湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2020年8月27日アーカイブ

わんにゃん通信No.1053「神経検査」

こんにちは。

 

先日、動物臨床検査学実習にて、学校犬に協力してもらい、神経検査を実施しました。

神経学的検査は、神経異常が疑われるときに行われる検査です。

 

観察・姿勢反応検査・脊髄反射検査・脳神経検査・知覚過敏検査・痛覚検査を行います。

この検査によって、神経の病変部位がどこにあるのか?

どの程度進行しているのか?などを診ていきます。

 

動物の足を反り返して元に戻るか、足の踏み込みが正常か、頭の上げ下げは問題ないか等。

また、鉗子や針、打診槌を使用し、刺激反応があるか確認します。

 

一番有名なのは、打診槌を使用した膝蓋腱反射でしょうか。

膝蓋腱部を打つと、筋肉が収縮して膝関節が伸縮する脊髄反射があります。

脚気や神経障害があると、反応が消失したり亢進したりするので、反応をみて確認します。

 

学生も自分の足で試してから、わんこの検査をしました。

 

まずわんこの膝蓋腱はどこにあるのか確認してから、横臥位にして試します。

写真は、あろえです。

 

動画でないと分かりませんが、正常の反射がありました。

他にも、器具を使わないでできる検査をたくさん教わったと思うので、是非お家の子でも試してみましょう。

 

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