湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 生化学実習

バイオ通信No.2216「生化学実習11」

みなさん、こんにちは。

 

バイオコース2年生の生化学実習の実技試験の様子をご紹介します。

毎年、学生は、悩みに悩んで取り組んでいる実技試験です。

今年はどうでしょうか。

では早速、最初のグループからご覧ください。

 

最初に各自で実習計画を考えから実技試験が始まります。

スタートは好調のようです。

少し余裕があるようです。

 

実技試験途中から第2グループが始まります。少し緊張気味のようです。

第1グループは、各自それぞれ計画に沿って取り組んでいるようです。

 

第1グループは、まとめの時間に入りました。

第2グループも各自実技試験が始まりました。

奥の学生が何か頭を抱えているような・・・。

ガンバレ!!!

 

第1グループが終了し、入れ替わりで第3グループが始まります。

まずは、最初に実習計画から考えます。

 

第3グループも実技試験が始まりました。

 

2年生のみなさん、実技試験はいかがでしたか。

今年は、少し余裕があったかな?

ほぼ全員が、実習計画をたて、実技試験を行えたと思います。

 

卒業までしっかり技術を磨いていきましょう。

おつかれさまでした。

 

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バイオ通信No.2209「生化学実習10」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、糖の定性を行いました。

それでは、糖の呈色反応をご覧ください。

 

今回使用した糖はキシロース、グルコース、フルクトース、ショ糖、マルトース、デンプンと比較の為の水です。

糖の性質を利用した定性試験になります。

 

まずは、準備のようすです。

 

それでは最初の糖の定性試験は、アントロン試験です。糖であれば青緑色に反応します。

水以外は反応します。

 

次はベネディクト試験です。還元糖であれば赤色の沈殿があります。

少し濁っているのがわかりますか。キシロース、グルコース、フルクトース、マルトースが反応します。

 

次はヨウ素デンプン反応です。もちろんデンプンと反応します。

 

次はバールフェズ試験です。単糖類であれば赤色の沈殿ができます。

キシロース、グルコース、フルクトースです。

 

次はセリワノフ試験です。ケトースが反応します。フルクトースです。

2つ反応が出ていますが、ショ糖にもフルクトースが含まれるので、擬陽性を示します。

色の濃さもポイントですね。

 

最後はビアル試験です。ペントース(五炭糖)が反応します。緑青色です。キシロースです。

 

ビアル試験は色の変化があるので、おもしろい反応です。黄色→緑色→青色に変化します。

 

ちょっと焦ってしまい、ぼけてしまいました。すみません。

 

結果発表です。

左から順に水、フルクトース、キシロース、ショ糖、デンプン、マルトース、グルコースになります。

みなさん、いかがでしたか。2年生は、無事に定性できました。

 

2年生のみなさん、糖の性質をしっかり理解しておきましょう。

 

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バイオ通信No.2208「生化学実習9」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、SDS-PAGE法を行いました。

SDS-PAGE法は、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法のことです。

タンパク質の電気泳動法になります。

 

今回は、唾液アミラーゼの分子量を求めました。

それでは、電気泳動の様子をご覧ください。

 

分子量を求めるために、分子量マーカー(分子量のわかってタンパク質)を用いるのですが、今回の分子量マーカーは色つきにしてみましたので、電気泳動の様子をご覧ください。

今回使用した電気泳動装置です。

 

サンプルと分子量マーカーを塗布して、通電を行いました。

真ん中に色つきのバンドが見えていると思います。こちらが分子量マーカーです。

サンプルには、色がありませんので、見えません。

 

さらに時間が経つと、分子量マーカーが分離してきました。

分子量の大きさによって、分離が行われます。

 

さらに時間が経つと、さらに分離が大きくなります。

 

電気泳動終了後、染色をおこないました。

目的のタンパク質(アミラーゼ)は、分離されているのでしょうか。

脱色していないので、わかりずらいですが、分離はされているようです。

 

