湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2019年 7月アーカイブ

わんにゃん通信No.903「眼処置と歯磨き☻」

こんにちは(^_^)
飼育管理実習で日常ケアの眼処置と歯磨きについて学びました。
 
眼処置は顔をしっかり保定することがポイントです。
その時に気道を刺激しないように注意します。
 

眼球に触れないように眼脂(目やに)を取り除いていきます。
 
その時に充血していないか、涙の量、眼脂の量と色も確認していきます(^∪^)


 
歯磨きは奥まで左右しっかり磨いていきます。
ここでも逃げられないように保定していきます。


 
飼育当番では朝と夕に眼処置と歯磨きをします。
今回習ったポイントを覚えて処置してあげてください(▽・ω・▽)
 
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バイオ通信No.1989「あばれ馬を乗りこなす?!」

1年生のバイオサイエンス実習では一般機器の取り扱い方を行っています。
 
試験管ミキサーを使って、試験管内の溶液を攪拌します。
 
試験管ミキサーは振動するので本体はしっかりと実習台へ固定します。

 
こちらの試験管ミキサーは通称あばれ馬。。。
適当に使用すると溶液は飛び散るは、運が悪いと試験管がすっ飛びます(>_<)

 
試験管をしっかりと握って、振盪ヘッドへ押しつけます。
押しつける力加減で溶液が攪拌されます。

 
このあばれ馬試験管ミキサーが使いこなせれば、どんな試験管ミキサーでもお手の物(^^)/

 
上手に使えました。

 
余裕の笑顔です。

 
試験管ミキサーはこれから長いつきあいになります。
完璧に使いこなして下さいね♪
 
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バイオ通信 No.1988「ABO式血液型の判定」

1年生の生物学で抗原抗体反応の実験を行いました。
体内に侵入して特異的な免疫応答を引き起こす異物を抗原、抗原と特異的に結合するタンパク質を抗体といいます。
 

ABO式血液型の判定を行い、抗原抗体反応を理解していきます。
 
赤血球膜にはグリコフォリンという膜貫通型タンパクが存在しています。
グリコフォリンは分子量5万の糖タンパク質でポリペプチド鎖が赤血球膜の脂質二重層を貫き、その細胞外部分に糖鎖が結合しています。
糖鎖には3種類あり、H抗原、A抗原、B抗原と呼ばれ、それらの組み合わせによって血液型が決まります。
 
グリコフォリンの糖鎖は遺伝的に決定されていて、H抗原はどの血液型の人にも存在します。
H抗原にN-アセチルガラクトサミンが付加されるとA抗原、ガラクトースが付加されるとB抗原ができます。
それぞれの糖を付加する転移酵素を持つ人の血液型はA型、B型となり、両方の酵素を持つ人はAB型となります。
O型の人はいずれの酵素も持っていません。
 
このように、ABO式血液型は赤血球膜上の抗原により血液型を決めています。
 
では、実験開始です。
まず、スライドガラスに丸を二つ書きます。
 
次に4種類の血液型のわからない赤血球浮遊液から一つ選びスライドガラスに1滴たらします。

 
次にスライドガラスの丸左側へ青色の抗A抗体(A抗原に対する抗体)、丸右側へ黄色の抗B抗体(B抗原に対する抗体)を1滴づつたらします。
班でサンプル1~4について判定します。
抗A抗体は抗原Aと抗B抗体は抗原Bと反応し凝集します。凝集すると赤血球がギュッと固まります。
 
サンプル1 抗Aが凝集あり、抗Bが凝集していない。

 
サンプル2 抗A 凝集あり、抗B 凝集あり。

 
サンプル3 抗A 凝集していない、抗B 凝集あり。

 
サンプル4 抗A、抗B共に凝集していない。

 
これらの結果からサンプル1~4の血液型を判定して見ましょう。
 
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バイオ通信 No.1987「超音波検査をしてみました。その2」

