湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2017.5.17

バイオ通信No.1717「毒物劇物取扱者試験練習問題5」

みなさん、こんにちは。
 
しつこく、性状に関する問題です。
それくらい性状は、重要なのです。
今回は、特徴的な性質がポイントとなる薬物を出題します。
 
問題)次の文は薬物の性状に関する記述である。適切な薬物を選びなさい。
1)純品は無色油状液体であるが、市販品はふつう微黄色を呈している。催涙性があり、強い粘膜刺激臭を有する。
2)白色、結晶性の硬い塊で、繊維状結晶様の破砕面をあらわす。水と炭酸ガスを吸収する性質が強く、空気中に放置すると潮解して、徐々に炭酸ソーダの皮層を生ずる。
3)2モルの結晶水を有する無色の稜柱状結晶で、乾燥空気中で風化する。
4)無色透明でベンゼン臭を有する可燃性液体で、引火しやすい。
5)淡黄色の光沢ある小葉状あるいは針状結晶で、徐々に熱すると昇華するが、急熱あるいは衝撃により爆発する。
 
a)クロルピクリン b)蓚酸 c)水酸化ナトリウム d)トルエン e)ピクリン酸
 
↓↓クリックお願いします


 
解けましたか?
 
正解は、
1)a  2)c  3)b  4)d  5)e
 
いずれもその性質が特徴となる薬物です。
確認ですが、ポイントとなる薬物の性質は、
 
クロルピクリン - 催涙性
蓚酸 - 風解性(風化)
水酸化ナトリウム - 潮解性
トルエン - 引火性
ピクリン酸 - 爆発性
 

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