こんにちは。
先日、動物臨床検査学実習にて、学校犬に協力してもらい、神経検査を実施しました。
神経学的検査は、神経異常が疑われるときに行われる検査です。
観察・姿勢反応検査・脊髄反射検査・脳神経検査・知覚過敏検査・痛覚検査を行います。
この検査によって、神経の病変部位がどこにあるのか?
どの程度進行しているのか?などを診ていきます。
動物の足を反り返して元に戻るか、足の踏み込みが正常か、頭の上げ下げは問題ないか等。
また、鉗子や針、打診槌を使用し、刺激反応があるか確認します。
一番有名なのは、打診槌を使用した膝蓋腱反射でしょうか。
膝蓋腱部を打つと、筋肉が収縮して膝関節が伸縮する脊髄反射があります。
脚気や神経障害があると、反応が消失したり亢進したりするので、反応をみて確認します。
学生も自分の足で試してから、わんこの検査をしました。
まずわんこの膝蓋腱はどこにあるのか確認してから、横臥位にして試します。
写真は、あろえです。
動画でないと分かりませんが、正常の反射がありました。
他にも、器具を使わないでできる検査をたくさん教わったと思うので、是非お家の子でも試してみましょう。