1年生の検査機器総論で超音波検査を行いました。
第2グループへ交代しました。
 
始めは超音波検査についての説明です。

 
こちらのグループではHくんが被検者になってくれました。

 
S先生がいろいろな臓器の画像をみせてくれました。

 
みんなも画像を見ながら説明を聞きます。

 
このような画像が得られたら、どのようなことが考えられるのか。
何が疑われるのか。など熱い解説が続きます。

 
これはHくんの脾臓です。

 
こちらのグループも交代で超音波検査を体験します。
 
Sくんがプローブをあてて肝臓をうつしてみました。
S先生からプローブの微調整をしていただくと。。。
ビシッときれいな画像になりました。

 
S先生に見守られながら検査していきます。


 
プローブのあてる角度が少しズレただけで画像がかわります。
S先生のチェックが入ります。
 
今日はHくんの肝臓がたくさんプリントされました。
被検者のHくん。ありがとうございました。
 
S先生、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
 
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バイオ通信No.1986「生化学実習11」

みなさん、こんにちは。
バイオコース2年生の生化学実習は、前回、ゲルろ過法で唾液アミラーゼの分子量を求めましたが、今回はSDS-PAGE法で唾液アミラーゼの分子量を求めました。
 
それでは、電気泳動の様子をご覧ください。
まずは、念のため、通電の確認。
 
細かい泡が見えますか?通電、OKの印です。


 
サンプルを塗布して、電気泳動の開始です。
今回は、色つきの分子量マーカーを使用しましたので、マーカーの分離の様子が見れます。。

 
まずは、濃縮ゲルを通過中です。
前の写真に比べると濃縮されたような感じです。


 
分離ゲルに入りました。
マーカー中の物質が分離され始めました。
 
きっと唾液中の物質も分離されているはず・・・・・。


 
電気泳動だけでは、唾液アミラーゼがわからないので、染色をしました。
 
染色の結果は、こちら。
唾液アミラーゼは、しっかり確認ができました。
脱色をすると、もっとキレイに見えるのですが、
時間の関係でこのままで、唾液アミラーゼの分子量を求めました。



 
唾液アミラーゼの確認もしっかりできたので、無事に唾液アミラーゼの分子量を求めることができました。
バイオコース2年生のみなさん、SDS-PAGE法は、他の実習でも行いますので、しっかり原理・操作法を理解しておいてくださいね。
 
次回は、糖の定性です。頑張っていきましょう。
 
特に意味はありませんが、ブログに載せる約束をしたので、小っちゃくアップしました。

ブログをご覧のみなさま、失礼いたしました。
 
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わんにゃん通信No.902「はじめまして」

みなさん、こんにちは。
少し時間が経過してしまいましたが、5月より実習助手として、応用生物科学科専任スタッフの仲間入りをしました安藤夕菜です。
 
好きな科目は形態学です。
学生時代にはケンタッキーフライドチキンの骨で骨格標本作り、粘土で筋肉模型を作ったことをよく覚えています。
そんな楽しかった学生生活を思い出しながら、学生と向き合えていけたらと思います。

 
はじめは学生の顔と名前を覚えることに精一杯でしたが、最近では学生が沢山話しかけてくれるおかげもあり、楽しく実習助手を務めることができています。
これからも学生に助けられながら、学生のサポートができると嬉しいです。
よろしくお願いします。
 
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わんにゃん通信No.901「眼科検査①」

こんにちは(^_^)
2年生の実習でシルマーティア試験紙検査をしました。
 
シルマーティア試験紙検査はドライアイ(涙の量)などを調べる検査になります。
卒業犬のよもぎはこの検査をして重度のドライアイだとわかりました。
 
ひどいときは、眼脂(目やに)が多く出てしまい眼が眼脂で覆われて眼瞼(まぶた)が開けない状況でした(>_<)
しっかり検査をしていきましょう!!
 
