湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2018年 11月アーカイブ

バイオ通信 No.1895「臨床化学で遺伝子?Aクラス」

臨床検査技術学科2年生の臨床化学実習では一部遺伝子の実習がありました。
 
PCR法によるDNA断片の増幅とアガロースゲル電気泳動を行いました。
PCRキットを使ってDNA断片の増幅を行い、アガロースゲル電気泳動でちゃんと増幅が出来ているのかを調べます。
 
アガロースゲルにサンプルをアプライします。

 
手をしっかりと固定してね。


 
みんなで見守ります。


 
泳動後は染色して、トランスイルミネーター上でDNAのバンドを観察します。

 
うまく増幅できたでしょうか!!!

 
Aクラスはネガコンの場所にバンドがあった班も。。。
どんな実験にも確認は大切ですね。
慣れない作業に奮闘していましたが楽しそうでしたね。
 
他の実習もしっかりね♪
 
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バイオ通信No.1894「何の花でしょうか?」

みなさん、こんにちは。
 
9月中旬に見つけたものですが、これは何の花でしょうか?

 
正解は、たばこの花です。
秦野のたばこ祭を前に展示されていました。
昔、秦野はたばこの産地で、献上たばことして天皇家に献上していた時期もあったようです。
 
バイオとの関連では、タバコは組織培養材料などとして、テキスト等で見かけることがありますね。
ちょっと見る機会があまりない花だと思うので、私、hana がご紹介しました。
 
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バイオ通信No.1893「モノクローナル抗体の作製ークローニング」

2年生の免疫化学実習でモノクローナル抗体の作製を行いました。
 
前回、細胞融合した細胞をまず観察します。

 
脾細胞とミエローマ細胞を融合するとハイブリドーマは3種類出来ます。
1.ミエローマ細胞とミエローマ細胞
2.脾細胞と脾細胞
3.脾細胞とミエローマ細胞(これがたくさん欲しい!)
 
HAT培地にはヒポキサンチン、チミジン、アミノプテリンが入っています。
この培地中で融合細胞を培養すると。。。
 
ミエローマ細胞同士のハイブリドーマは培地中のアミノプテリンによって核酸合成経路のde novo経路が阻害されて増殖できません。
脾細胞同士のハイブリドーマは培地中で増殖できますが寿命で死滅していきます。
目的の脾細胞とミエローマ細胞のハイブリドーマは脾細胞が持つサルベージ経路を使って核酸を合成することが出来るので培地中で増殖していきます。
HAT選択法により、抗体を産生する脾細胞と永続的な増殖性をもつミエローマ細胞のハイブリドーマだけを得ることが出来ます。
 
目的のハイブリドーマです。

 
次にこのハイブリドーマがどれくらい抗体を産生しているのかをELISA法(Enzyme-Linked  ImmunoSorbent Assay)で調べていきます。
前日に抗原をELISAプレートへつけておきます。
BSAでブロッキング後、ハイブリドーマの培養上清(1次抗体)をELISAプレートへ入れていきます。
 
1時間反応させたら、アスピレーターで抗原と結合していない余分な1次抗体を丁寧に取り除いてからPBSで洗浄していきます。

 
次に、ペルオキシダーゼで標識された2次抗体を加えて反応させます。
なぜ、1次抗体をペルオキシダーゼで標識しないの?と思う方もいるかもしれませんが、1次抗体に対する2次抗体をペルオキシダーゼで標識して、それを作用させることにより、ELISAの感度を上げることができるのです(1次抗体に複数の2次抗体が結合するイメージです)。
反応後1次抗体と結合していない2次抗体を洗浄で取り除き、ペルオキシダーゼの作用を受けると発色する基質を入れて発色を待ちます。
 
色が濃ければそれだけ抗体価が高いということです。

 
したがって、発色したウエルに対応した培養プレートにあるハイブリドーマは抗体価が高い細胞ということがわかりました。
この細胞をいくつか選んで培地へ浮遊させて希釈し、新しい培養プレートへまいていきます。
限界希釈法によるクローニングです。
今までは大部屋で過ごしていた細胞を個室へ分けていくイメージです。
 
ELISA法で抗体価を調べ、クローニングする。
これを何回か繰り返して、抗体価の高いハイブリドーマだけを探していきます。
 
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バイオ通信No.1892「モノクローナル抗体の作製-細胞融合」

2年生の免疫化学実習でモノクローナル抗体の作製を行っています。
 
7月の終わりからマウスへ抗原を免疫することから始まりました。
 
手順は
1.マウスへの抗原感作(マウスの体で抗体が作られます。)
2.ミエローマ細胞の培養(ミエローマ細胞はがん細胞です。)
3.マウスの脾細胞の調製(抗体を産生するB細胞が含まれています。)
4.脾細胞とミエローマ細胞をPEGにより細胞融合します。
5.HAT培地中で培養します。(HAT選択によって目的の融合細胞だけが増殖します)
 
まず、マウスから脾細胞を取り出します。赤い沈殿が脾細胞です。
赤血球が混ざっているので赤いのです。

 
上清をとり、0.85%塩化アンモニウムを加えます。
これにより、赤血球が壊れます。
遠心して上清をとると、沈殿(脾細胞)は白っぽくなります。

 
培地に浮遊して細胞数をカウントします。
脾細胞とミエローマ細胞を10:1で混和します。
遠心後、上清を取ります。

 
脾細胞とミエローマ細胞の沈殿にPEGを加えて細胞融合!開始です(^^)/
1mLのPEGを1滴3秒で少しづつ滴下しながら混和していきます。

 
次は培地を1滴1.5秒で滴下し、PEGを希釈していきます。

 
遠心後、HAT培地へ浮遊します。
96穴マルチウエルプレートへまき、37℃、5%炭酸孵卵器内で培養します。

 
培養していくと、HAT選択により目的の融合細胞(ハイブリドーマ)が増殖していく予定です。
たくさん融合しますように。(^o^)
 
