湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

わんにゃん通信No.931「わんちゃんのシャンプー方法」

みなさん、こんにちは。
今回はわんちゃんのシャンプー方法についてご紹介します。
 
シャンプーをする際はあらかじめ、わんちゃんがシンク内で滑り、怪我をしないための柔らかいスノコ(おふろまっと)を用意します。
 
そして、シャワーの温度をぬるま湯に設定します。
わんちゃんの体温は人間より高く、熱がこもりやすいため高温を避けます。
寒い時期には冷水を使うことで、低体温症になる危険が有ります。
季節に合わせて調節をしましょう。

 
全身の被毛をかき分け、シャワーヘッドを皮膚に沿わせるようになでると、全身がぬれやすくなります。
肛門腺はこの後に絞ります。
わんちゃんには肛門の斜め下、両側に臭腺があります。
大型犬は自力で排出をすることができる子が多いのですが、小型犬は定期的に絞り出さなければいけません。
 

シャンプーをするときは全身を指の腹を使い、丁寧に洗ってあげます。
顔から、耳の周り、爪の生え際まできめ細かい泡を作ります。
泡が立たない際は、洗い流し、再度洗ってあげましょう。
 

シャンプーを洗い流し、コンディショナーをする際には、少量のコンディショナーをぬるま湯に混ぜ、スポンジを使いなじませ使うと、全身の被毛に馴染みます。
そうすると、わんちゃんへの負担が少ないです。
スポンジで少しずつ濡らす方法は、顔を濡らすのが苦手な子におすすめです。
 
最後にコンディショナーを洗い流します。
このときに腹や脇、足の先に濯ぎ残しがないようにしましょう。
 
将来動物病院で勤めた際、トリマーでなくとも必ずシャンプーをする機会があります。
グルーミングもできる動物看護師をめざしましょう♪
 
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バイオ通信No.2014「化学実習2」

みなさん、こんにちは。
9月に3期が始まったと思ったら、もう10月です。
 
バイオコース1年生の化学実習は、まだまだ復習の段階ですが、実習の様子をご覧ください。

 
今回の実習は、吸収曲線を作成して、最大吸収波長を求めました。
久しぶりの分光光度計の使い方は、覚えているかな?しっかり復習しましょう!!



 
測定終了後、データのまとめです。グラフの書き方から復習をしました。





 
今回は、分光光度計の機能を利用して測定を行いました。
1年生のみんさんにとっては、新鮮だったみたいです。
これから、もっともっと頑張っていきましょう。
 
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わんにゃん通信No.930「尿試験紙検査」

みなさん、こんにちは。
 
今回は動物看護2年生が行いました、尿試験紙検査をご紹介します。
尿試験紙検査とは、試験紙の化学反応による色調変化によって、尿中に排泄される糖やタンパクの量あるいは潜血の有無などを短時間に調べることのできる検査です。
 
今回は学校飼育動物の尿を使用して検査を行いました。
検体は排泄されてから直ぐに検査を行います。
 
排泄後長時間経過した尿では、酸化、細菌が増殖、赤血球の溶血などが起こり、正しい検査ができません。
直ぐに検査ができない場合は、尿を冷蔵保存をすることでこれらを抑制することができます。
 
今回はpH、ブドウ糖、蛋白質、ウロビリノーゲン、ビリルビン、ケトン体、潜血を検査しました。
 
検査方法は簡単です。
試験紙に転倒混和した尿をつけて、各項目の測定時間経過後に、色調表と試験紙を照らし合わせ、記載してある結果を記録します。

 
最後に、結果と正常値を比較し考察を行いました。
 
2年生はこれまでにも何回か実習で行ったことがあり、スムーズに検査を行うことができました。
今後も練習を重ねましょう!
 
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わんにゃん通信No.929「寄生虫卵の鑑別診断」

みなさん、こんにちは。
 
さっそくですが、
下の画像中央の寄生虫卵は何でしょうか!?

 
ヒントは、先端が尖ったラグビー状のかたちです。
 
 
 
 
答えは・・・・
マンソン裂頭条虫卵です!
 
この寄生虫卵は宿主のイヌやネコの体内で成長すると、大きいものでは体長2mもある成虫になります!

講師のSH先生にご提供いただいた写真
 
寄生虫卵または成虫が糞便より検出され、確定診断につながることがほとんどです。
感染後には内臓寄生の場合では、脳、肺、陰嚢、尿道、心膜などの臓器に侵入し、各臓器の障害を起こします。
また、このマンソン裂頭条虫は私たち人間へも感染するので気をつけなければなりません。
多くはカエルやヘビの経口感染が原因とされています。
野良イヌ・ネコ等の排泄物から人への感染することがあります。
十分注意をしましょう。
 
このように、動物看護師は動物の健康を守るのみに限らず、人間へ感染予防も務めています。
動物看護コースのみなさんは、認定動物看護師認定試験の実地問題に出題されるかもしれません。
覚えておきましょう♪
 
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わんにゃん通信No.928「FASAVA-TOKYO2019に参加してきました!!」

こんにちは(^_^)
 
9月25~29日に開催されていたFASAVA-TOKYO2019(第21回 日本臨床獣医学フォーラム年次大会2019)に参加してきました!!

