湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2020年1月14日アーカイブ

わんにゃん通信No.962「ワクチン投与前準備」

みなさん、こんにちは。
 
さく日は、成人の日でした。
当学科2年生の多くも成人式に出席したと思いますが、新成人のみなさん、おめでとうございます。
これからみなさんのますますのご活躍をお祈り申しあげます。
 
さて、先日、動物看護コース2年生がワクチン投与前準備について学びました。
 
動物病院ではワクチンの投与前に、動物看護師がワクチン薬を準備します。
 
ワクチン薬は溶液と溶媒の薬品を溶解して作成します。
はじめにワクチン溶液を薬瓶(バイアル)から、シリンジで吸引します。

 
必要量を正確に計りとります。
この際に、シリンジ内の空気の粒(気泡)が針先まで無いようにします。
気泡が血管内に入ることを防ぎ、投薬量を正確にします。

 
気泡を除く時は、内筒を下げてから、指ではじくと上手くいきます。

 
次に、ワクチン溶液でワクチン溶媒(粉状)を溶解します。
作ったワクチン溶液を再度シリンジへ吸引します。

 
さいごに吸引時に使用した針を外し、新品の針に付け替えます。
これにより、先が滑らかな針でワクチンを体内へ投与することができ、投与時の痛みが軽減されます。

 
飼い主さんの多くは冬の終わりから春にかけて、動物病院へワクチン接種をしに来院します。
とても忙しい期間になるので、正確で手際の良い作業ができるように心がけましょう♪
 
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