みなさん、こんにちは。
今回のバイオコース2年生の生化学実習は、SDS-PAGEを行いました。
タンパク質の電気泳動法では、代表的な電気泳動法です。
実習で分離した卵白アルブミン(サンプル)の分子量を測定しました。
ポリアクリルアミドゲルを作製し、電気泳動の様子からご覧ください。
通電の確認です。上部に白いものが見えますか。
サンプルを塗布し、電気泳動の開始です。
しばらく泳動すると・・・(見えづらいですが)
青色のバンドと赤色のバンドが見えてきました。このバンドは、今回使用した分子量マーカーです。
分子量マーカーは、着色したものを使用しました。上手く分離ができているようです。
サンプルは、この状態では見えませんので電気泳動後、染色をします。
卵白アルブミンのバンドの存在が確認できます。バンドの太さは、濃度によります。
染色後、脱色をするとバンドがキレイに見えるのですが、
今回は脱色はしないまま、電気泳動の結果から、卵白アルブミンの分子量を測定しました。
分子量は、片対数グラフを使用して求めます。
まだあまり慣れない片対数グラフに、少し手間取っていたようですが、無事に卵白アルブミンの分子量を求めることができました。
2年生のみなさん、分子量の求め方、SDS-PAGEの原理をしっかり理解しておきましょう。