みなさん、こんにちは。
今日は1年生の微生物学実習で行った「緑膿菌の検索」の模様をお届けします。
緑膿菌は、健常者にはほとんど感染することはありませんが、日和見感染を引き起こし、強い薬剤抵抗性を持ち、院内感染でも問題となることがある細菌です。
緑膿菌は偏性好気性のグラム陰性桿菌で、莢膜は持たず、極単毛鞭毛を有し、運動性があります。
また、ブドウ糖非発酵菌で、チトクロームオキシダーゼ陽性を示します。
ピオシアニン(緑色色素)とピオベルジン(フルオレセイン、黄緑色色素)などの色素を産生する性質があります。
まずは、キングA培地とキングB培地を用いて、緑膿菌の産生する色素の性状を観察します。
こちらが、緑膿菌培養前のキングA(写真上)とキングB(写真下)の両培地です。
これで緑膿菌を培養すると ・・・
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