1年生の検査機器総論で
遠心分離機の取り扱い方を行いました。
遠心機は遠心力を利用して液体と液体、
固体と液体などの混合物を分離する(分ける)機器です。
今回は採血した血液を洗浄する操作の一部を行いました。
配布された血液に
生理食塩水(バイオサイエンス実習で作製したもの)を
入れて混和します。
遠心機はサンプルを高速で回転させます。
回転軸にかかる荷重が同じでなければならないので、
バランサーを用いて、遠心管のバランスを取ります。
同じ種類の遠心管を用意して、
蒸留水を加えて同じ重さに調整します。
しっかりとバランスを取らないと大事故につながります。
遠心機のバケットには
中心に対して対称になるようにセットします。
回転数、時間をセットして、遠心開始です。
3000rpm、10分間遠心しました。
遠心管の先端にあるのが沈殿(赤血球)、
その上が上清(生理食塩水)です。
上清をパスツールピペットを用いて静かに取り除きます。
また、生理食塩水を加えて、混和し、遠心。
これを繰り返して赤血球を洗浄します。
遠心機はこれから何度も使用する機器なので、
ちゃんと使えるようにしてくださいね。