湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 培養

バイオ通信No.2957「微生物学実習~グラム染色操作」

みなさん、こんにちは。

1年生の「微生物学実習」で、グラム染色をしました。

グラム染色は、細菌の細胞表層構造の違いで、

グラム陽性(青紫色)とグラム陰性(赤色)に染め分け、菌を分類するものです。

 

培養しているコロニーから菌を釣菌して、

 

スライドグラスに塗抹、それを火炎固定・・・

 

クリスタルバイオレット → ルゴール液 → アルコール → サフラニンの順で染色操作を行い、

 

顕微鏡(油浸1000倍)で観察します。

グラム染色操作とその判別は、重要です。

グラム染色の原理や代表的なグラム陽性菌とグラム陰性菌なども含めて、

しっかりと覚えておきましょう。

 

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バイオ通信 No.2956「微生物学実習・手洗いと手指消毒2」

1年生の微生物学実習で手形培地へ手洗い前と消毒後の手指の菌を培養しました。

 

培養後の手形培地がこちらです。
手洗い前より後の方がたくさんの菌が見られたり。

 

消毒後には全く菌が見られなかったり。

 

とりあえず、菌数をカウントします。

 

いくつかコロニーを選び、グラム染色を行います。

 

グラム陽性球菌が見られました。

 

グラム陽性の長い桿菌も見られました。

 

グラム陰性桿菌も見られました。

手指に見られる菌は紫(青)に染まるグラム陽性菌が多いようでした。
ピンク(赤)に染まるグラム陰性菌はあまり見られませんでした。
手洗いの効果は速乾性擦式消毒薬、80%消毒用アルコール綿の順に消毒効果が高かったです。

ハンドソープは液体も泡タイプもあまり除菌効果に違いはなく、
すすぎが十分でないことによる手洗い後の方が菌数が多くなるという現象がおきていました。
きちんとした手洗い方法を行えばかなりの除菌効果が得られます。

泡立てるだけではなく15秒以上のすすぎが必要であるということがわかりました。
最初に触る蛇口を最後に触ってしまうとまた菌が付着する可能性がありますのでお気を付けください。
手洗い方法をしっかりと身につけて実習していきましょう。

 

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バイオ通信No.2953「天然酵母のスクリーニング その2」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の「発酵実習」で、

酵母増殖用培地にサンプルを入れた後、

培養していると・・・。

 

気泡が発生しているものが見られました。

 

そこから培養液の一部をとり、スライドグラス上に載せ、

カバーガラスをして、菌の大きさや形態を観察しました。

 

酵母らしきものが見られた試験管培地から釣菌して、

平板培地で分離培養をしました。

 

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バイオ通信No.2948「微生物学実習~分離培養・植菌後の観察」

みなさん、こんにちは。

 

微生物学実習で、植菌した培地の培養後をご覧ください。

 

まずは、斜面培地の培養後です。

斜面培地の表面に菌が増殖しているのがわかりますか?

 

次に液体培地の培養後です。

比較のため、

培養前の液体培地(写真上)と、

培養後の液体培地(写真下)を一緒に撮りました。

液体培地が菌体の増殖により、濁っていますね。

 

最後に平板培地での分離培養後です。

 

写真ではよくわかりにくいのですが、

2種の混合菌液から分離培養しているので、

分離がうまくいっていると、

2種の異なるコロニーが見られます。

 

高層培地で穿刺培養も行いました。

 

写真がうまく撮れなかったので、写真はありません・・・。

穿刺培養では、菌の運動性やガスの発生などを観察できます。

 

応用生物科学科、愛玩動物看護学科は、

それぞれ違った立場で微生物と向き合いますが、

二学科とも、目に見えない微生物の取扱い方等もしっかりと身につけてくださいね。

 

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バイオ通信 No.2947「微生物学実習・分離培養、植菌法」

1年生の微生物学実習で、

分離培養と各試験管培地への植菌法を行いました。

 

初めての白金耳、白金線を用いた無菌操作です。

 

白金耳を火炎滅菌します。

内炎、外炎の順に先端を焼いていきます。

 

平板培地へ菌を少し塗ります。

 

また、火炎滅菌します。

 

火炎滅菌後の白金耳で、

培地上の菌を塗り広げて希釈していきます。

 

繰り返すことで、

バラバラのコロニーが形成されやすくなります。

 

試験管培地は斜面培地、高層培地、液体培地です。

 

試験管の中が見やすいように手のひらへのせて作業します。

 

微生物を取り扱う上で基本となる操作の、

白金耳・白金線の火炎滅菌。

 

分離培養と植菌法。

何度も繰り返し行い、技術を身に着けます。

 

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バイオ通信 No.2937「モノクローナル抗体の作製・培地交換」

2年生の免疫化学実習では、

モノクローナル抗体の作製を行っています。

 

前回、PEGで細胞融合を行った細胞は、HAT培地で培養中です。

 

今回はHT培地へ培地交換を行います。

 

培地を半分アスピレーターで吸って減らします。

 