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わんにゃん通信No.838「糞便検査のプロになる!」

こんにちは。
 
1年生の動物臨床検査学実習では、寄生虫に関する検査を行っています。
今回は、硫酸亜鉛を使った遠心浮游法で「何か」を見つけます。
方法は、飽和食塩水ではなく硫酸亜鉛を使用します。
 
先生に用意して頂いた糞便を溶かします。

 
そこまでは一緒ですが、次に試験管内に少し余裕を持たせて遠心機で回します。
その後表面張力ができるまで硫酸亜鉛を追加し3分待ちます。
さあ、何が見えたのでしょうか。
 
まずは、こちら。

 
そしてこちら。

 
何がいるかを見つけて、それが何かを調べてレポート提出します。
これを繰り返す事によって、糞便検査をマスターします。
 
ちなみにまだレポート提出前なので、ここに答えは書けませんm(_ _)m
興味のある方は調べてみてください(o^∇^o)
 
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バイオ通信No.1891「化学実習3」

みなさん、こんにちは。
 
今回の化学実習は、グルコースの定量です。
標準液を段階希釈して検量線を作成し、検量線から未知濃度のグルコースの濃度を求めます。
 
この実習は、バイオサイエンス実習でも行いました。
バイオサイエンス実習では、キレイな検量線が作成できましたが、今回の実習ではどうかな?
 
それでは、準備の様子からご覧ください。


 
順調に進んでいるようです。


 
ピペットの扱いも随分慣れてきましたが、一度、基本的な操作に戻ります。
しっかりと取扱、操作ができているかの確認ですね。



 
実施したことのある実習だったので、緊張感があまりなかったかな?
今回の実習では、各自反省できることがあると思います。
しっかり反省をし、次に繋げていきましょう。
 
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わんにゃん通信No.837「素敵な贈り物(^・ω・^)」

こんにちは(^_^)
卒業生から素敵なプレゼントを頂きました!!
 

キャットタワーとトンネルと爪とぎです(^・ω・^)
 
驚くことにキャットタワーと爪とぎは手作りです!!
お母様と一緒に作っていただきました。
 





 
早速こむぎに見せたら順番に全ての物を使って、最後はキャットタワーの上で寝ていました(*^_^*)
Kさん、そしてKさんのお母様、本当にありがとうございました!!
 
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わんにゃん通信No.836「みかんのお散歩(▽・ω・▽)」

こんにちは(^_^)
 
学校犬になって半年たったみかんですが、学校の生活には大分慣れましたがお散歩にはまだ慣れていません・・・。

 
そんなお散歩苦手なみかんですが最近お散歩中にする事があります(>∪<)
 
それは車に映った自分を見ることです!!

 
自分チェックをしているのかわんちゃんがいると思っているのかは謎ですが、覗いている姿が可愛いすぎます(▽・ω・▽)
 
このように少しでも興味ある物が増えていって、散歩が好きになってくれたらいいなと思います♪
みかんが散歩していたら是非優しく声をかけてあげてくださいm(_ _)m
ひとは大好きなので喜びます✿
 

 
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バイオ通信No.1890「実験動物技術講習会参加者から」

みなさん、こんにちは。
 
先日の実験動物技術講習会に参加された一般社会人の方から、以下のようにご丁寧なお礼のメールをいただきました。
第14回を数える本講習会ですが、それを運営している卒業生講師もたいへん励みになることでしょう。
 
K様、メッセージをいただき、誠にありがとうございました。
実験動物2級技術者資格認定試験に無事合格されることを陰ながらお祈り申しあげます。
 
〇受講生からのメッセージ
先日の講習会では大変お世話になり、本当にありがとうございました。
想像以上に充実した内容で、1日のみの参加ではありましたが、講師の先生方がとても熱心に教えて下さり、自分に何が欠けているのかを明確に認識することができました。
一時解散後の自主練習にも嫌な顔もせずお付き合い下さっている講師の方々の優しさには胸を打たれ、試験に確実に合格するだけではなく、今後の仕事に活かせるよう今後も学び続けたいと強く思いました。
卒業生の方々が中心となってこのような活動を続けていらっしゃることを、改めて素晴らしいと感じました。
メールで大変失礼致しますが、感謝の気持ちをお伝えしたくご連絡差し上げました。
皆様方の今後のさらなるご活躍を陰ながらお祈り申し上げます。
 
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バイオ通信No.1889「実験動物技術講習会 その3」

みなさん、こんにちは。
 
今日は昨日に引き続き、講習2日目の実技試験の模様をお伝えします。

 
実技筆記試験の後は、ひとりずつ実技試験の模擬試験を行いました。

 
試験官役と1対1で、指定された実技を披露していきます。

 
動物に優しく対応できているでしょうか?
模擬試験後は、試験官役からの指摘を踏まえて・・・
 

各自で、手技の再確認をしていました。

 
参加されたみなさん、2日間の講習会はいかがだったでしょうか?
来年受験される方もいらっしゃるようですが、みなさんの実技試験合格をお祈り申しあげます。
 

 
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