1年生の微生物学実習で手形培地へ手洗い前と消毒後の手指の菌を培養しました。
培養後の手形培地がこちらです。
手洗い前より後の方がたくさんの菌が見られたり。
消毒後には全く菌が見られなかったり。
とりあえず、菌数をカウントします。
いくつかコロニーを選び、グラム染色を行います。
グラム陽性球菌が見られました。
グラム陽性の長い桿菌も見られました。
グラム陰性桿菌も見られました。
手指に見られる菌は紫(青)に染まるグラム陽性菌が多いようでした。
ピンク(赤)に染まるグラム陰性菌はあまり見られませんでした。
手洗いの効果は速乾性擦式消毒薬、80%消毒用アルコール綿の順に消毒効果が高かったです。
ハンドソープは液体も泡タイプもあまり除菌効果に違いはなく、
すすぎが十分でないことによる手洗い後の方が菌数が多くなるという現象がおきていました。
きちんとした手洗い方法を行えばかなりの除菌効果が得られます。
泡立てるだけではなく15秒以上のすすぎが必要であるということがわかりました。
最初に触る蛇口を最後に触ってしまうとまた菌が付着する可能性がありますのでお気を付けください。
手洗い方法をしっかりと身につけて実習していきましょう。