 
毎年この時期はJBVP年次大会が開催されていますが、今年はJBVP(日本臨床獣医学フォーラム)とFASAVA(アジア小動物獣医師会連合会)が合同開催されました!!
いつもJBVP年次大会は3日間の開催でしたが、今回は豪華5日間開催です!!
Oshiは29日の大会に参加してきました(*^∪^*)
 
場所はホテルニューオオタニ東京で開催されました。

 
プログラムもすごい数があり、どこに参加するかとても迷いました。
写真は29日だけに開催したプログラムです。

 
幸いに受けたいセミナーが同じ教室で開催されていたので迷子にならずにすみました(笑)

 
どのセミナーもとても興味深く楽しく学ばせてもらいました(^_^)v
大会では獣医師・動物看護師・トリマーさんはもちろんのこと、学生さんも多く参加されていました。
卒業生も参加していたみたいですが、残念ながら人が多すぎて会えませんでした、、、。
 
また来年も参加したいと思います♪
 
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わんにゃん通信No.927「展示準備♪」

こんにちは(^_^)
 
10月12日(土)と13日(日)は湘央祭が開催されます!!
今年も応用生物科学科では展示発表を行います。
 
それに向けて今1・2年生とも準備を頑張っています!!


 
動物看護コース1年生は学校動物の紹介です(▽・ω・▽)
この紹介の中にイベントの1つ「クイズ!わんこに聴いてみよう!!」のヒントが載っているので、クイズに参加される人はじっくり読んで下さいね(>∪<)
動物看護コース2年生は動物病院実習レポートやワンコニャンコの飼育するにあたって大切なことを紹介します(^・ω・^)
皆様、是非お越し下さいm(_ _)m
 
可愛い学校ワンコ達と待ってます(^_^)v

 
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わんにゃん通信No.926「卒業生が遊びに来てくれました(*^∪^*)」

こんにちは(^_^)
卒業生が遊びに来てくれました!!
 
今年卒業したM君、Oさん、Aさんです♪

正面からは恥ずかしいとのことで後ろ姿です・・・。
 
3人とも動物看護師になって早6ヶ月。
毎日バタバタ過ごしているみたいです(^_^)v
可愛いお土産も頂きました!!ありがとうございます!!
 
ワンコ達には可愛いオモチャとオヤツで先生達にはハロウィンお菓子です。


 
また、湘央際にも来てくれるみたいなので楽しみに待ってます(^∪^)/
 
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バイオ通信 No.2013「湘央祭・展示の準備始めました。」

湘央祭では2年生の展示発表があります。
 
バイオコース、動物看護コースともに準備を始めました。

 
テーマ別のグループで行います。

 
実験動物、植物、微生物、生化学、香粧学、発酵と今年度は6つのテーマがあります。
 
お土産の植物は、湘央祭の頃に芽が出るように無菌播種も行いました。
お楽しみに♪
 
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バイオ通信No.2012「細胞融合の観察」

みなさん、こんにちは。
バイオコース1年生が行った「細胞融合の観察」実験をお届けします。
 
まずは、スーパーで新鮮なチンゲンサイを買ってきます。

 
そして、裏表皮をはがして、葉肉細胞組織をプロトプラストを作製するための酵素液につけます。

 
同じくレッドオニオンを購入してきて・・・

 
紫色の細胞を含む組織を酵素液につけます。

 
酵素反応中です。

 
それぞれのプロトプラスト(原形質体)が見られたら、ナイロンメッシュで残渣を取り除きます。
そして、2種類のプロトプラストを混合して、そこへポリエチレングリコールを加え、細胞融合を観察しました。
 

写真がうまく撮れませんでしたが、途中の状態はこのような感じでした。
レッドオニオンのプロトプラストが収量が少なく、このようになってしまいましたが、細胞融合を観察することができました。
 
植物細胞には細胞壁があるので、ペクチナーゼとセルラーゼの混合酵素液で処理をすることにより細胞壁を取り除かないと細胞融合は起こりません。
いろいろな植物細胞をプロトプラストにしてみると、それぞれ特徴があり、ちょっとかわいいですよ。
 
バイオに関連するみなさんも機会があったら、プロトプラストを見てみてください。
 
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わんにゃん通信No.925「はじめてのグラム染色」

みなさん、こんにちは。
 
先日、1年生の「微生物学実習」で、グラム染色を行いました。

 
まずはT先生から、培地からの釣菌法、菌体の固定法、グラム染色法について、デモをしていただきます。

 
その後、実習操作に入ります。
 
2種の混合菌液から釣菌して、それを平板に塗抹して分離培養したものが、下の写真です。

 
培地を観察して、2種のコロニーが生成していることを確認します。
色調、大きさの違いから、2種のコロニーが確かに見られることがわかりますでしょうか?
 
それぞれのコロニーから釣菌したもの(サンプル1、サンプル2)と、2種の菌を混合したもの(サンプル3)をスライドにとります。

 
そのスライドの菌を火炎固定します。

 
最後に火炎固定したものをグラム染色していきます。

 
染色操作は「クリスタルバイオレット→ルゴール液→エタノール→サフラニン」の順ですが、特にエタノールによる脱色時間がポイントとなります。
 
染色標本が完成したら、顕微鏡で鏡検します。

 
油浸オイルを使って、1000倍で観察をします。
 
2種の菌を混合したサンプル3は、このように染色できました。

 
写真がうまくないのでわかりづらいですが、「紫色の丸い菌」と「赤色の楕円の菌」が見られました。
「紫色の丸い菌」はグラム陽性球菌、「赤色の楕円の菌」がグラム陰性桿菌です。
 
グラム染色は、これから何度か経験しますが、原理も含めて、知識と技術をしっかりとマスターしていってください。
 
動物看護師統一認定試験でもバイオ技術者認定試験でも出題される基礎的な内容ですから、みなさん、しっかり覚えていきましょう!
 
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