1年生の細胞組織学実習でムラシゲスクーグ(MS)培地を調製しました。
植物の組織培養で広く使用されている培地です。
調製量の8割程度の蒸留水へ培地調製用の濃厚溶液I~V、ショ糖を所定量加えます。
メスアップ後にKOHを添加してpHを5.7~5.8へ調整します。
マイクロピペットでKOHを少量づつ添加していきます。
pH5.8を越えてしまうとやり直しです。
pH値を見ながら慎重に加えていきます。
pH調整が終わったら、培地固化剤であるジェランガムを入れます。
必要量を天秤で測り取ります。
ジェランガムを電子レンジで溶解させます。
突沸しないように見守ります。
溶解後、マヨネーズ瓶へ分注してオートクレーブ滅菌します。
MS培地の出来上がりです。
培地調製はしっかりと身につけていきましょう。