湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2020.7.28

バイオ通信 No.2097「細胞培養はじめます。」

2年生の細胞工学実習が始まりました。
 
培養する培地を調製します。
使用する器具を滅菌して、クリーンベンチ内で行います。
 
滅菌水の入っているビーカーへ培地粉末を入れて溶解します。

 
黄色い溶液です。

 
溶解したら、重曹(炭酸水素ナトリウム)を加えます。
すると、黄色から赤へ溶液の色が変化します。培地にはpH指示薬のフェノールレッドが添加されていて、目で見て培地のおおよそのpHがわかるようになっています。重曹を入れることで細胞にとって最適pHであるpH7.2~7.6になります。

 
次に抗生物質、FBS(牛胎児血清)を添加します。
ろ過滅菌して試薬瓶に入れたら出来上がりです。

 
コンタミチェックをしてから使用します。
次回は、細胞の起こしです。
 
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