先ずは試験紙を下瞼(まぶた)のくぼみにはさみます。
この時も試験紙が取れてしまわないように、保定しましょう。



 
だんだん試験紙が濡れて青く色がつきます。

 
試験紙にメモリがついているので、1分後に青く濡れた部分までを読み取り眼流量を調べます。

 
メモリが15以上で正常です。

 
学校犬は全員、15以上で正常でした♪
 
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バイオ通信No.1985「生化学実習10-2」

みんさん、こんにちは。
ゲルろ過クロマトグラフィーの続きです。
 
今回は、1mLずつ分取した溶液の分析の様子をご紹介します。

 
1mLの分取は、手作業で行いました。

 
1mLは、滴数ではかります。
フランクションコレクターという便利な機械もありますが、集中力の練習もかねて(?)、手作業で頑張ってもらいました。



 
スマホのアプリでカウンター代わり!!!!!

 
1mLずつ分取した溶液です。
青色、茶色、黄色の色が確認できます。
みなさん、わかりますか?意外とキレイ!?に見えませんか。


 
分析操作です。吸光度の測定を行います。

 
ヨウ素デンプン反応の結果です。今回は、1列に並べて比較をしていました。




 
そして、いよいよ結果のまとめです。グラフの作成に集中!!!!!


 
今回の実習は、唾液アミラーゼの分子量測定を行いました。
次回も唾液アミラーゼの分子量測定を行いますが、次回はSDS-PSGE法で分子量測定を行います。
 
2年生のみなさん、しっかり頑張っていきましょう。
 
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バイオ通信No.1984「生化学実習10-1」

みなさん、こんにちは。
 
今回の生化学実習は、ゲルろ過クロマトグラフィーを行いました。
分子ふるい効果によって、物質を分離する方法です。
ちょっと写真が多いので、2回に分けてご紹介します。
 
それでは、カラムにゲルを詰める作業からです。この実習の重要なポイントです。



 
次にサンプルの添加です。この操作も慎重に慎重に!!!!!




青色のブルーデキストランが見えますか?分離が始まっています。
 
分離の様子をご覧ください。

茶色のチトクロームC、黄色のDNP-アラニンの分離が見え始めました。
 
青色のブルーデキストランと茶色のチトクロームCの間に、卵白アルブミンがあるはずですが、無色なので見えません。

 
ブルーデキストランの青色が見えなくなりました。


 
チトクロームCの茶色も見えなくなりました。


 
DNP-アラニンの黄色も見えなくなりました。

 
無事に分離は、できました。
分離した溶液は、1mLずつ分取しました。
 
1mLずつ分取した溶液は、吸光度の測定とヨウ素デンプン反応を行いました。
次回のブログでご紹介します。
 
2年生のみなさん、ゲルの詰め作業、分取作業、大変お疲れ様でした。
 
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バイオ通信No.1983「超音波検査をしてみました。その1」

1年生の検査機器総論で超音波検査を行いました。
超音波検査は超音波を用いて体の内部を観察する検査方法です。
 
教えてくださるのは臨床検査技術学科へ講師としてお越しになっているS先生です。
2グループに分かれて教えていただきました。
 
よろしくお願い致します。

 
1グループでは、Tくんがお腹を貸してくれました。
まず、検査する箇所にゼリーを塗って、その上から端末器(プローブ)をあてていきます。

 
すると、画面にお腹の中の画像が映し出されました。

 
画像についてS先生からの熱い解説です。
画像には胆嚢が写っています。

 
超音波での画像のあらわれ方は。。。
液体(血液、尿、腹水など)は超音波が液体の内部を抵抗なく直進するため、反射がほとんどみられず、画像は黒く写ります。
エコーフリーといいます。
 
内部組織(筋肉、肝臓など)は組織の密度によって黒から白の中間に写ります。
黒っぽく写るほど低エコーレベル、白く写るほど高エコーレベルといいます。
 
液体と軟部組織の境界は組織密度が異なるために、超音波の反射が多く見られ、画像では明確な白い輪郭として写る。
空気、ガス、骨などは超音波を反射してしまうために画像では白く写る。
空気、ガス体、骨などを写した場合、この後方には超音波の影が写ります。
 
Tくんの膵臓です。

 
プロの技を見た後は、一人ずつ検査を体験してみます。

 
S先生からプローブの位置をチェックしていただきながら、検査します。

 
簡単そうで大変難しいです。
解剖がわかっていないとちんぷんかんぷんですね(>_<)
しっかりと勉強しましょうね!
 
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