湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 実習

わんにゃん通信No.2061「動物形態機能学実習~実験動物の取扱い~」

皆さん、こんにちは。

 

愛玩動物看護学科1年生で行われる動物形態機能学実習では、

実験動物を用いて、動物の生体や投与法、麻酔管理などについて勉強します。

 

針やシリンジの準備も動物看護師の仕事になります。

注意点や安全な取扱い方法を学びます。

 

衛生面も考えることも大切です!

実習中は、白衣やキャップ、グローブを着用します。

 

そして、動物の様子をしっかり観察します。

観察するポイントを教えてもらい、異常がないか確認します。

 

常に動物ファーストで行動できる愛玩動物看護師になってほしいと思います。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信 No.2994「微生物学実習・腸内細菌の同定4」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。

 

1晩培養した確認培地を観察していよいよ判定です。

 

TSI培地はtriple sugar iron寒天培地といい、

斜面部で乳糖、白糖の分解、

高層部でブドウ糖の発酵、ガスの産生、硫化水素の産生を見ることができます。

 

一番左が菌を植える前です。(これ以降の培地すべて)

糖を分解すると酸を産生するので培地が黄色に変化します。

ガスが産生すると培地に亀裂が入ったり、培地が浮いたりします。

硫化水素を産生すると培地が黒変します。

 

SIM培地は硫化水素の産生、IPA反応、インドールの産生、運動性、が見られます。

 

シモンズクエン酸培地は炭素源としてクエン酸ナトリウム、

窒素源としてアンモニウム塩のみを含む合成培地です。

 

これらを利用できる菌のみが発育でき、

発育すると培地は緑色から青色(アルカリ性)に変化します。

 

VP半流動培地はアセチルメチルカルビノール(アセトイン)の生成が確認できます。

VP試薬を加えて混和し、赤色に変化したら陽性です。

 

チトクロームオキシダーゼ試験で好気性菌と通性嫌気性菌の鑑別も行いました。

これらの結果を総合して未知検体を同定します。

 

今回は大腸菌、肺炎桿菌、サルモネラ、プロテウスの4つの菌から2つを同定しました。

 

上手く同定できたのでしょうか。。。

 

細菌にもいろいろな性状がありますね。

それらを調べるためにいろいろな培地が開発されていますね。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信 No.2993「微生物学実習・腸内細菌の同定3」

1年生の微生物学実習で、腸内細菌の同定を行いました。

 

斜面培地で保存している未知検体を液体培地で、2時間ほど増菌してから確認培地へ植えます。

 

培地はTSI、SIM、シモンズクエン酸培地、VP培地の4種類です。

 

各自、2検体行っています。

 

TSI培地は半高層、SIM培地、

VP半流動培地は高層培地、

シモンズクエン酸培地は斜面培地です。

 

培地ごとに植え方が違います。白金耳を使ったり、白金線を使ったり。

 

37℃、一晩培養後、検体ごとに変化を観察していきます。

培地はどのようになっているでしょうか。。。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.2059「初めてのグルーミング実習③~✂カット✂~」

皆さん、こんにちは。

 

1年生のグルーミング実習の様子をお伝えします。

 

爪切り、バリカン、シャンプーが終わった後は、わんこたちを可愛くカットしていきます✂

 

足周りのカットです。

 

すずなはいつものように落ち着いています。

 

色々な方向から見ながらカットをしていきます。

 

学生のわんこが来てくれました。

 

Nさんが飼育しているスムースチワワのさらちゃんです。

とても落ち着いていました!

 

 

毛がたくさん!

さらちゃん、ご協力ありがとうございました♬

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.2058「初めてのグルーミング実習②~シャンプー、ドライヤー~」

皆さん、こんにちは。

1年生のグルーミング実習の様子をお伝えします。

 

新入りのわたげがグルーミング、初参戦です❤️

 

生後5ヶ月なので、落ち着きがなく、苦戦しています💦

おもちゃで気を逸らしながら頑張っていました!

 

続いて、シャンプーの様子です!

 

さくらは落ち着いています。

 

お水が苦手なかぼす(-"-)

 

学生たちは、びちょびちょになりながら頑張っています!

 

シャンプーの後は、ドライヤーで毛を乾かしていきます。

 

シャンプーで落ち着いていたさくらは、ドライヤーが苦手なようです

トリミング台の上で動き回っていました。

 

3年生の選択授業でグルーミング実習があるので、

今後は1人でできるように練習していきましょう♬

 

↓↓クリックお願いします


わんにゃん通信No.2057「初めてのグルーミング実習①~爪切り、バリカン~」

皆さん、こんにちは。

 

1年生のグルーミング実習の様子をお伝えします。

1年生は、4期にグルーミング実習があります。

 

入学してからトリミング器材は揃っていたのですが、使うのは1年生の4期が初めてになります。

2人で1匹を担当します。

 

まずは爪切り!

 

みんと、わらびは落ち着いています。

 

れもんとかぼすは全く嫌がりませんね。

 

次は足裏、腹回り、肛門周りのバリカンです。

 

最年長のみんとは、いつも落ち着いているので、1年生の練習になっています!

