みなさん、こんにちは。
前回は、アーリーレッドとチンゲンサイの
プロトプラスト作製作業をご覧いただきましたが、
それをもう少し詳しく見ていきましょう。
アーリーレッドの、
プロトプラストができていく様子をご覧いただきます。
最初の方は、このように細胞は細長い形状をしておりますが・・・
酵素反応が進んでいくと、
徐々に細胞と細胞の接着物質が分解されると同時に、
細胞壁が分解されていき、少しずつ丸くなっていきます。
さらに酵素反応が進むと、このようになります。
写真を見ると、
プロトプラストが互いにくっついているように見えますが、
これは振盪しながら酵素反応をしているため、
シャーレの中央にプロトプラストが集まっているからです。
チンゲンサイのプロトプラストも前回ご覧いただきましたが、
少し拡大して見てみましょう。
葉肉細胞なので、
プロトプラストの細胞膜の内側にへばりつくような形で、
緑色の粒のように見える葉緑体を観察することができます。
元気なプロトプラストは、
細胞膜の内側に均一に葉緑体が存在しますが、
元気がなくなってくると、これが不均一に存在するようになります。