今回は、分子量マーカーを班ごとに変えてみましたので、こちらもご紹介します。

2色の分子量マーカーです。赤色と青色です。

 

こちらは1色の分子量マーカーです。(青色のみです。)

 

今回は脱色をしていないので、少しわかりづらいですが、全班、アミラーゼの確認ができ、分子量を求めることができました。

バイオコース2年生のみなさん、大切な電気泳動法なので、しっかりと原理を理解しておいてくださいね。

 

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バイオ通信No.2206「生化学実習8」

みなさん、こんにちは。

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、ゲルろ過クロマトグラフィーで、唾液アミラーゼの分子量測定を行いました。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

まずは、カラムにゲルを詰める作業からです。

 

上手い具合にカラムにゲル(白い粒子)が詰められました。

 

標準分子量マーカーとサンプルの混合液をゲルの上部にのせ、開始します。

すぐに、分離が始まります。上から黄色、茶色、青色に分離しているのがわかります。

 

さらに緩衝液を流していくと、青色が分離していきます。

 

さらに緩衝液を流していくと、茶色と黄色が分離していきます。

 

今回は、1mLずつ分取するのですが、手作業で行いました。

しかも滴数によるサンプリングだったので、その様子をご覧ください。

少しでも安定してサンプリングするために、工夫をしたようです。

 

こちらは、ちょっと眠そうな眼になっていますが、眼差しは滴数を数えているようです。

 

こちらは、余裕十分のようです。

 

滴数の数えミスをなくすために、こんなものも登場しました。スマホのアプリだそうです。

いろんなアプリがあるんですね。

 

混合液の分離が終了後、分析作業に入ります。

 

今回は、唾液アミラーゼの分子量測定ですので、ヨウ素デンプン反応でアミラーゼの確認を行いました。

 

標準分子量マーカーは吸光度測定により、確認を行いました。

 

2つの結果をもとにまとめをしていきます。

 

2年生のみなさん、ゲルろ過クロマトグラフィーはいかがでしたか。

次回は電気泳動になります。頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2205「生化学実習7」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、卵白アルブミンの定量を行いました。

この卵白アルブミンは、前回分離した卵白アルブミンです。

 

まずは、吸収曲線の作成をしました。

 

卵白アルブミンは、タンパク質なので、最大吸収波長は280nmになります。

しっかり280nm付近に吸収が出ています。

 

次に卵白アルブミンの定量です。今回は、ビウレット法を用いました。アルブミン標準液の発色です。

各濃度によって、発色(紫色)具合が違います。一番左は、未反応です。

 

今回のサンプル(卵白アルブミン)の発色です。色の濃さの違いは、希釈倍率の違いです。

 

2年生ではお馴染みの検量線による定量です。

DNAの定量同様に、今回の卵白アルブミンの定量も無事に定量できました。

 

2年生のみなさん、一つの実験の流れとして、分離→定性・定量を忘れないようにしましょう。

 

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バイオ通信No.2204「生化学実習6」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習では、卵白アルブミンの分離を行いました。

それでは、分離操作の様子をご紹介します。

 

まずは、卵白と卵黄に分けます。卵白をガーゼで濾します。

 

pH指示薬を加えます。若干緑色になっているのがわかりますか。

酸を加え、赤紫色に変化すると終了です。

 

写真では、わかりづらいですが、実際に学生もわかりづらかったようです。

学生に色の変化を伝えると、「えー!」と言ってました。

 

緑色っぽい色からの変化なので色判断は、なかなか難しかったようです。

今回の実習では、結構重要な操作なのですが・・・・・。

 

遠心をして、上清を回収します。

 

塩を加え、遠心をして、卵白に含まれるグロブリンを除去します。

 

上清にさらに塩を加えるとアルブミンが析出してきます。

塩濃度によって、グロブリンとアルブミンがそれぞれ析出してきます。

 

沈殿(アルブミン)を水に溶解して、透析を行いました。

 