新しい培地を2滴5mLピペットで2滴加えます。

 

96ウエルプレートに触れないように、

滴下していきます。

 

かなり集中して滴下するので眼が疲れます…。

 

ハイブリドーマが元気に育つといいですね。

 

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バイオ通信 No.2936「モノクローナル抗体の作製・細胞融合」

2年生の免疫化学実習では、

モノクローナル抗体の作製を行っています。

 

今回は細胞融合です。

 

1)脾細胞の調製

抗原を免疫してあるマウス(BALB/c)から

脾細胞を回収します。

 

クリーンベンチ内でマウスから脾細胞を取り出し、

メッシュですりつぶし培地へ浮遊させます。

 

遠心して細胞を集めます。

この赤い沈殿は脾細胞と赤血球です。

 

赤血球溶解bfferを加えて、赤血球を壊します。

 

遠心して脾細胞を集めます。

脾細胞だけなので沈殿は白っぽくなりました。

 

上清を取り除き、

培地へ脾細胞を浮遊させます。

 

2)細胞数を求めます。

調製した脾細胞の一部をトリパンブルー液で染色し、

生細胞数を求めます。

 

同様に、

培養していたミエローマ細胞(SP2/0)の生細胞数も求めます。

 

脾細胞は5000万~1億個取れました。

 

3)PEG(ポリエチレングリコール)による細胞融合

脾細胞と1/10量のミエローマ細胞を、遠心管へ入れます。

 

遠心して上清を取り除き、

細胞をタッピングによりほぐします。

 

50%PEGを1分間かけて細胞に滴下していきます。

チューブを振り攪拌しながら滴下します。

 

PEG添加後、

今度は培地を10分間かけて滴下していきます。

 

PEGをゆっくりと希釈します。

 

希釈が終わったら遠心して細胞を集めます。

 

HAT培地へ浮遊させ、

組織培養用96ウエルプレートへ巻いていきます。

 

37℃、5%炭酸ふ卵器で培養します。

 

HAT選択により、

脾細胞とミエローマ細胞が融合した細胞だけが生き残り、

増殖する予定です。

 

たくさん融合しますように。。。

 

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バイオ通信 No.2923「細胞工学実習・継代」

2年生の細胞工学実習で

細胞培養を始めました。

 

起こした細胞の倍加時間が20時間なので、

2日に1回お世話をします。

 

培地、PBS、トリプシンを37℃恒温槽で温めます。

 

細胞を観察して、

どれくらい細胞が増えているのか判定します。

 

理想は80%confluent 程度です。

 

細胞数が少なくても、

一か所に固まって増えているときも継代を行います。

 

培養フラスコ底面の細胞の割合を5か所以上判定、

平均して全体の細胞数を求めます。

 

細胞の記録は写真に残します。

ピント合わせが難しいです。

 

細胞数が決まったら作業開始です。

培地を取り除き、細胞表面をPBSで洗います。

 

細胞に直接溶液を当ててしまうとはがれてしまうので、

注意しながら溶液を加えます。

 

トリプシンを加えて、

細胞を培養フラスコ底面から剥がします。

 

反応後、細胞が剥がれているかどうかは

倒立顕微鏡で観察します。

 

細胞のふちがキラキラして丸くなってきたらOKです。

 

培地を加えてトリプシンの反応を止めて、

ピペッティングにより細胞をバラバラにします。

 

泡立てないように気を付けて行います。

 

2日後に8割になるように、

2割分の細胞を新しい培地の入った培養フラスコへ移し、

再び培養を開始します。

 

細胞培養が始まると細胞が中心ですので、

放課後、土曜日などお世話が欠かせません。

 

大変ですけれど、

ちゃんと行えばちゃんと増えていきます。

 

手順をしっかり覚えて、

細胞にストレスを与えないように作業していきましょう。

 

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バイオ通信No.2922「アスパラガス茎頂培養」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の細胞組織学実習で、

アスパラガス茎頂培養を行いました。

 

市販のアスパラガスを殺菌して、

使用します。

 

茎頂摘出の練習は事前にしておりましたが、

本番を迎え・・・

 

少し緊張気味のようでした。

 

しかし、はじまってしまえば・・・。

 

茎頂を実体顕微鏡下で摘出し・・・、

 

培地に置床・・・、

 

着実に作業を進めているようでした。

 

ウイルスフリー苗の作出に使われる、

この基本技術・・・。

 

しっかりと経験できましたか?

 

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バイオ通信No.2921「課題発表」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の植物バイオの授業で、課題発表を行いました。

 

以下の6つのテーマについてをパワーポイントにまとめ、発表をしてもらうというものです。

 

1.茎頂培養

※写真撮影を忘れてしまいました。

すみません。

 

2.ウイルス検定

 

3.葯培養

 

4.胚培養

 

5.細胞融合

 

6.植物遺伝子組換え

 

パワーポイントの使用もはじめてという人もいましたが、それぞれユニークなところもあったり、みなさん、うまく発表できていたと思います。

よかったです。

 

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