初めてなので、ここまででかなり苦戦しています💦

 

講師のS先生のきなこちゃん、まなちゃんが来てくれました。

 

きなこちゃんは甲斐犬です。

 

まなちゃんはロングコートチワワです。

 

学校犬に比べて、大きいので保定するのが大変そうです。

 

動物病院では、1人での実施することがほとんどです。

今後は1人でできるように練習していきましょう♬

 

きなこちゃん、まなちゃんご協力ありがとうございました!

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2991「バイオインフォマティクス5」

みなさん、こんにちは。

 

2年生で実施している、バイオインフォマティクスの授業の最終回となる今回は、

復習を兼ねて、いままで使用したプログラムやサイトを利用し、ある遺伝子Hについて調べる課題を行いました。

 

まずは、調べる遺伝子Hについて、予備知識をつけるためにgoogle検索をしました。

 

何やらいろいろと調べているようです。

 

課題のある遺伝子Hについて大まかに調べたところで、NCBIから調査スタートです。

サイトを確認しながら、ある遺伝子Hがどんな遺伝子か調べながら、途中で系統樹の作成も行いました。

 

画面には動物の写真がでていますが、生物種が学名で出てきますので、調べ中ですね。

 

今回は、自由に生物種を選んで分子系統樹を作成しましたので、こんな感じの系統樹ができました。

 

さらに、ある遺伝子Hから得られる転写産物の立体構造をRasMolを使って、グラフィカルに表示しました。

色で表示する部分は自由に色を考えてもらいました。

 

2年生のみなさん、コンピュータを使っての授業はいかがでしたか。

 

慣れないコンピュータの作業と英語のサイトばかりで少し大変だっと思いますが、

データベースという形でいろいろな生物情報が蓄えられていることも覚えておいてくださいね。

 

お疲れさまでした。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信 No.2990「微生物学実習・腸内細菌の同定2」

1年生の微生物学実習で、腸内細菌の同定を行いました。

 

BTB乳糖寒天培地、DHL寒天培地、SS寒天培地へ未知検体を培養しました。

菌の種類によって培地の色の変化が違います。

 

BTB乳糖寒天培地は、乳糖分解菌と乳糖非分解菌が区別できます。

乳糖を分解すると酸が産生されるので、培地が緑から黄色へ変化します。

 

分解できないと代わりにペプトンを分解して、

アンモニアを産生するので、青色に変化します。

 

SS培地は選択培地で、サルモネラ属菌と赤痢菌の検索用培地です。

 

DHL培地も選択培地で、

腸内細菌科の乳糖・白糖分解菌と非分解菌を、区別することが出来ます。

 

SS、DHLでは硫化水素産生菌を判別することもでき、

硫化鉄を形成すると黒色コロニーが見られます。

 

観察後はBTB培地から斜面培地へ植菌します。

 

37℃ふ卵器で培養します。

 

斜面培地へ植菌した同じ菌をスライドグラスへ釣菌し、

 

グラム染色します。

 

顕微鏡で観察して、グラム陰性桿菌であることを確認します。

 

腸内細菌はグラム陰性桿菌、

通性嫌気性菌、

ブドウ糖を発酵的に分解する、

硝酸塩を亜硝酸塩に還元する、

チトクローム・オキシダーゼ反応が陰性、

普通寒天培地によく発育するという性状を備えています。

 

今回の培地3つでかなり絞られたと思います。

次は確認培地を使って培養します。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2988「化学実習7」

みなさん、こんにちは。

 

今回の1年生の化学実習は、2回ある酵素の実習の1回目です。

 

2回とも酵素の活性の測定を行いますが、

1回目は初速度測定法で酵素活性を測定しました。

 

酵素は、触媒作用をもつタンパク質です。

その酵素のもつ触媒作用を初速度測定法で定量的に測定しました。

 

測定の準備ができると、あとは機器で測定となりますので、あまり実習をしてる感じはありません。

 

できたグラフから前回の経験を活かして、酵素活性を求めました。

 

2種類の希釈倍率の異なる酵素で行いましたが、わかりやすいグラフから酵素活性を求めました。

 

1年生のみなさん、

2回目の酵素活性の測定の伏線的なこともありましたが、わかりましたか。

 

2回目の酵素の実習では、みなさんで実習を行います。

しっかり頑張っていきましょう。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信 No.2987「微生物学実習・初代培養3」

1年生の微生物学実習で初代培養を行いました。

 

細胞を一週間培養し、マウスアデノウイルスを感染させました。

 

さらに1週間培養し、細胞変性効果(CPE)を倒立顕微鏡で観察しました。

 

感染前は全面にのびていた細胞が。。。

 

円形化したり、膨化したり細胞が変性しています。

 

ウイルス濃度が高いウエルでは細胞間に隙間が空き、変性して丸くなっていました。

 

ウイルスは小さいので直接観察することはできません。

細胞に感染させることで、その存在を知ることができます。

 

今年度は細胞がとてもよい状態で培養できましたので、

細胞変性効果がわかりやすく、観察できました。

 

↓↓クリックお願いします