湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2020年8月5日アーカイブ

バイオ通信No.2101「生化学実習~SDS-PAGE」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、SDS-PAGEを行いました。

タンパク質の電気泳動法では、代表的な電気泳動法です。

 

実習で分離した卵白アルブミン(サンプル)の分子量を測定しました。

ポリアクリルアミドゲルを作製し、電気泳動の様子からご覧ください。

 

通電の確認です。上部に白いものが見えますか。

電極から生じた気泡です。

 

サンプルを塗布し、電気泳動の開始です。

上部の青色のものがサンプルと分子量マーカーです。

 

しばらく泳動すると・・・(見えづらいですが)

青色のバンドと赤色のバンドが見えてきました。このバンドは、今回使用した分子量マーカーです。

分子量マーカーは、着色したものを使用しました。上手く分離ができているようです。

 

サンプルは、この状態では見えませんので電気泳動後、染色をします。

卵白アルブミンのバンドの存在が確認できます。バンドの太さは、濃度によります。

 

染色後、脱色をするとバンドがキレイに見えるのですが、

今回は脱色はしないまま、電気泳動の結果から、卵白アルブミンの分子量を測定しました。

 

分子量は、片対数グラフを使用して求めます。

まだあまり慣れない片対数グラフに、少し手間取っていたようですが、無事に卵白アルブミンの分子量を求めることができました。

 

2年生のみなさん、分子量の求め方、SDS-PAGEの原理をしっかり理解しておきましょう。

 

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