卒業前のことですが、2年生の食品衛生学実習で香辛料の抗菌効果を調べました。
香辛料は練りからし、練りわさび、チューブ生姜、生ニンニクです。
菌液はブドウ球菌(S.aureus)、大腸菌(E.coli)です。
培地へ菌液を全体に塗り広げます。
シャーレのフタへもわさびを全体へ塗り広げて、ビニールテープで密閉して培養します。
左側のシャーレは各菌液だけなので、菌が培地全体へ増殖しています。
右側のわさびと一緒に培養したものは菌の増殖が抑えられて少し透明感があります。
にんにくをすったものと一緒に培養したもの(矢印)も増殖が抑えられています。
真ん中のシャーレが菌のみです。
チューブの生姜はあまり増殖が抑えられず、菌のみのシャーレと同じようです。
練りからしはかなり増殖が抑えられています。
写真ではわかりずらいですが、ほぼ菌は生えていません。
透けて見えているのはシャーレのフタに塗り広げたからしです。
今回の結果から、抗菌効果は練りからし、にんにく、練りわさび、チューブ生姜になりました。
この実習後のふ卵器はとても素敵な( ;∀;)においになりました。