます。若干緑色になっているのがわかりますか。

酸を加え、赤紫色に変化すると終了です。

 

写真では、わかりづらいですが、実際に学生もわかりづらかったようです。

学生に色の変化を伝えると、「えー!」と言ってました。

 

緑色っぽい色からの変化なので色判断は、なかなか難しかったようです。

今回の実習では、結構重要な操作なのですが・・・・・。

 

遠心をして、上清を回収します。

 

塩を加え、遠心をして、卵白に含まれるグロブリンを除去します。

 

上清にさらに塩を加えるとアルブミンが析出してきます。

塩濃度によって、グロブリンとアルブミンがそれぞれ析出してきます。

 

沈殿(アルブミン)を水に溶解して、透析を行いました。

 

透析後、今回分離したアルブミンの定量を行います。

タンパク質の性質がわかりやすい実習だと思いますので、2年生のみなさん、しっかり理解してくださいね。

 

次回は、アルブミンの定量の様子をご紹介します。

 

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わんにゃん通信No.1168「受付対応」

みなさん、こんにちは。

 

動物看護コース2年生が動物医療コミュニケーションの実習で、受付対応について学びましたのでご紹介します。

 

今回の実習では、学生が看護師または飼い主さん役となり、問診・診察室へのご案内・処方・お会計をシミレーションしました。

 

問診では飼い主さんに、主訴と患者動物の容態を伺います。

 

診察の準備が整い次第、診察室へご案内します。

 

診察終了後は処方薬の説明・その他投薬方法等を説明し、お会計します。

 

今回の実習では、学生が看護師または飼い主さん役となることで、お互いの立場を体験することが出来ました♪

動物病院実習に行った際には、実習先の動物看護師さんの受付対応を見ておきましょう。

 

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バイオ通信No.2203「高圧蒸気滅菌器でジャガイモを滅菌?しました♪」

みなさん、こんにちは。

1年生が検査機器総論で高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)の取り扱いについて学びました。

 

高圧蒸気滅菌器とは、微生物等の対象物を温度および圧力の飽和水蒸気を利用して殺滅することができる機器です。

一般的に2気圧121℃で15~20分間加熱することで、対象物を滅菌することができます。

 

今回の実習では、ジャガイモを高圧蒸気滅菌してみました♪

 

高圧蒸気滅菌器は、調理の際に使用する圧力釜と似たつくり・仕組みをしているため、ジャガイモに熱を通すことが出来ます。

 

学生はこの後、滅菌されたジャガイモを美味しくいただきました♪

 

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わんにゃん通信No.1167「学校犬 傘に慣れるの巻」

こんにちは。

 

動物看護コース2年生の動物飼育管理実習Ⅲのトレーニング実習では、今回馴化のトレーニングとして学校犬に傘への恐怖心をなくしてもらうということを実践しました。

 

傘自体に恐怖心がある子、傘を開いた時にびっくりしてしまう子、全く動じない子、様々な反応を見ることができました。

トレーニングとしては、段階を踏んで少しずつ傘が怖い物でないことを理解してもらいます。

 

まず、傘を床に置いて周りにおやつをまきます。

もみじくんはしっぽが下がり腰が引けてます。傘に対しての恐怖心、警戒心があるということですね。

 

ワンコの重心や尾の下がり方、耳、顔つきなどボディーランゲージを読み取りながら進めていきます。

もみじくんはこの後傘を跨げるようにまでなりました。

少しずつ時間をかけてのトレーニングなので引き続き頑張りましょう。

 

ぽてとくんは対照的にほとんど気にせず・・・

傘をひろげた状態でもおやつを食べてました。

 

その子その子によってどこまで出来るか、どのくらい時間かかるかが違うのでたくさん触れあって観察をして信頼関係を築いていきましょう。

 

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