透析後、今回分離したアルブミンの定量を行います。

タンパク質の性質がわかりやすい実習だと思いますので、2年生のみなさん、しっかり理解してくださいね。

 

次回は、アルブミンの定量の様子をご紹介します。

 

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バイオ通信No.2201「生化学実習5」

みなさん、こんにちは。

今回の生化学実習は、DNAの定量を行いました。

 

今回定量したDNAは、第1回目の生化学実習のときにブタの肝臓から分離したDNAです。

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

こちらは、吸収曲線です。DNAは、260nm付近に最大吸収波長があります。

今回分離したDNAも最大吸収波長が260nm付近にあることが確認できました。

 

DNAの確認ができたところで、余裕のポーズかな?

 

さらに今回は定量ですので、ジフェニルアミン法で定量を行いました。

 

今回も無事に実習は終了。

この実習で1期の生化学実習は終了です。

 

2期からも生化学実習はありますので、2年生のみなさん、しっかり頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2194「生化学実習3」

みなさん、こんにちは。

2年生の生化学実習の様子をご紹介します。

 

今回は、酵素実習の3回目です。項目は、活性化エネルギーの測定になります。

 

最初に、班員と操作手順の確認をしたあと進めていきます。

 

この実習は、温度を変えて酵素反応をさせていきます。

温度によって酵素反応に違いが出ているようです。

 

この結果をもとに、データをまとめていきます。

 

少し計算に戸惑いがありましたが、無事に終了しました。

2年生のみなさん、この調子で頑張っていきましょう。

 

今回は、動物看護コースも同様の実習を行いました。

お二人にピースをもらいました。余裕ですね。

 

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わんにゃん通信No.1149「生化学実習(ALPの活性測定)」

こんにちは。

 

動物看護コース2年生は、先日の生化学実習でALP(アルカリ性ホスファターゼ)という酵素の活性を測定しました。

マイクロピペットや試験管ミキサー、恒温槽、吸光度計などの機器を使用し、検体は3重測定で行いました。

機器の操作が確実でないと、数値に大きく影響が出てしまいます。

 

3本とも目的の数値が出なかった班や1本だけ大きく数値が異なってしまった班などありましたが、各班でその原因を考えることで、操作ミスや測定時の配慮のなさに気づき、それをもとにやり直しをすることで、正確な作業につなげることができました。

 

ALPの希釈倍率が異なる3本を並べてみました。

濃い色(写真左側)のものから100倍・150倍・200倍希釈です。

希釈倍数が大きいものほど、液色が薄くなってますね。

 

吸光度から活性値も計算して求めます。

今回、1回で終わった班と6回やり直した班がありました。

 

6回もやり直すということは反省すべき点ではありますが、多くやり直しただけ、各々の手技のレベルが上がると思います。

よく頑張りました。

 

今後も同様のことが続くと思いますので、めげずに一緒にやっていきましょう。

 

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バイオ通信No.2184「生化学実習2」

みなさん、こんにちは。

2年生の生化学実習の様子をご紹介します。

 

今回は、バイオコースは酵素実習の2回目、動物看護コースは初回になります。

 

班員で相談しながら取り組んでいきました。

 

最初に予備実験ですね。いい感じに見えます。この結果を踏まえて本実験に入ります。

 

今回は、最適pHの測定です。酵素反応中です。

 

酵素反応後です。いい感じに色の濃さに違いがでているようです。

酵素は、pHによって構造が変化し、働き(活性)が悪くなります。

pHごとに酵素活性を測定し、最適なpHを調べます。

 

今回も、無事に最適pHを調べることができました。

ところで、酵素実習初回の動物看護コースは、こんな感じで、のんびり取り組んでいました。

 

このピースは、実習が上手くいっている証?ですね。A先生の厳しい視線が気になりますが・・・・・。

次回は、ちょっと余裕がなくなりかも?????

頑張っていきましょう。

 

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